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ワンクッション
これは、TOKYOMER のBL小説です。
喜多見×音羽です。
結構下品です。
両片思い
R18
hnnm、nmmn注意⚠️
それでもよければお進みください。
銭湯で石鹸を落としてしまった。
昼頃に、スタッフルームに警報が鳴った。
水災害で、土砂降りで雨具を着ていても、濡れるくらいの雨だった。
土砂崩れが起き、それに巻き込まれた車が沢山あり、それの救助や、手当を手伝った。
昼からあんなに降ることはそうそうなく、特別な体験をしたようだった。
足元が不安定で、長靴のなかはびしゃびしゃ。
靴下もびちょびちょで、とても歩きにくかった。
思ったより、被害者が多く終わったのは夜の7ぐらいだった。
濡れた靴下のまま、厚生労働省に戻るのも無理だし、どうせなら、スーパー銭湯へ男性陣だけで行こうとなった。
「いや〜喜多見チーフ相変わらず良い体してますね〜!俺も見習いたいっすよ〜」
「ほんとにそうですよ〜私なんか一生喜多見チーフみたいになれませんね!笑笑」
「とんでもない!俺は四六時中筋トレしてたらこうなっただけですから笑笑」
と、上半身を脱いだ喜多見とロッカーの中に荷物を置いている徳丸と冬木の会話と、ドライヤーの音が聞こえてくる音羽。
時間も時間で結構混んでいたが、奇跡的に四つ横並びでロッカーが空いていたため、1番左側が音羽。左から2番目が喜多見。左から3番目が徳丸。1番右側が冬木となった。
「徳丸くんも良い体してるじゃないですか!」
「喜多見チーフと比べたら俺なんかちっぽけっすよ〜」
音羽は話している喜多見と徳丸から、ある程度距離をとって、服を脱いだ。
上半身だけ脱いだ状態でずっといるのは時間が勿体無いので、下も脱ぎはじめた。
「いや喜多見チーフの喜多見チーフ、デカ!?さすが身長高いだけあるっすね〜、」
「えっ?いや、お下品ですよ!」
「確かにそうかもしれませんが、喜多見チーフの言う通りお下品ですよ!こんな公共の場で!」
冬木のいつもの余計な一言付きの徳丸爆弾発言。
音羽は、「思春期かよ、」と思いながら着々と腰にタオルを巻いていく。
「えっ、音羽先生早すぎ!音羽先生も思った以上に良い体じゃないっすか!」
「確かにそうですね!音羽先生めっちゃ着痩せしますね〜」
徳丸と喜多見にバレてしまった。
さっさとバレずに入って着々と出ようと思っていたが。
「はぁ〜、バレたくなかったのに、」
「え、音羽先生今なんて言いました?」
「せっかくみんなでお風呂なんすから、楽しみましょうよ!」
「そうですよ!音羽先生!」
呆れながらも、そさくさと浴場へ入る。
浴場入り口のすぐ近くに、タオル置き専用の棚があったのでそこにタオルを置いておく。
「あっ、音羽先生早い!俺も行きます!」
腰にタオルを巻きながらついてくる喜多見。
そのあとについてくる冬木、徳丸。
まるで親アヒルについてくるヒヨコみたいだ。
浴場に入ると、掛け湯をし、洗い場へ行く。
流石に、四つ連続で空いていなかったので、2対2で分かれることにした。
冬木と徳丸。喜多見と音羽で分かれた。
音羽は先に頭に付けている取れかけの洗髪料を洗い落とし、myシャンプーで入念に泡立て、頭皮もよく洗い、洗い流した。
音羽は、銭湯のシャンプーや石鹸を使うのが苦手で、いつも持参していた。
「音羽先生は持参する派なんですね。いちいち持ってくるのめんどくさくないですか?」
「公共の場のものはあまり使いたくないので。」
「音羽先生らしいですね笑」
「…」
my石鹸を取り出し、手のひらでよく泡立たせ元に戻そうとした次の瞬間。
石鹸を落としてしまった。
咄嗟に拾い上げ、誰か見ていないか確認するが、喜多見がガッツリと見ていた。
目が合ってしまいとても気まずい。
すぐに目線を逸らし、体を洗い、流した。
この後、石鹸を落としてしまったことと、落とした後喜多見と目が合ったことしか、考えられず、せっかくの銭湯に集中できなかった。
湯船から上がり、浴場を出た。
腰に巻いていたタオルを取り、絞る。
もちろん、喜多見と徳丸と冬木に背中を向け。
タオルを手に取り、体を拭き、腰に再びタオルを巻いた。
自分のロッカーの前まで行き、下着を履き、着る物が家に無かったので、MERのスクラブを着てドライヤーで髪を乾かした。
音羽が一番乗りで終わり、まだ終わってない人たちを待っていた。
そこから、みんな終わり各自家に帰るが、冬木の車に乗せてきてもらっていたため、一人一人送ってもらうことにした。
喜多見と音羽はまだやることがあったので、海浜病院まで送ってもらった。
スタッフルームに入った瞬間。
「音羽先生。さっきの石鹸落としたのってわざとですか?」
「えっ、?」
「わざとじゃないならただの勘違いです。すみません。」
「…わざと…です」
「!良いんですか?音羽先生」
「どうぞ。」
「遠慮なく。」
喜多見は音羽に覆い被さった。
END.