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fwak
fw視点
あれから数週間後、だいたい収まったらしく、俺はホストクラブにきていた
「お疲れ様です…その、すいませんでした!!」
{おー、湊!そんな頭を下げるな…別に気にしてねぇよ}
「…お詫びといっては何ですが、これを…」
俺は手土産にもってきていたチョコレートを出した
{これ高いやつじゃないか!?いいのか?}
「気にしないでください、お礼なんで、あ!指名はいったんでいってきま~す!」
{お、おう}
別に解決したわけではないが、警察からはまだこれから見る、とだけ言われたらしい
オーナーからは、帰りとか暗いし、何かあったら大変だし…ということで家まで送ってくれるとも提案してくれたけど、俺は断り、その代わり、あきながきてくれることになった
ほんとは夜遅くに一人でこさせたくないんだけど…ろふまおのみんなや、ロレや葛葉も暇があれば一緒にきてくれるとのことだったので安心だ
ak視点
<あの…ちょっといいかな?>
夜の10時頃、俺はふわっちの迎えのためにホストクラブへ向かっていた
…が、なぜか警察に話しかけられた
『え、はい…』
<えっと…何歳ですか?>
あ…これはもしかして…
『…20歳です』
<あ、そうでしたか、暗いのでお気をつけて>
『ありがとうございます…』
俺の隣を通りすぎる警察さん
絶対子供と間違えられたじゃん…最悪だ…
ホストクラブへの曲がり角を曲がり、自販機の横に腰を下ろす
しばらく待っておかないといけない
一応ふわっちにはついたよ、とだけLINEしといた
スマホゲームをして待ってると、とある女の人が話しかけてきた
〈ねぇ、あんた、ここのボーイかなんか?〉
『…お、俺?』
〈そうよ〉
『いや、そんなんじゃないですけど』
その女の人はそれを聞くなり、俺の顔を覗き込むように見つめてきた
『えと…』
〈やっぱり!この前外でオーナーと話してた子ね!〉
それを聞いた瞬間、思い出した
『あ、あの時の…』
そのとき、クラブから誰かがでてきた
「あきなー!おまた…せ…ぇ…?」
『あ、ふわっち』
〈湊…って、この子があきな?〉
〈本当にごめんなさい!!〉
「いやいや、説明できてなかった俺も悪いし…」
何この場面、俺はどうすればいいの?
「もしよければまたきてよ!そんときはいっぱい話そうね?」
業務用のスマイルを見せているふわっち
『…こわ』ボソッ
「ん?」
俺の方に向けられた顔には思い切り怒りがこもってた
『な、なんもない…俺公園で遊んでくる!』
ガシッ
「なーに逃げようとしてんの?さっきの発言取り消して」
逃げようとすると首もとを引っ張られた
『…姫の前ですよー』
「あ、ご、ごめん姫!こんなとこ見せちゃって~…」
はっとした表情を見せてから俺をゆっくりおろし、焦ったようにいった
〈あ、いや、そんなとこもあるんだなって、なんか二人っていいわね!〉
「別になかいい訳じゃないから!というか夜遅いし帰りな?危ないよ?」
〈それもそうね、誤解してごめんなさい、そしてありがとう〉
「こっちこそごめんね、気をつけて」
2人で女の人が去っていくのを見てから、そして、女の人が見えなくなると同時にふわっちは俺のことを叱った
「お前なぁ!ああいうことは黙っとけよ!」
『事実じゃん…』
「それでも仕事中!忘れるとこだったろ」
『いいじゃん、ああいうところは見せた方がいいよ』
「あのなぁ…」
『というか帰ろ!アイスかいたーい!』
「それお金出すの俺なんだけど?」
『知ってる?お菓子とかって人のお金で食べるのが一番美味しいんだよ?』
「最低だな」
『君よりかはましじゃない?』
「ほんとに天使なんだよな?性格悪いのに」
『性格悪いから天使とか悪魔とか決めつけるのよくないよー』
「世の中の天使が全員こんな口悪かったら神様も大変だな」
『いい子もいるもん』
「じゃああきなは悪い方か」
『いや、いいこ』
「無理がある」
ときどき毒を吐いてくるふわっちとのやり取りは俺にとっては楽しいものだった
俺は安心してたんだと思う、このままずっと一緒にいれるって、
使命を忘れてしまうぐらい
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