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ミクミクビー厶
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#ぷちひなフレンズ
米好き
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Scene.1:深夜のお粥作りと、離れない手問のアパートのキッチン。
深夜1時をまわった頃、
換気扇の微かな音だけが響く静かな空間で、
言は小さな鍋を火にかけていた。
言「……ほんと、
冷蔵庫を開ければプリンと麦茶しかないし、
食材もまともに入ってないし……。
一人暮らし歴が長いのに、
どうしてこうなのよ」
ぶつぶつと小さく小言をこぼしながらも、
言の手つきは非常に手慣れていた。
卵と鶏ガラスープ、そして少々のお塩で、
体調を崩した胃に優しいお粥をと煮込んでく。
料理が完成し、お椀によそってから、
言はそっとベッドルームへと戻った。
言「お待たせ。お粥作ったから、
少しだけでも……って、寝てる?」
ベッドを覗き込むと、
問はすっかり眠っている……ように見えたが、
言が近づいた瞬間にふと目を覚ました。
そして、ぼんやりとした目で言を見上げると、
か細い声で呟いた。
問「……言……? どこ行ってたの……」
言「どこって、
キッチンでお粥作ってたでしょ。
起きて、少し食べないと薬飲めないから」
体を起こそうとする問だったが、
38度の熱で体力が奪われているのか、
ふらついてうまく起き上がれない。
仕方なく、言はお盆をサイドテーブルに置き、
問の背中にそっと手を回して
上体を起こしてやった。
言「ほら、しっかりして。
……熱、まだ全然下がってないじゃない」
問「んー……。言がいないと、
なんか寒くて……」
言「布団をちゃんとかぶってないからでしょ!
ほら、あーんして、お粥だから」
お椀からレンゲですくった温かいお粥を
ふーふー息で冷まし、問の口元へと差し出す。
問は素直にそれをパクッと口に含み、
ゆっくりと咀嚼した。
問「……おいしい。言の味だぁ」
言「当たり前でしょ。早く食べて、 薬飲むよ」
口ではそう言いながらも、
美味しそうに食べてくれる姿に、
言の心の棘はすっかり丸くなっていた。
Scene.2:熱に浮かされた本音
半分ほどお粥を食べ終えたところで、
問は「もうお腹いっぱい……」
と首を横に振った。
言はお椀をサイドテーブルに戻し、
すぐに水と解熱剤の錠剤を差し出す。
言「はい、お薬。ちゃんと飲んで、
また横になって」
薬を飲み終えた問は、
再びふかふかの枕に頭を沈めた。
しかし、今度は先ほどよりも少し呼吸が荒く、
顔をしかめている。
熱のピークがまだ続いているらしい。
言「まだ体しんどい……?」
冷たく濡らしたタオルをもう一度折りたたみ、
問の額に優しく乗せる。
そのひんやりとした感触に、
問は心地よさそうに小さく息を吐いた。
問「……ねぇ、言」
言「なに? まだ起きてないで、早く寝なよ」
問「いつも僕の面倒見てくれて、 ありがとね」
急に真面目なトーンでそんなことを言われ、
言は心臓を跳ねさせられた。
いつもはマイペースで、
からかってばかりの兄が、
弱っている時に見せるまっすぐな言葉。
それが、言の胸をひそかに突撃する。
言「……急に何言ってるの。
好きで面倒見てるわけじゃないでしょ。
手がかかるから、仕方なく……」
問「わかってるよ。言が優しいから、
甘えちゃうんだよねぇ……」
そう言うと、
問はベッドの端に座っていた言の袖を、
ギュッと力なく、しかししっかりと掴んだ。
問「……ずっと、このままでいてよ。
僕のそばにさ」
言「っ……!」
言の耳たぶから首筋まで、
一気に熱が駆け上がった。
心臓がバクバクとうるさく鳴る。
普段なら
「なに恥ずかしいこと言ってるの!」
と一喝するところなのに、
この状況でそんなセリフを言われては、
反論する気力もすべて吹き飛んでしまう。
言「……ばかじゃないの。
そんなこと言わなくても、
倒れたときは飛んでくるっての……」
小声でそう呟くと、
問は安心したようにふにゃっと微笑み、
そのままゆっくりと目を閉じて、
深い眠りに落ちていった。
Scene.3:朝の光と、変わらない日常
翌朝、午前7時過ぎ。
カーテンの隙間から差し込む朝の光が、
部屋全体を包み込んでいた。
ベッドの脇の椅子に座ったまま、
いつの間にか寝落ちしてしまっていた言は、
首をこわばらせながら目を覚ました。
言「ん……っ……いてて、首が……」
体を起こして隣を見ると、そこにいたのは、
問「ん〜……おはよ、言……」
すっかり熱が下がったのか、
昨夜の苦しそうな表情が嘘のように消え、
いつものマイペースでふわふわした笑顔を
浮かべる問の姿があった。
言「……熱はもう測ったの?
体のだるさはどう!?」
慌てて問の熱を確認する言。
平熱に戻っているのを確認し 、
言は心の底からホッと息を吐き出した。、
言「……よかった。もう平熱だ……」
問「うん、言が看病してくれたおかげで
すっかり治った気がする!
おはよ、言、今日もかっこいいよ〜」
言「朝から調子のいいこと言わないの!
……っ、本当に、
昨日どれだけ心配したと思ってんの?
もう知らないからね?」
すっかり元通りになった兄の姿に、
安心感と呆れが同時に押し寄せてきて、
言はバタバタとベッドから立ち上がった。
キッチンへ向かい、 白湯を 一杯用意し、
問に突きつける。
言「ほら、水分補給!
今日はQuizKnockの撮影、
僕が代わりに連絡入れておくから、
一日家で大人しくしてて!」
問「え〜、でも今日の撮影、言と一緒に…」
言「ダメ! 病み上がりなんだから絶対安静!
……本当に手がかかるんだから……!」
文句を言いながらも、
言は自分のバッグから昨日の残りの薬や、
今日用のゼリー飲料をテーブルに並べていく。
玄関を出る直前、靴を履きながら、
言はやっぱりいつものセリフを放った。
言「もう二度と、
看病なんてしてあげないんだからね?
次はないから!」
問「はーい、ありがとうね、言。
いってらっしゃい!」
バタン、とドアが閉まる。
一人になった廊下で、
言は自分の赤くなった頬を両手で叩き、
小さく息をついた。
言「……本当に、
調子の狂う兄ちゃんだから……」
そう呟きながらも、
その足取りはどこか軽やかで、
優しい温もりに満ちていた。
コメント
1件
うわっ……もう第6話か!毎回言の内心がめっちゃ丁寧に描かれてて、今回もやられたわ。 熱でデレた問に「ずっとそばにいてよ」って言われて真っ赤になる言とか、朝になっても「次はない」って強がってるのに次の準備しちゃってるの、完全に愛されツンデレ妹じゃん……。 看病ものってベタだけど、この距離感と台詞の選び方が絶妙で何度も読み返したくなる。 次も楽しみにしてる🔥