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{龍水×羽京}秘密の航路

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{龍水×羽京}秘密の航路

2 - 第2話 寄り添う温もり

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2025年08月19日

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【第2話】寄り添う温もり


龍水の大きな手に包まれたまま、羽京は少しだけ視線を落とした。

「……龍水って、ほんと真っ直ぐだよね」


「無論だとも!大海原を進む船のごとく、我が心は揺るがん!」

豪快に笑うその横顔に、羽京は思わず口元を緩めてしまう。


いつもは人を射抜くほど鋭い瞳なのに、今はただ、安心感しかなかった。


「……なんか、不思議だね」

「何がだ?」

「龍水のそばにいると……警戒心が抜けちゃう。気を張らなくても大丈夫だって、思えるんだ」


龍水は一瞬黙り、焚き火の明かりに照らされた羽京を見つめる。

そして、ふっと優しく微笑んだ。


「羽京。貴様はすでに十分強い。だが……強さの中に安らぎを求めてもよいのだ」

そう言って、彼は羽京の肩をぐっと引き寄せた。


不意の温もりに、羽京の心臓が跳ねる。

けれど、嫌ではなかった。むしろ、安心感に包まれて胸が熱くなる。


「……龍水」

「ん?」

「少しだけ、このまま……いい?」


「フハハ!望むところだ!」

龍水は誇らしげに笑い、羽京の頭を自分の肩に預けさせた。


夜風が吹き、焚き火の炎が揺れる。

その音に混じって、羽京の小さな安堵の吐息が龍水の胸元に落ちた。


豪快な海の男と、静かな弓の使い手。

まるで正反対の二人の時間は、確かにやさしく、甘く流れていた。

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