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コメント
2件
ついに出してくださったんですね!とても楽しみにしていました!天使のkrさん可愛すぎません?pnさんが終始困惑してるのも好きです
第1話お疲れさまです!天使パロ、設定がしっかりしててめちゃくちゃ面白かったです✨クロノアの「あなたを幸せにしに来ました」って導入からワクワクしたし、不運なぺいんとさんに居候することになる流れ、すごく自然で引き込まれました。特にラストの「呼び捨てで好きに呼んでください」のお願い、ほっこりした…!クロノアのほんわかした感じと、ぺいんとさんの困惑のバランスが絶妙で、続きが気になります。次話も楽しみにしてます!🔥
以前お絵描き帳でアンケートをとった天使パロです。最終2/2の同票になってしまったので結局pnkrでえがくことにしました。
アンケートにご協力いただいた皆さま誠にありがとうございます!
キャプションをお読みの上、ご覧ください。pnkr
krさんが自称天使の人外で両性具有、人間界のアダルトな知識に疎い。
今回は説明と導入回です。
「あなたを幸せにしに来ました」
家を訪ねるなりそう言った子は、本物でした。
「だから、私は、天使で」
「わかっ…た、分ったから」
ちょっと待って、状況を整理させてくれ。
急に家を訪ねてきた、今目の前にいるのが、天使?
そりゃあ、立派な羽も見えてるし、綺麗な顔してるけど、いや、でも、ええ?
「…何しにウチに…?」
「だから、あなたを、幸せにしにきたんです!」
俺が何度も聞き返してるせいで、少々機嫌が悪くなり始めてる自称天使さま。
オートロックのマンションなのに、玄関前のチャイムが鳴って、おかしいなと思いながらも玄関を開けたらこの子が立っていて、『あなたを幸せにしに来ました』とそう言われてぽかんとしてしまった俺は、なんだか血迷って、取り敢えずどうぞ…、と家に上げて、現在。なかなか状況を飲み込まない俺に、外では目立つから仕舞っていたんだけど…、と言いながらリングと羽を見せられて、流石に信じた。けど、ここにきた理由がいまいち理解できない。俺は神様を信仰していた覚えもないし、まさか死んだ?お迎え?
「ぺいんとさん、ですよね?」
「へ、」
「違った?」
「いや、合ってます…けど」
だよね?と一人で納得したらしい天使さまは、もう一回だけ、きっちり説明するからちゃんと聞いてねと一言置いて、俺の顔を改めてじっと見た。
「俺は天使で、あまりにも不運で可哀想なぺいんとさんを幸せにするために、ここに来たんです」
丁寧になんかちょっと傷つくこと言われた気がするけど、俺が何か言える雰囲気ではなく、それでね、と続ける天使さまの言葉の続きを待つ。
「その『ぺいんとさんを幸せにする方法』はいくつかあるんだけどー…、」
天使さまが教えてくれた方法というものは、まず、そもそも天使さまは居るだけで周囲に幸福をもたらすことが出来るので、特に何もしない。らしい。ただ俺のそばにしばらく居る必要はあるそうで、この家に居候することになるけれど、天使さまは食事も摂らないし、睡眠も基本的には摂らないから特に俺の生活は今までと変わらないはずで、時々水を飲むことはあるそうだけど、水道水は水じゃないらしい。
「…、」
「ここまでは、わかった?」
「…ハイ」
「じゃあ次になんだけど、」
「まだあるの、」
「幸せにする方法の二つ目なんですけど、」
ぺいんとさんの願い事を叶えてあげるっていう方法なんだけど…と続けた天使さまは、そのまま叶えられる願いごとについての条件を提示した。
「願いごとを叶えるって言っても、俺にもできることとできないことがありまして。死人を取り戻すとか、お金が欲しい、とかそういうのはできない訳です」
「お金が欲しいっていうのもダメなんだ?」
「うん、まあ、俺たちから見ればただの紙切れだけど、人間同士の文化では、無闇にやると罪になりかねないから…」
「…なるほど?」
「例えばお金が欲しい、って願いを叶えるとしたら俺はお金を目の前に積んであげられるけど、人間の間では、お金を手に入れるためには、理由と方法が必要でしょ?でも俺にはそこまでの事は、難しいので」
ちょっと回りくどい言い方をされたけれど、つまり紙幣だとか硬貨は作り出せても、どうやって稼いだのか、どうして持っているのかっていう辻褄合わせについては天使さまは干渉しない、ということらしい。まあ確かに理解できなくもない理由だ。物語の中でもよくある話、天使さまたちは人間の常識なんてものは持ち合わせていないってことなんだろう。
「それで、ぺいんとさんの願いごとがあれば教えて欲しいんですけど」
ある?と首を傾げる天使さま。願いごとらしい願いごとがすぐには思いつかなくて、今はないですと答えれば、天使さまは、それじゃあ思いついたらまた教えてください。と頷いた。
「それじゃあ、しばらくお世話になります」
「…こちらこそ…………?」
✢︎✢︎✢︎
「…、」
「……」
「…、」
「………なんですか?」
「いや…」
状況も理由も説明してもらった上で一度納得したとは言え、家の中に天使がいる…という状況にそう簡単に慣れるはずもなく、俺が最初に案内したソファに座ったまま外を眺めたり部屋を見回したりしている天使さまをついチラチラと見てしまう。天使さまは何度か、お邪魔ですか?と俺を気遣って声を掛けてくれるけれど、正直、邪魔というより天使さまが気になって仕方ない、…というか。なんというか。
汚れ一つない綺麗な白色をベースに、金色のラインがあしらわれたローブを身に纏った天使さまは、想像上にあるイメージを損なわない白髪で、指通りが良さそうで柔らかい印象を受ける。垂れた目じりと、髪と同じ色のまつ毛に縁取られた淡いグリーンの瞳はキラキラと反射する光を称えて、白い肌によく映えて見える。景色はどう見ても俺の普段と変わらない部屋なのに、天使さまが居るだけでそのために用意された空間のような気さえした。
「…、…天使さま、あの」
「?」
「名前、とか…」
「ああ、申し遅れました。クロノア、です」
「クロノア…」
そうです。覚えやすいでしょ?と言った天使さま曰く、なまえ自体はいくつかあるらしい。けれどそのどれも全て、偽名という概念ではなく、ひとつの自分の名前なのだとか。ひとつの名前を多くの言語に言い換えている感覚なのだそう。
天使さまは、クロノアでも、天使でも、好きに呼んでくださいと言って、にこりと天使らしく笑った。
それを見てふと思いついた願いごとに俺は数秒後頭を抱えながら、俺のことも呼び捨てとかで好きに呼んでください……。と答えた。
m!ki
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