一緒に居ると心地が良い人
自分もそうなら相手もそう思っている
勝手に勘違いしていた、していたかった
青「ないことおるとさぁ」
青「なんか気持ちが楽になるんよ」
桃「そうなん?」
桃「嬉しいわぁ」
お互いに支え合える関係
触れ合える関係になりたいと思っていた
青「ないこぉ?」
桃「んー?」
青「好きだよ/」
マンガみたいに関係が進んで欲しかった
桃「、え…、、」
君の引いた顔が頭から離れない
嫌いな人と話すかのように苦笑いをしている君が
青「…、っ…w嘘に決まってんじゃん」
桃「…だよね…w」
青「今日はもう、帰るね」
桃「そ…、きをつけてね」
青「うん」
泣かないように
まだ、家を出るまでは
本当の事を悟られないように
君が分かっていたとしても
青「じゃ、またね…」
そとに出るまでは
桃「…っまろ」
青「どした…、?」
桃「、あの、そ、の…っ」
言わないでよ、言ったらだめだよ
それは
桃「…ご、めん、」
青「…なんのこと?」
青「やめ、て…よ」
こんな帰り方したくなかった
急いで玄関を飛び出る
彼が傷つくなんて分かっていたけど
後ろを振り向かないように
自分の心の内を見せないように
青「っぁ、…ぅ”、っえ…ひぅ”…っ」
路地裏で1人服を濡らす
袖についた水が跡を残す
それでもとまってくれない
今日までの気持ちを全て流すように
明日から新しくなるように
ゲイを隠すことはそう難しくない
だけど、近くに好意を寄せている相手がいるのは別
ある企画の時に女装が趣味のメンバーがいたらどう反応するかというもの
皆がカメラの前で取り繕っていた中、受け入れきれない人がいた
素直な人だから、仕方ない
それでも、諦めれなかった
いつも以上の関係になりたい
特別な人になりたい
願わずにはいられなかった
それとこれは別だから、ずっと頭で繰り返していた
青「、っむかえに…きてッよ」
青「ッだいすき、だよっ…て…、ぃ”いにきて、よ…ッ」
身体から出てくる水と力無く吐き出す声
寒く暗い夜に呑まれていく
誰にも聞こえずに
誰にも触れられずに
現実は都合よく動かない
自分から動かないと消えてしまう
自分から動きすぎると傷ついてしまう
考えすぎてしまう自分に腹が立つ
青「…っ…、」
鼻水をすすりながらあるところに行く
家になんて帰りたくない
1人で居たくない
止まってインターホンを押す
水「はーい?」
青「おじゃましまーす」
水「ふぁ!?」
許可も無しに中に入って座る
水「急になに!?」
青「…別に」
青「どーせ暇だろ」
水「暇じゃないんですけど!!?」
青「飲むぞ」
水「お酒な」
青「買ってきたから」
水「…てか酒飲んでるでしょ」
青「おん」
水「じゃあべつn」
青「黙れ座れ飲め」
嫌々座って飲み始める
水「で、どうしたの」
青「別に、」
水「上司に怒られたとか…?」
青「そんなんじゃねぇ」
水「…部下がうざいとか」
青「そんなんじゃ…、まぁ、そうだな…」
水「どんな人??」
青「ネット上でゆるふわショタボ男子とか言ってる酒全然飲まねえやつ」
水「、僕やんけ!!!」
青「…んひッw」
水「んー、恋愛系とか…?」
青「……、」
水「がち!?」
水「いふくん女いたんだ…」
青「…振られた」
水「んぇっ!!?」
思わず吹き出しそうになっている彼
無神経のようなところが俺の心を楽にしてくれる
青「…さっき、ふられたんだぁ…」
水「……そっか、」
水「辛いね、」
ずっと欲しかった言葉
もう一度思い出してしまって目の前がぼやける
そんな俺を見ていなかったように目を逸らしている
そんな横顔がきれいと思えた
まだ、一口も飲んでいない缶に口をつける
店に売っていた一番強いもの
夢の中でありたいがために自分の為に買った
一口で、今の俺なら気持ちよくなれるはず
青「…っ…ぅ”、ぇ…」
激しい目眩と頭痛で横に倒れる
水「…いふくん?」
水「ぇ、ま、だいじょうぶ??」
水「っ、みず…」
台所に水を取りに行こうとする
優しいなぁ、あの人みたいに
俺の手は彼の服を引っ張っていた
水「い、ふくん…?」
水「僕、水取りに行くよ」
水「あ、もしかして吐きそうとか?待ってて、」
青「…、っいかないでよ、」
青「わかってるから…、」
水「へ…?なに、?」
青「、ないこ…」
水「…、…僕、ないちゃんじゃ」
俺が好きな人を見間違えるわけがない
最愛の人を
青「っ、…だから、そんなかお」
青「、しないで…」
路地裏の独り言のように弱く力無い声
水「…いふくん、…」
水「もう、寝な…、?」
水「ベット、貸してあげるから」
もう、迷惑はかけれない
肩を貸して貰ってベットに横になる
水「…明日、話聞くから」
水「おやすみ…」
彼の服から手は放せない
独りになりたくなくてここに来たのに
寝たくないから来たのに
青「まって…、」
青「むりやから」
青「、ひとりにせんとって…、」
水「…いっしょに寝るってこと…?」
青「…いやなん…?、」
水「だって、狭いし…」
青「おれがゲイだから…、そうでしょ…」
青「きもちわるい…もんね…、そうだよn」
水「ちょっ、聞いて」
水「そんなん思ってないから」
青「このきもちをうめたいの」
青「だれでもいいから、…おねがい…」
誰でもいいから、俺の心を埋めてよ
今日だけだから
水「…誰でも良いなら街でも歩いてきなよ」
水「いくらでもいるでしょ、」
青「…、ごめん」
青「おまえ、…ほとけがいいの」
青「ほとけじゃないとだめだから、おねがい…、」
彼は俺の左頬に口付けをした
水「言っとくけど、今日だけだからね」
青「…んっ…、ぅ…/」
青「、ッぅ”…ん…、/ん…、ぇ”っ、♡」
銀色の糸をつたって光る2人の舌
繋いでいる両手はばらばらに入り組んでいる
恋人のように
青「っ…/ほしいから…/」
水「…なにを?♡」
青「…いじわる…/」
水「…僕優しいから、たくさんあげるね♡」
首筋、肩、胸、お腹と下に降りていく
紅く跡が付いていく
水「やっぱ、身体きれいだよ」
青「、ぇ”あ…ッ/」
水「白いからはっきりと分かっちゃう」
胸の突起を甘噛みされて痛いような、むず痒いような
お腹をなぞられる手に心臓が破裂しそうになる
下腹部の奥がずっと何かを求めている
青「ぅ”…、/ちが…う、/」
青「…おくに、ほしいっ…/」
下を脱がされて
触れてほしいところを通り抜ける
太ももの内側に柔らかく
水「…とろとろだもんね♡」
イきたくても、イけなくて
もっと刺激を求めている
青「っ…はやく♡、…」
思わず泣きそうになる
届くのに、届かない思いが
ずっと埋まってくれなくて
俺には強く手を握ることしか出来ない
水「っ、wごめんって♡」
ゆっくりナカに入っていく
青「ッ…ぁ”、♡や、ばっ…♡」
青「っ…む”、ぃ…っ♡♡」
急に速くなってイってしまう
白濁液が彼のお腹へと飛び散る
不敵な笑みを浮かばせ奥へと
青「ぉ”ッ♡♡…」
青「ま、…っれ♡、もぅ、しんじゃうっ…♡」
青「ッ…─ぁ”♡♡…/」
ずっと埋まって欲しかった
ナカがきゅうっとなってしまう
水「っ…、きつ♡」
水「、いふくんこっち見て?」
心臓が破裂しそうに速くなる
彼は決して俺の目を逸らさない
水「落ち着いて…」
水「…、吸って、…吐いて…」
身体が少し痙攣しているのに加えて
頭がふわふわするくらい気持ち良い
青「っ、はぁ…っ♡」
青「もっと、…もっと♡/」
自分から腰を動かす
良いところにあたってほしくて
もっと狂わしてほしくて
水「、動きすぎ…♡」
青「、ふ…ぁ”っ…♡」
触れ合う水音が響く
青「ぅ”あっ♡♡…らめっ♡」
青「ぃ”くっ…♡♡」
青「ぅえ”っ…♡♡いけなっ…♡♡」
青「やらっ♡…、もっと♡♡」
青「ぉ”ッ♡♡♡…、っ♡♡」
ごめんな
本心じゃなくて
良いように使って
でも、嘘じゃないから
青「っほろけぇっ…♡?」
水「、なに?」
青「、っ…だいすき♡」
優しく微笑む彼は、今日見たあの人のように
頭から離れられなかった
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