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「もっと 自分を大切にしなよ」
..:。:.::.*゜:.
誰だっけ?あたしにそう言った彼は・・・・
そう・・・・
あれは、中学2年の時、初めて男の人に抱かれたあの夏・・・・
自分を大切にするって・・・・・・
どんなふうに?・・・・・・
..:。:.::.*゜:.
はじめて、麻美の家に遊びにいってから、2年が過ぎた
あたしと麻美は中学2年になっていた、今はけだるい夏休みの午後・・・あたしはほとんど、麻美の家に入り浸っていた
麻美のお母さんは水商売をしていて、夜はほとんど家にいなかった、学園長には麻美が夜、家に一人いてかわいそうだから、週末には泊まりに行って、勉強すると言った
学園長は慈悲深い人だった、その頃の学園はあたしよりも、小さい子供が入居してきて、忙しい学園の先生達に代わって、あたし達はその子達の面倒を一日中見ないといけなかった、まだ幼くて親から引き離された子供達は、ほんの小さなことでも、心細くなって、ビービーよく泣いた
あたしはその泣き声が何より煩わしかった、学園にはあたしの心休まる場所はなかった
学園長の教えの(助け合い 支えあい 本当の家族のように)の精神は、その頃のあたしには少々重荷になっていた
小さい子の食事の世話をするよりも、今は唯一できた友達、麻美といたかった・・・・・
セックスをしたことがあると言う麻美は、それからそのことは、あたしに一言もいわなかった・・・・・
だからそれが真実か、どうかはあたしも追及しなかった
一人っ子の麻美は、夜麻美のお母さんが出勤してからは、この散らかり放題荒れ放題の家に、いつも一人っきりだった
「ユカちゃんこれも捨てといて」
うしろで麻美がポテトチップの袋を、あたしに差出しながら言う、今日もゴミ屋敷と化した台所をあたしは我が家のようにかたずけていた
でも不思議と不快感はなく、雑然とちらかったこの家にいるとなぜか落ち着き心地よかった。それはたぶん麻美があたしを、必要としてくれているからだろう
「あ~あ、何か面白いことないかな~??」
最近の麻美の口ぐせだった
「麻美ちゃん、10時からのドラマ見る? 」
あたしは麻美に聞いた、二人で焼きそばUFOを食べてお腹もいっぱいになり、もちろん宿題なんかもする気もなく、テレビは面白くなかった
「そんなことより・・・ジャーン」
麻美は得意げに手を翳しソレをあたしに見せた、新品のローズ・ピンクのスマホだった
「すごい!買ってもらったの?」
麻美は楽しそうに、親指で起用にスマホの画面をいじってた
「ここのマッチングアプリ、面白いんだよ 」
「マッチングアプリ? 」
「ほら 」
麻美は画面を得意げに見せてくれた、小さな画面には、かわいい女の子のイラストが、描かれていた
―いつでも出会える!すぐ会える!―
とキラキラな文字が、目に飛び込んできた
「ユカちゃん、スマホ持ってないから知らないよね、このサイトにアクセスすると、男の人とチャットしたり、しゃべったり出来るんだよ、あたし一人で暇な時よくチャットしてるんだ 」
「知らない男の人と、メッセージのやりとりするの?」
「うん、カメラ通話も出来るよ、イヤなヤツだったら、さっさと通話やめちゃえばいいし、メアドはあっちにわからないからさ!しかも女の子は無料なんだよ、チャットでHしようって言ってくるヤツもいるよ!キモイよね~!もちろんチャットだけで、会ったことないけどね 」
それはウソだと思った、なぜなら麻美はウソをつく時きまって前髪を指でいじる、今は激しく手鏡を見て前髪をいじくっていた
「最近仲良くなった人でさっ、いつでも電話しておいでってライン教えてくれたの 」
スケベそうな顔をして麻美はプププと笑った、ソバカスが鼻一面に広がる、そうこうしているうちに麻美が、スマホで誰かと話しはじめた
「もしもし~?美穂でぇ~す♪」
あたしは緊張して、電話をしている麻美を見つめた、どうやらワンコールで相手は出たらしい、麻美の声はワントーン高くなり、おどろいたことに偽名を使ってる
「え~??18だよ ホント!ホント!ウソじゃないよ~!!え?マジ?キャハハハッ」
なんだかずいぶん楽しそうだ、スマホからかすかに男の人の声が漏れて聞こえる
いったいどんな相手なんだろう・・・・
「うん!そう友達とヒマしてんの、え?二人だよ、そっちは何人?」
あたしは雑誌を読むフリをして、耳だけで麻美の電話の会話を聞いていた。何を話してるのか、気になって仕方がない
こんなに簡単に男性と会話を弾ませてる麻美は、凄いと思った、すごく馴れてる、会ったりしてるんだろうか?いったいスマホの向こうの男の人は、どんな人なんだろう?
「ハイ! ユカちゃん 」
不意に麻美はスマホをあたしに向けた
「お友達にかわってって! 」
「え??あたし??」
そんなこといわれても、何をしゃべったらいいの?第一知らない人だよ!あたしはどうしたらいいか分からず焦った
「 ホラ!はやく! 」
強引に麻美はあたしの耳に画面を押し当てた、スマホを握る手が、じっとり汗ばんでくる・・・・あたしはこのうえなく緊張していた、心臓がドキドキしている・・・・
「も・・・・・もしもし・・・・」
ドキドキ・・・・・
受話器の向こうから、低い男の人の声がした
「初めまして、なんだかずいぶん若い声だね 」
..:。:.::.*゜:.
..:。:.::.*゜:.
「ねぇねぇ、ユカちゃんこの服どう? 」
「うん!似合ってる! 」
あたし達は麻美のお母さんの、部屋のクローゼットを漁っていた。麻美はお母さんの口紅をつけながらあたしに聞いた
「これで18にみえるかなぁ~?ユカちゃんって・・・・ちがうか!礼子だったよね! 」
「うん!絶対「ゆか」って言わないでね!美穂!」
キャハハハとあたし達は笑いあって、はしゃいだ
あの後電話の向こうの男の人は「牟田(むた)さん」と言った、咄嗟にあたしも麻美に見習って、自分の事を「礼子」と名乗った、好きなマンガ家の名前だった
そして二人とも18だと言った、そこで会話は続かなくなって麻美にかわった。すると麻美はこれからその人達を会う約束をしてしまったのだ、むこうも社会人男性2人で、ヒマしているらしく遊ぼうということになった
「うん!分かった!黒のヴェルファイアね大丈夫!駅前の噴水なら近いから!じゃあ1時間後ね!あはははは!絶対行くって!ウソつかないって!じゃーね!」
電話を切った麻美とあたしは興奮した。これから知らない男の人と会う!しかも、自分の名前と年齢を偽って!
なんだか、自分が自分でないような気がした、ありきたりな週末が一点して変わった
「ユカちゃんこれにしなよ!」
麻美が母のクローゼットから出したのは、胸の開いたカットソーだった
「え~??こんなの?大人っぽすぎるよ!」
「大丈夫よ!ユカちゃんあたしより胸あるし」
そして、麻美はピンクのボディコンスーツを選んだ、麻美の母は水商売だけに、かなりの衣装持ちでクローゼットの中は
高級ブランド物も沢山あった。そして麻美のお母さんの服はどれもどぎつい香水の匂いがした
いつもと違う服装・・・・・
いつもとちがう髪型・・・・
麻美のお母さんの化粧品でバッチリメイクして、初めて高いハイヒールを履いた。もちろんこれも麻美の母のものだった
「麻美ちゃん、どうして会う気になったの?」
「こらっ!あたしのことは美穂でしょ!」
「そうだった!ごめん美穂」
待ち合わせの場所、Y駅の噴水前に二人で座って黒いヴェルファイアが来るのを待った
夜なのに駅前は照明が明るく、目の前の大きな仕掛け時計が約束の10時を知らす音楽を鳴らす
こんな夜遅くに外に出るのは初めてだった、そして世間は週末もあって沢山の人が歩いていた、今までのあたしの世界では夜の10時は真夜中だったのに・・・
こんな夜中にあたし達は、遊びに行こうとしている、それはどんなことが待ち受けているのだろう
でも、何があっても麻美となら平気なような気がしていた
そう・・・・
あたしは今一人じゃない・・・・・・
麻美がガムをくちゃくちゃさせて、しゃべりはじめた
「なんかさぁ~しゃべり方が優しそうだったじゃん?牟田さん?っていう人 」
それはあたしも思った
「それにパァッと楽しい事したくなったし、ヘンなことしないって言うし、遊びに連れてってくれるっていうし」
麻美はガムを地面にペッと吐き出し、無表情で言った
「楽しかったら何でもいいんだよ」
その言葉を聞いて、なんだか晩御飯を食べてる時の麻美がイライラしてたのを思い出した
麻美のお母さんは昼間はずっと寝ていて、夜7時ぐらいに化粧と身支度をして仕事に行く
時々一緒にいるあたしにも、おこずかいをくれたりした。あたしは大人にお金をもらうのは初めてで嬉しかったけど、麻美は
「子供には金やってればいいと思ってんじゃねーの?あのクソババァ 」
とボロカスだった
今日あたしが麻美の家に行った時は、もう麻美のお母さんはいなかったけど、なぜか麻美は機嫌が悪かった
もしかするとお母さんと何かあったのかもしれない・・・・・
そんなことを考えていたら、前方でクラクションが鳴った
戦車のような黒い車から背の高い男の人が二人降りてきた、なんか・・・とても大きな車だ・・・護送車みたい
「きた! あれだよ・・・・・」
緊張した麻美の声・・・あたし達はギュッと固く手をにぎりあった・・・
その男の人達は名前を「牟田さん」と「金山さん」と名乗った・・・
..:。:.::.*゜:.
「いや~~~っ!二人ともかわいいね~♪」
助手席からあたし達の座る、後部座席に顔をむけて、金山さんが高いテンションで言った
「またまた~♪そんなうまいこといってぇ~♪」
麻美が猫なで声でぶりっこして言った
「ほ~んとホント!対外が一人は可愛くても、もう一人はブサイクってのがマッチングの基本なんだけど」
「二人とも可愛いのって、めったにないよ当たりだなぁ~♪え?つーてもそんなに俺ら、マッチングとかしないけどね 」
「ほんとぉ~???」
「ほぉ~んと!ホント!マッチングアプリ使ったのも、アレが始めてやもんな!」
助手席の金山さんが運転している牟田さんに、同意を求めて言った、牟田さんはクスクス笑ってる
よくしゃべる人だな・・・・・
あたしはその金山さんと麻美が、楽しくおしゃべりするのをドキドキして見ていた
ヘンなの・・・・
いつもなら学園の部屋で、もう寝てる時間なのに、こんなに簡単に知らない男の人の車に乗ってる自分が不思議だった
車なんて乗ったの小学生の時に肺炎にかかって、病院にいく時に学園から、病院までタクシーに乗っただけだった
あの時のタクシーの匂いと座りごこちもまるで違う・・・・・・
何もかもが現実味がない
「ここらへん、もう店閉まってるからミナミでも行って遊ぶ?」
運転してる牟田さんが言った
あ・・・・
今、ルームミラー越しに目があった、心臓がドキドキする
「遊ぶ!遊ぶ~!!連れてって~♪ 」
「おお~!美穂ちゃんノリいいねぇ~♪よぉ~しっ!遊ぶぞぉ~!!」
麻美はこの二人に「美穂」と偽名を使っていた
「そっちの子はおとなしいね、礼子ちゃんだっけ? 」
また牟田さんがミラー越しに、あたしを見て言った、また心臓が跳ね上がる
「そうそう、礼子っておとなしいの、こういうこと馴れてないのよ~♪」
「美穂ちゃんは、馴れてるけどぉ~???」
「いやぁ~だぁ~!!金山さんったらぁ~~~!」
気持ち悪いほど異様にこの二人は、テンションが上がっていた、その二人のを見て笑いながら運転する牟田さんと、ミラー越しにチラチラ目が合う
そう・・・・・あたしは今礼子・・・・歳は18歳
心の中でキャラ設定をする
両親はいて、ごく普通のサラリーマンの家庭の一人っ子・・・彼氏はいなくて、今日は週末にたまたま友達の美穂の家にお泊りにきた
そう・・・・学校は隣町の女子高にしよう、あそこはお嬢様だし、この二人も地元だって言ってたし、私立で有名だから、あたしなんか逆立ちしたって入れやしない、きっと好感度上がるだろう
カーステレオから流れる知らない韓国語のラップ・・・・
来たこともない知らない夜の街・・・・・・・
流れていく街頭・・・・
初めて乗る男の人の助手席・・・・
芳香剤の匂い・・・・・
信号待ちのフロントガラスの、前の横断歩道を渡る人々はあたしたちがついさっき、知り合ったばかりなのを知らない・・・・
そう・・・学園のみんなも・・・学園長も先生も、今あたし達が何をしてるのかも知らない・・
そう思うと、とてつもなく胸がドキドキした
この頃のあたしは・・・・・
何もかもが目新しくて・・・・・
無知で愚かで、とても浅はかだった・・・・・
..:。:.::.*゜:.
夜も遅いミナミの繁華街は、信じられないほど、きらびやかで昼間より明るかった・・・・
華やかなネオン!やかましいほどの音楽!こんなに夜が明るい所があるなんて信じられなかった!
あたしと麻美は今、マッチングアプリで知り合った、二人の男の人達に連れられて、繁華街のゲームセンターで遊んでいた
「キャー!!あたる!あたる! 」
「ほら!そこハンドル右にきって!美穂ちゃん 」
金山さんと麻美がハシャギながらレーシングゲームをしている、それをすぐ後ろで、あたしは笑いながら見ていた
「礼子ちゃん!こっち こっち!」
ふと牟田さんに呼ばれた、そうだ、偽名を使っているので、一瞬誰を呼ばれたのか分からなかった
そう・・・今、あたしは礼子・・・歳は18歳だった
「ずっと 見てるだけならつまらないでしょ、何か好きなのやりなよ 」
やれって言われても、こんな所初めてで・・・遊び方がわからない・・・どうしていいかわかないのにな・・・それにどのゲーム機も、けたたましい音楽を鳴らしてて、夜中にこんな明るくて、やかましい所があるなんて、お金ももってないし・・・・・
でも、金山さんは麻美がやってるゲーム代、全部出してるし、きっと牟田さんもお金出してくれるつもりでいるんだ
「じゃあ・・ これとって!」
「よっしゃ! 」
あたしはUFOキャッチャーの、ちいかわのぬいぐるみを指差した、牟田さんがゲーム機にコインを落とす。暫く、あたし達はUFOキャッチャーに夢中になった
明るい所で初めて、マジマジと彼を見てみる・・・・・
牟田さんは、紺のTシャツに黒ジーパン、髪の毛はサラサラで、茶色く染めていた
キツそうな顔の、金山さんとは対照的で、あたしは彼の方がハンサムだなと感じた
そして、なにより同級生の男の子とはちがう落ち着きがあった、彼は完璧に大人で社会人だった
マッチングアプリなんかしなくても、普通にモテそう・・・普通なら・・・絶対に知り合うことのない男性・・・たとえ道で会って、すれ違っても中学の制服を着てるあたしのことなんか気にもとめないだろう
「やった!とれたぞ!ハイ!礼子ちゃん!」
ニコッと笑って、ぬいぐるみを渡してくれる牟田さんの笑顔がステキで・・・・
あたしの内臓がちょっと激しく動く
トクン・・・・・トクン・・・・
この人・・・・好きかも・・・・
..:。:.::.*゜:.
こんな夜中なのに、営業している喫茶店があるのにも驚いた、牟田さん達はゲーセンでさんざん遊んだ後、雑誌でしか見たことがない「ティラミス」が置いてある、24時間営業の喫茶店に連れて行ってくれた
「おいし~い!!」
「な!イケるだろ?」
実際こんなおいしいケーキも食べたことなかった、あたしと麻美はすっかり舞い上がっていた
驚くほど眩しい店内から、道頓堀川を見渡すとたしかに外は夜だった、いかした音楽が流れるこの店はどこの席も満員で
沢山の外国人、綺麗なスーツを着た水商売風のお姉さんや、ホストのお兄さんが楽しそうにおしゃべりしている、なんて楽しいの
本当にキラキラしていて、こんな世界があったなんて、映画の中にまぎれこんでいるみたいだった、深夜も1時を回った頃、気が緩んだのかあくびが出た
「眠い?」
牟田さんがあたしに聞いた
「 少し 」
「じゃぁ・・・・行く? 」
どこに行くの?
まだ遊びたかった、牟田さんと金山さんが目配せをしている、麻美はそれに気付かずオレンジジュースを飲んでいる、牟田さんが会計を済ませて、外に出るとあたしの肩を抱いてきた
男の人にこういうことをされるのは初めてで、心臓は激しく高鳴っていた、少し前を歩く麻美と金山さんもべったり寄り添っている
「 もう 帰るの? 」
あたしの肩を抱きながら、歩く牟田さんにそう聞いた
「 帰りたい? 」
あたしは首を振った、牟田さんにそこで初めてキスされた、驚いたけどイヤじゃなかった・・・・
ふと回りを見渡すとキラキラ派手な看板が目についた、さっきの大通りとは違い、ここは人通りが少なかった、気が付くとラブホテルの看板だらけになっていた
「どの部屋がいいか選んで?」
気が付くと先に麻美と金谷さんがホテルに入って行った、選ぶも何も何もかもが初めての経験で目新しく、いったいどう振るまったらいいのかわからない
部屋は牟田さんが選び、廊下の矢印の点滅にそってくっつきながら二人は歩いた
そして一際大きく点滅する、部屋のドアを開け入った瞬間、また牟田さんにキスされた
えっちするのかな・・・こういうことって、結婚してからじゃないといけないのじゃないかな?・・・でも、牟田さんに抱きすくめられた途端、これらの言葉はすべてあたしの喉の奥に遠ざかってしまった
ピンクのライトの部屋は、小さく音楽が流れていた小さな冷蔵庫に大きなテレビ、そしてその奥には二人寝ても十分広いベッドがあった
ベッドの上には、ティッシュペーパーとコンドーム・・・初めて見た・・・
さっき牟田さんにされたキスを思い出す、この不思議な空気の部屋に二人っきり、なんだか、すべてお手軽で簡単なような気がした
その時、ピンポーンとインターフォンが鳴った、あたしはびっくりして飛び上がった、こんな所に誰がくるんだろう?麻美かな?
「ああ、止まり料金だから先に支払うんだ」
そういうと牟田さんは、玄関横の小さな、小窓から料金を支払った、小窓の向こうから人の手が見えた、おそらくここの従業員だろう、何から何まで知らないシステムだった
ずいぶん牟田さんは馴れてる・・
以前にもこんなこと、したことあるのかな?でも、彼は大人だから当然なことなんだろうな、出会ってからお金を全然
使っていないのも気になっていた、全部牟田さんが払ってくれていた、牟田さんは優しい人だ
思えば男の人にこんなに優しくされたことは無かった。バスルームにお湯を溜めながら優しく牟田さんがあたしに言った
「礼子ちゃん一緒にフロにはいろうよ 」
その言葉にびっくりした
「え? ヤダ! 」
そんなこと考えもしなかった、気が付くと牟田さんが、あたしの背後に立っていた
「礼子ちゃん、本当は18歳なんかじゃないでしょ? 」
牟田さんが肩を撫でながら優しく聞いてきた
どうしよう・・・・14歳だってばれてるかな?でもここで本当のこと言ったら牟田さん怒るかな?
「じゅ・・・・16歳 」
「本とかぁ~??? 」
「本トだもん!!絶対本当」
あたしは咄嗟にウソをついた、心臓はドキドキしていた、そっと牟田さんが背後から、あたしの服を脱がせ始めた
牟田さんの手って・・・・・
温かい・・・・
この人なら、本当のこと話してもいい?
「でも・・・名前は嘘なの・・・本当はユカっていうの 」
「どうして本当のこと言う気になったの? 」
「だって・・・牟田さん・・・優しすぎるんだもん 」
「う~~ん・・・俺が23だから・・・犯罪かなぁ~ま、でもいいか、ユカちゃん可愛いもんな」
かわいい・・・・・?
今あたしをかわいいと言ったの?
悪魔の呪文みたい、ずっと昔から学園では完璧であろうと努力し、おとなしくていい子と言われてきた
不自然なほど行儀のいい子・・・礼儀正しく、勉強好き、あたしに求められていたものはこういう子だった、今やあたしは下着だけになっていた、もっと牟田さんに優しくしてほしかった
ねぇ・・・あたしをかわいいと言って・・・・
..:。:.::.*゜:.
電気を暗くして、二人でバズタブに浸かった、温かくて滑らかなお湯に浸かるのはとても気持ちよかった、こんな広いお風呂に入ったのも初めてだった
牟田さんが後ろからあたしを抱きしめ、丸めた手のひらにお湯をすくっては、何度もあたしの肩にかけてくれた、おしりに堅いものがあたる
「ユカちゃんってもしかして、初めて?? 」
「うん・・・・ 」
「優しくするよ・・・・ 」
温かい湯煙とバスオイルの匂い・・・すべてが夢物語のような気がした
牟田さんの舌があたしの口の中いっぱいに動いて、手はあたしの胸をさわりだした
背筋がゾクゾクする・・・・・・
この先に待ち構えているものへの
憧れと恐怖・・・・・・
そして大人への興味に自分の神経が高ぶる
薄れていく意識の中
あたしは目をゆっくり閉じた
ああ・・・・・
マリア・・・・・
あたし・・・・・
この人と結婚したい・・・・・
..:。:.::.*゜:.
..:。:.::.*゜:.
「ふぁ~・・・ねむ・・・」
「もう金山さんったらあぶない~♪ 」
「ああ、ごめんごめん 」
運転席の金山さんとその隣で、麻美がじゃれている、午前中といっても、もうすぐお昼になる、ホテルで一夜過ごした、あたし達は帰りの車の中にいた
初めてあった時と帰りで、違ったのは車に座る位置・・・行きはあたしと麻美は後部座席で、牟田さんと金山さんは運転席と助手席だった
しかし、一夜明けた今は金山さんが運転して、その横には麻美が座ってる
そして、あたしは後部座席で、牟田さんにもたれて座っていた、車の振動が寝不足の体のダルさにはここちよかった
「眠かったら・・・寝てもいいから・・・」
そういうと牟田さんが、肩を引き寄せて抱きしめてくれる、この感覚が好きになった
あたしは牟田さんの腰に手を回し、抱きしめられながら目を閉じた、夕べのことを思い出す、初めてのえっちはそれなりによかった・・・・
AVビデオみたいに、絶叫はしなかったけど、何より大切にされている感じがよかった
牟田さんがあたしの中に入って来た時、あたしは得もいわれぬ感覚を味わった
彼はあたしの体の内側にある氷の塊を溶かした、いつも学園で味わう暗闇の孤独は感じなくなり、自分が抜け殻のような存在ではなく、確かに生きてるという気持ちにさせてくれた
単純で味けない、生活をしていたあたしに彼との未来を夢見させてくれた・・・朝、ホテルの洗面で、鏡をのぞきこんでカミソリで髭をそる彼がめずらしくてジッと見ていた時、彼があたしの頭を軽くポンポンと叩いて言った
「ユカ・・・もっと、自分を大切にしろよ 」
それはどういう意味?これからは牟田さんがあたしを大切にしてくれるんじゃないの?
「まぁ・・・やっちまった俺が言うのも説得力ね~な~(笑) 」
アハハハと彼が笑ったので、あたしも一緒に笑った
もっと一緒にいれると思っていた、学園には帰りたくなかった
一人暮らしだという牟田さんの家に行きたかった、でも彼は仕事があると言ってチェックアウトした
「そんな悲しそうな顔をするなよ・・・なんか捨て犬を拾った気分だな~(笑) 」
そう言うと牟田さんは笑ってあたしにキスをした
最初に待ち合わせした、Y駅の噴水の前で彼らと別れた、あたしは興奮冷めやらぬまま学園に帰るのがイヤで、麻美の家についていった
「3回もしちゃった」
と眠そうに言う、麻美にびっくりしたが、すぐにあたしも眠気が襲ってきて二人で夕方までドロのように眠った
すこし、アソコがずきずきする・・・初めての夜遊びは思ったより体力を消耗した、夕方になっておなかがすいたので学園に帰った、麻美の家には何もなかった
学園の門の前で学園長が、近所の人と笑って立ち話しをしていた
「ああユカ、お帰りなさい」
学園長の顔がみれない・・・・・
あたしはそのまま、何も言えずに俯いたまま前を通り過ぎた、園長の視線が体に突き刺さる、あたしは一刻も早く、その場を去りたかった
中学生になると、今まで大部屋だったのが一人に一部屋割り当てられる、自分の部屋にこもって鍵をかけた
遠くで小さい子の泣き声が聞こえる・・・・・
昨日の自分と今の、自分のギャップが激しい・・・・
昨日のあたしは、たしかに牟田さんの前ではお嬢様の礼子だったのに・・・・
フトンに入り、そっと目を閉じてつぶやいた
「牟田さんに会いたい・・・・」
だから あの時は、本当に考えられなかったの
まさかこのまま会えなくなるなんて
ずっと後で気付いた、あたしは彼の住所も連絡先も・・・・・・
何も知らなかった・・・・・
..:。:.::.*゜:.
..:。:.::.*゜:.
「バカね~!!ユカちゃん!なんで1回やっただけで、結婚したがるの?」
「そういう麻美ちゃんは? 」
あたし達のしばらくの話題は、先日のマッチングアプリの話で退屈はしなかった
「そんなんマッチングアプリで知り合った男と、結婚できるわけないやん 」
「まぁ・・・・あたしは金山さん優しかったし、遊ぶにはいい人だと思うけど、結婚なんかこの歳で考えるほうがアホだよ!アホ!」
麻美の以外なその言葉に、あたしはとても悲しくなった
「でも・・・なんかそんなの軽くない?」
あたしはあれから牟田さんに会いたくて、たまらなかった・・・・・
学園長に呼び出されて「純潔」の話をされた時が頭の中によぎって、罪悪感も重くのしかかってきていた
なぜか、とても誓いを破ったような気がして・・・学園長の顔も見れなくて気まずいまま
次第にすべてを解説する鍵・・・「牟田さんと結婚」と言う妄想に憑りつかれていた。そんなあたしを見かねてか麻美がスマホを見せてくれた
「ジャーン!! 」金山さんが別れる時に自分のプライベート用のライン教えてくれたの、彼と繋がってるのはマッチングアプリ用だって知ってたからね!ひどい男だよ!教えてくれないと学校に言うっておどしてやったのよ!そしてほら!お金もくれたんだよ 」
麻美の手には新品の2万円札があった、2万円なんて中学2年のあたしには大金だった
なんてこと!あの行為がお金になるの?
「 麻美ちゃん・・・・すごい!」
麻美は得意げに言った興奮している
「あたりまえだよ!タダでやらせるもんか!最初にユカちゃんに言っとけばよかったよね、お金くれなくても牟田さん何か言ってた? 」
「もっと、自分を大切にしろって・・・」
「げぇ~~~~!!さいって~~~~!!偉そうに説教たれて結局自分もやってんじゃん!!やったあとで説教たれるヤツほど、しらけるのもないよね~ 」
「んで、お金もくれないなんてダメだよ!そいつ!ハズレだよ!ユカちゃん 」
アレがお金になるなんて・・・・信じられなかった・・麻美は以前にもこういうことをしていたのだろうか?
しかし、彼女は大人にお金をせびる反面、すぐにお金で解決する大人を心底軽蔑しているように思えた
そう・・・・麻美のお母さんのように、この矛盾も麻美の魅力のひとつなのだろうか?あたしは麻美の言う言葉・・・行動をなんなく受け入れてしまう
「でも 牟田さんに会いたいの! 」
「ユカちゃんそんなに彼のアレよかったの?デカかったの?それともいっぱい舐めてくれたとか?」
よかったかどうかなんてわからない
今思えば初めて男の人に、優しくしてもらったから、こんなに牟田さんに執着しているのかもしれない・・・・
その頃のあたしはまだ純粋で、男の人のズルさや下心なんか分かるはずも無かった、ましてや恋がどういうものなんて・・・
でもたしかに彼はあたしに、優しくしてくれたもう一度会いたい
「しょうがないなぁ~じゃあ、金山さんにラインしてあげるよ、そしたら牟田さんの連絡先わかるじゃん!! 」
あたしは麻美に感謝した
今度は絶対、連絡先を教えてもらおう、きっと彼は笑ってくれるはず、だってHOTELであんなに優しかったんだもん
そう・・・あたしは必ず幸せになれるはず
麻美はスマホを器用に捜査している、心臓がドキドキする、するといきなり麻美が笑い出した
ギャハハハハハ「ブロックされてる~~!マッチングアプリの方もアカウント消えてる!」
ショックだった・・・・・
なぜか麻美はボーゼンとなっている、あたしの横で爆笑していた
「やられた」とか「向こうの方が一枚上手だった」とか言いながら涙を流して笑っていた
「しょ~がないよゆかちゃん、あたし達も良い思いしたんだしさっ、マッチングアプリの男にしては二人とも当たりだったけど、そんなのに本気になってもこっちが泣き見るだけだよ、男は沢山いるよ何なら今からナンパされにいく~??? 」
とてもじゃないけど、そんな気になれなかった
そんな様子のあたしに麻美は、もっと軽く考えろとか言いながら金山さんから貰ったお金を一万円くれた
本当にマッチングアプリの男は、一夜だけの出会いを求めてるの?あたしは遊ばれただけ?
ソバカスのついた、人なつっこい顔で笑う、あさみの慰めの言葉は・・・・・・
容赦なくあたしの心に傷として残っていった・・・・・
..:。:.::.*゜:.
真休みに牟田さんに抱かれてから
2ヶ月が過ぎた
季節はもう秋の冷たい風が吹いていた
寒くなると
麻美は学校を休みがちになる
持病の喘息がひどくなるからだ
友達もいない・・・・・
特に親しい人もいない
学校や学園はもはやあたしを
何の関心もひきつけることは
できなかった
今もっともあたしの
関心をひきつけているもの・・・・
あたしは今駅前のドラッグストアにいた
沢山のカラフルな箱が商品棚に陳列している
それどころか
天井からも商品は吊り下げられている
どれも派手に目につくように
コンセプトが書かれている
「これで目が大きくなる目力UP 」
と書かれてる マスカラ
「モテ系カラーリング 」
黄色い箱の毛染め用カラー
他にも
ファンデーション
リップクリーム
マニキュア
どれも全部欲しかった
ブツブツ・・・・
「ファンデが3900円で
マスカラが980円・・・
化粧品って何でこんなに高いの? 」
あたしはさっき書店でファッション雑誌を見て
メモにチェックしてきた
人気化粧品を手に取り裏の説明書きを
食い入るように見つめていた
もう片方の手にはバストUPのサプリの箱
こちらも裏の商品説明を隅から隅まで読む
学園ではおこずかいはない
でも今
あたしには麻美に
もらった1万円札がある
慎重に使わないと
あっという間になくなる
服も欲しいし
靴も・・・・
それにバッグも欲しい・・・
フト牟田さんのことが頭に過ぎる・・・
月日が過ぎて冷静になって
考えたらよく分かった
まったく
あたしは彼に何を
期待していたんだろう?
SEXしたから幸せにしてくれると
単純に思っていた
彼がこの心の溝を埋めてくれると・・・・
今は自分がひどく取るに
足らない存在のように思える
ちっぽけな存在
何度もあの時のことを頭で思い出してた
そして
この1ヶ月にあの牟田さんとの出来事で
ある結論にたどりついた
あたしがもっとかわいかったら・・・・・・
最近 とり憑かれたように思う
もっと
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
かわいくなりたい
あの夜・・・・・
麻美とマッチングアプリの彼らと知り合って
夜遊びした夜の繁華街・・・・
そこで初めて見た水商売のお姉さん達
本当にキレイでキラキラしていた
髪も金色で・・・・
目の色も違う人もいた
雑誌で調べると
カラーコンタクトというものだ
一緒にいた男の人も
芸能人みたいにとてもカッコよかった
そう・・・
可愛くなりさえすれば
男性はあたしのことを
ほっとかないだろう
テレビに出てくるアイドルみたいに
もっと 目を大きく
腰も細く 胸も大きく・・・・
もっと・・・・・
もっと・・・・・
棚の一番下の
ダイエットサプリを
手に取ろうと腰を屈める
その時
俯いたあたしの視線の先に
汚れたスニーカーのつま先が写った
「 よぉ ユカ 」
名前を呼ばれて
顔を確認した途端あたしは石になった・・・・・
あたしの目の前に立っていたのはあの猛だった
しばらく忘れていたのに・・・・・
小さな頃に
寂しさからいけない遊びをした仲・・・・
あたしの「アソコ」を見たことがある男
そして思い出した
あたしが学年で
(ヤリマン)呼ばわりされてる
元凶はコイツなんだと・・・・
「 なにしてるん?偶然やな 」
猛は相変わらずのニキビが残った顔で
あたしに笑いかけた
あたし達はドラッグストアの
すぐ裏の公園に来ていた
コレといって話すこともなかったけど
ヒマだったので猛についてきた
ブランコをキーキーならしながら
ジッと猛をみてみる
金髪で昔より数段背が伸びていた
前より痩せていて
ボロボロのジーパンを履いている
猛は中学に入ってすぐ
実の父親と一緒に住むことになって
学園を出ていった
もっともアルコール中毒の父親が
厚生施設に入居していている間の
学園暮らしだったそうで
はなから親がいない
あたし達とはちがっていて
隣町に引っ越した猛は
中学に入ってからは
手がつけられない不良と
有名になってた
たしか
学校辞めたって噂を聞いたことあるな
「ユカ 高校どうするん? 」
フイに猛があたしに聞いてきた
「Y校にいく・・・・ 」
Y校は公立で偏差値と
内申の悪いあたしでも
優一入れる高校だった
学園長がそこの校長と知り合いで
学園の子の進学はもっぱら
そこと決まっていたからだ
別に特別そこに行きたいわけじゃない
みんなが行くからそうしているだけ・
まったく あたしったら・・・・・
今まで自分の意思で
何かを決めたことないよな・・・・
優一あるのは そう
牟田さんに会いたいと思ったときだけ
ああ・・・
また
牟田さんのことを
考えてしまった・・・・・
そう思ったとき
急にブランコの前に猛がいてキスされた
一瞬何が起こったか分からなかった
牟田さんといい猛といい
何で男の人って
何の前触れもなしに
キスするんだろう・・・
「なんで?」
あたしは猛に聞いた
あたしのこと (ヤリマン)って
みんなに言いふらしたのじゃないの
「いや・・・・・
なんか久しぶりにあって
ユカめっちゃ
可愛いくなってたから・・・」
そういう猛はテレているようだった
可愛いとキスしたくなるの?
男の人って?
「俺 高校いってないねん
オヤジの仕事手伝ってるんや
っても 土木(ドカタ)だけどな
学校行っても俺アホだしな・・・
働いたほうが金になるし・・・
っても 偶然だな・・・・ 」
そんなこと聞いてなかった
さっき あたしのこと
かわいいって言った?
もう一度言って欲しい
かわいいって・・・・
どのくらい?
何が変わったのかな?
髪がのびたから?
牟田さんとエッチしたからかな?
たけしはどうでもいいことを
ベラベラ何か話していたけど
何故かあたしはもう一度キスしてほしかった
「 さむっ・・・・ 」
あたしは自分を抱きしめて身を堅くした
コートを着てくればよかった
すると猛が自分の
ジャンパーを着せてくれた
「俺ん家 すぐそこやけど来る?
誰もおらんから遠慮しなくていいぜ 」
猛の自転車の後ろに乗って
あたしは彼にしがみついていた
何かヘンな展開になってきた
猛はあたしのことがキライじゃないのかな?
そんなことを思っていたら 猛の家についた
長屋の2件目
古い家だったけど
外より暖かだったので助かった
しばらく二人で座って毅のスマホの動画を見た
「 ハラへったか? 」
「 うん 」
そういうと猛はカップラーメンを作ってくれた
飲み物はビールしかないというので
初めてお酒を飲んだ
なんでこんなまずいものを
大人は好んで飲むのだろう?
きっと
あたしは大人になっても
ビールだけは好きになれない
でもこれをおいしそうに飲むのが
大人のような気がした
「 ユカ・・・・ 髪のびた・・・・」
猛が髪を触ってきた
その感覚にゾクゾクした
人に髪を撫でられるって・・・・
気持ちいい・・・・・
部屋を暗くして
あたし達は裸で抱き合っていた
フトンの中でこうしていると
暖房より何より
温かいことに気付いた
猛が優しく背中をなでてくれる・・・
「学園出て・・・・
ユカに合えなかったのが
寂しかったな・・・・ 」
「本当?」
猛の言葉にはいちいち驚いた
そんな風に思っていてくれた
なんて思いもしなかった
猛の息が荒くなる・・・・
あたしの乳首を舐めてる
背中も汗ばんでいる・・・・
「ずっと思い出してたんだ・・・
ユカのここ・・・・・
とても綺麗だったって・・・・ 」
毅があたしのアソコを
触ってきた・・・・
あの不良でみんなに恐れられている猛が
あたしの前では
こんな無防備になる・・・・・
今ならわかる
この上なく彼自身のモノを硬くしてる
それは
あたしを求めてるということ・・・・
物凄い優越感
でも 暫くして
あたしはあることに気付いて言った
「 ちがう・・・・・そこじゃない・・・・」
ハァ・・・
「 え? 」
さっきから何度も挿入しようとしてるけど
失敗している
確信をもった
毅は背中に汗をびっしょりかいている
猛は初めてなんだ
あたしは猛のモノを
そっとつかんで自分の愛液で
ヌルヌルしている入口にあてがった
そして
耳元でささやいた
「 ここにいれるの・・・・ 」
これがきっかけに猛が覆いかぶさってきた
何度もあたしの名前を呼ぶ
猛のモノがスルリと入ってきた
牟田さんのより細身だ・・・・
男性のコレも色々あるんだ・・・・
激しく突かれる
あんまりよくない・・・・
あたしは猛の首に手を回し
そっと目を閉じた
昨日までは牟田さんが好きだった
でも今は・・・・
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