コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あの後俺らは家から遠く離れたところに逃げた。
お金に関しては、父親の仕送りやお小遣いを貯めてきたから充分にある。
事件の事がバレない間もお金は送ってくれるだろう。
あの家は都内だけど町村とか民家が少ないところ。
母親は仕事なんてしてなかったし、地域の人との関係も悪い。
きっとバレるのは しばらく後だろう。
…父親ともあまり良好な関係には見えなかった。
🎸) …これからどうしてくかな
🎤) ?
🎤) お兄ちゃん大丈夫?
🎸) 大丈夫、もときには関係ないからな
🎤) そっかぁ…
🎤) 何かあったら僕も手伝うよ!
🎸) …ありがとうな(微笑)
わしゃわしゃ(頭撫)
🎤) んふふっ
俺らは安いアパートに住まわせてもらう事になった。
「母親から逃げてきた。」
と、嘘と本当半々なことを言ったら 色々察したのか快く部屋を借りさせてくれた。
🎸) なあ、もとき
🎸) もときは…学校行きたい?
🎤) !?
🎤) いやだ!ぜッたい行かない!
🎸) そんなにか…苦笑
こちらとしても都合がいい。
勉強はこれからも俺が教えよう。
🎸) じゃあ、これからも兄ちゃんが教えるな
🎤) うん!(満面の笑み)
🎸) …あ、そろそろ買い物行かないと
🎤) 僕が行くよ!なに買ってきたらいい?
🎸) ありがとな。
🎸) 買い物リスト作るからちょっと待ってて。
🎤) はーい!
🎸) 余ったお金でお菓子買ってきていいから。お使い頼んだぞ。
🎤) 分かった!いってきまーす!
🎸) …よく元気でいられるな、
傷だらけの身体は処置をしながら様子を見たら殆どなくなった。
深かったものはまだ治りかけだけど、まだマシな方だろう。
若いと回復力が半端じゃないな。
あんな元気な弟は初めて見た。