テラーノベル
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K「ルイ…もう寝る?」
R「…ん……疲れたぁ……」
ルイが珍しく、早い時間にベッドに横になっている。
K「…だよね…」
R「……なに?」
ベッドに近付き、端に腰を下ろす。
K「いや…したかったなー…と思って」
それを聞いたルイが軽く吹き出し、こちらをちらりと見た。
R「カノンすご…っ、今日めちゃくちゃ忙しかったじゃん」
予想していた通りの反応だった。
なのに、自分が口にしたことが急に恥ずかしくなって、頬が熱くなる。
K「…うん…そう、…そうなんだけど……」
今日は過密スケジュールだった。
仕事終わりには疲れ切ってることくらい、容易に想像出来た。
だから、今日は無理だろうなって最初から思っていた。
それなのに。
R「…?」
言葉を濁す俺を、ルイが不思議そうに見ている。
一日の最後のリハ。
皆んな疲れていたけど、最後まで頑張ろうと励まし合った後だった。
ルイがソロでステージに立つ。
それを客席から眺めていた。
ハイテンションでスタッフさんとやり取りしている姿に、これ疲れているなってすぐに分かった。
でも、曲がかかった途端、ルイを纏う空気が変わる。
すごい。
何度見ても、目が離せなくなる。
さすがだなって見惚れていたら、僅かに表情を歪ませるルイに気がついた。
完璧に魅せようとするのに、時々苦しそうに息を吐く。
段々と、額が汗で濡れていく。
そしてまた、眉間に皺を寄せて息を吐く。
それが、妙に色っぽかった。
不謹慎だけど、ベッドでのルイと重ねてしまって…。
いつの間にか、身体の奥が熱くなってた。
K「…あんなの見せられたらさすがに…無理…」
不満を口にするみたいに呟く。
ルイはというと、心当たりを探っているようだ。
R「え……なんかあったっけ?」
考えるのを諦め、きょとんとした顔で俺を見る。
K「無いよ…別に」
そんな目で見ていたこと、知られたくない。
R「明日じゃ…だめ…?」
ルイが手を伸ばして、俺の頭を撫でた。
そして、優しく微笑む。
その表情と仕草でさえも、今は身体の奥を疼かせるだけだ。
K「…無理かも…」
一人で済ますことも考えた。
でも、今日はどうしてもルイがよかった。
ギ…ッ
ベッドに乗り上げ、ルイを見下ろす。
K「…ルイは寝てるだけでいい、全部俺がするから……」
するとルイがまた、小さく吹き出す。
R「何それ…っ、……まぁ…カノンがそれでいいなら…」
どうぞ、とルイがゆっくり目を閉じる。
R「ほんとに何もしないよ?」
K「うん…それでいい」
ルイの身体に跨がり、覆い被さる。
洗いたての髪の毛から、ふわっと良い匂いが漂った。
いつも俺が下にいるから、ルイを見下ろしているのが不思議だ。
なんか、ドキドキしてきた。
唇をそっと押し当てる。
80
柔らかい。
そう感じていると、ルイの唇が少し開き、俺の下唇を掬った。
K「…ッ…」
その瞬間スイッチが入ったみたいになる。
何もしないって言ったのに。
ルイのこうゆう所がずるい。
…ッチュ…ッ…ピチャ…ッ…
啄むように唇を重ねる。
そして、口の中に舌を滑り込ませた。
K「…ん…ッ…ハァ…」
ルイのステージを見た時から、隠すように熱を持ち続けていた身体。
すぐに声が漏れてしまう。
ルイの舌もゆっくりと絡んできた。
もう眠っちゃうみたいに。のんびりと。
それが、お互いに味わうようなキスになるから、逆に興奮してしまう。
K「…ッ…ハァ…」
ルイの首筋に唇を落とす。
長くて、透き通るような白。
ステージ上で、光る汗が滴っていたあの首。
ッ…チュ…ッ…
R「…ハァ…ッ……」
ルイが熱い息を一つ吐く。
そして、困ったように両目を腕で覆い隠す。
R「…ッ……カノンにされるの…ヤバいかも…」
恥ずかしさを誤魔化すようにルイがふっと笑う。
いつも余裕そうなルイが、崩れ始めている。
それが嬉しくて、ルイの肌を夢中になって舐めた。
時々身体をピクンと震わせる姿が、新鮮で可愛い。
R「…フゥ…んッ…」
ルイが内腿を擦り付けるように身を捩る。
視線を下ろすと、ズボンが少し膨らんでいた。
K「…脱がしていい?」
そう聞く前に、すでに指先がウエストのゴムにかかっている。
R「ま、待って……全然勃ってない…と思う…」
ルイが恥ずかしそうに顔を背ける。
その姿に、押し切ってしまった罪悪感が少し湧いた。
K「うん…大丈夫…、ちゃんと気持ち良くする…」
反応しきっていないそこを、口に含む。
…チュプ…チュッ…ッ…ジュ…ッ…
R「ッ…んッ…ハァ…ッ…」
刺激を続けると、ルイのそこがぎゅっと力を含み始めた。
…これ…早く入れたい。
K「ルイ?…キスしたい」
R「…うん」
顔を近付けた時に目が合う。
ルイの頬が赤くなり、目が潤んでいる。
ちゃんと興奮してるときのルイだった。
…よかった。
ルイの手が両頬を優しく包み込む。
そして、ねっとりと舌を絡ませてきた。
俺は手を後ろに伸ばし、ヒクヒクと収縮する窄みに指を入れる。
K「んッ…ぅ…ッ…」
気持ち良い…。
欲しがるみたいに中が指に吸い付いてきた。
クチュッ…ッ…
K「んぁ…ッ…んッ」
ルイの身体の上で一人でしてる。
こんなの絶対に恥ずかしい。
なのに、出し入れする指が止まらない。
指先が敏感な所を擦り続ける。
R「…カノン…エロすぎ…」
そう言った直後、ルイの手が昂ぶっている所に触れた。
腰がビクンと痙攣する。
K「あッ…ッ…いい…から…ッ」
…何もしないでって言ったのに…。
でも、上下する手が容赦なく追い立ててくる。
K「ッ!…だ…め…ッ」
前後の刺激にキスが続かず、ルイの首元に顔を埋める。
シーツを握る手に、さらに力が籠もった。
R side
唇を重ねながらカノンが喘ぐ。
しかも、自らを慰めながら。
こんなの無理に決まってる。
今日は全身怠くてそんな気分じゃなかったのに、すっかり息が上がっていた。
カノンのキスが、段々とままならなくなって来た。
そして、声が一段と上擦る。
R「…カノン…エロすぎ…」
堪らずカノンの昂りに手を伸ばす。
K「あッ…ッ…いい…からッ…」
カノンの身体が跳ねる。
R「…いやだって…可愛いんだもん…」
崩れていくカノンがもっと見たい。
クチュ…ッ…
すでに濡れているそこは動かす度に音を立てる。
K「ッだ…め…ッ」
唇が離れ、首元にカノンが顔を埋めてきた。
K「あッ…あッ……ルイ…ッ」
肌がカノンの熱い息を感じる。
甘い声が鳴る。
ズクンと下が疼いた。
R「…カノンの中…入りたい…」
なんか、俺の方が余裕無くなってる…。
K「…ん…」
先を当てがわれ、カノンの身体がゆっくり沈み込む。
K「…ッん…あぁッ…ッ」
ズプ…
俺を全部飲み込むと、カノンの身体がビクンと揺れた。
そして、少しずつ上下に動き始める。
中、熱い…。
もっと欲しい。
そう思うのに、敏感な所に当たるとカノンが身体を震わせて止まってしまう。
R「…ふっ…カノン、そのペースじゃ朝になっちゃう」
ジュプッ…!
促すように下から突き上げる。
K「ッあぁ!ッ…や…め…ッ」
R「カノンがしてくれるんでしょ?」
K「…ッ…も…足…力入んない…」
黒目がちの瞳が困ったように俺を見つめてきた。
R「もぉ…」
ゆっくりと起き上がり、カノンの身体を組み敷く。
K「…ごめん…」
R「…いいよ、可愛いカノン見れたから」
汗で全身を濡らすカノンを見下ろして、気持ちが昂る。
グチュ…ッ!
K「ん”ッッ!」
助走もなしに、腰を強く打ちつける。
身体が重くて力の加減が出来ない。
K「ッ…ルイッ…」
カノンが縋るように背中に手を回してくる。
優しく抱き締めてあげたい。
なのに、腕に力が入らず体重がかかってしまう。
カノンが小さくうめき声をあげた。
R「ハァ…ッハァ…ッ…あッ…ッ…」
頭が重い。
怠さと興奮で意識が遠のいてしまいそうだ。
でも、カノンと繋がっている所の感覚は、熱く生々しく伝わってくる。
K「ッ…ルイぃ…きもちぃ…ッ」
R「…んッ…俺も…ッ…」
強くなっていく快感に溺れながら、明日身体動くかな…とか、現実的な事がふと過ぎっていた。
K side
T「てか…ルイとカノン、死んでんな…」
控室でぐったりとソファに横たわる俺達を見て、タイキが静かに呟いた。
A「昨日ハードだったもんね」
アダムが労るように、ルイの背中を撫でた。
R「うん…ハードだった……ね、カノン…」
ルイが意味ありげに言葉を投げてくる。
K「…うん、ごめん……」
あ、やば…。
朝から何度も謝っていたせいか、また口からその言葉が出てしまった。
A「なんでカノンが謝ってんの」
アダムがふっと笑う。
K「いや…間違えただけ…」
意地悪く笑うルイがふと視界に入って、顔を背けた。
でも、元々は……。
ルイがあんな姿を見せるからじゃん。
心の中で小さく言い訳をする。
今日は意識しない。
そう決めていたのに。
今度はライブ中、堂々と甘いスキンシップを仕掛けてくるルイがいた。
(おわり)
コメント
1件
リオンです、読了しました。 第9話、すごくよかったです…!「ルイのせい」ってタイトル、なるほどなって思いました。カノンがステージ上のルイを見て「あの姿をベッドと重ねてしまう」心情、めちゃくちゃ生々しくてドキドキしました。普段下にいるカノンが今日は上から、っていうポジションの逆転も新鮮で、二人の関係性がまた深まった感じがします。ルイの「ヤバいかも」の台詞、崩れていく姿が可愛くて…ああいうギャップ、好きです。ライブ中の甘いスキンシップが控室で続く余韻もニヤニヤしました。楽しかったです、ありがとうございます!