今回もsern 要素はナシ
次回くらいに入れれたらいいかなーって感じです 。
スタート
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ガチャン ッ” ))
!
兄ちゃんが帰ってきた 。
それも … 思っているよりはやくに 。
母「 !!冴 、もう帰ってきたの…、? 」
冴「 うん 、 今日掃除ないの忘れてた 」
母「 そ、そう… あのね 、今ちょっと忙しいからリビングには来ないでくれる …?」
冴「 …..?分かった 。 」
よく聞こえないけど 、どうせ兄ちゃんを止めているんだろう 。
… それにしても 、すごい傷だらけだ 。
色白な俺の肌に赤黒いアザ (あおじ/青タン)
がよく映えている 、とおもう 。
嬉しくはないが 。
内出血をしているものも多く 、初めて見た人は痛々しい 、というより 気持ち悪い と思う人が多いかもしれない 。
バレないようにしなくては 。
俺のためにも 、 母さんのためにも 。
母さんのことはもちろん嫌いだ 。
当たり前 、好きな方がおかしいだろう 。
何故かって ? 俺に暴力を振るうから 。
という理由もあるが それ以上に 、
サッカーに固執している からだ 。
サッカー選手 。
野球などと違い肉体や筋力で勝負が決まるこのスポーツは 、日本人には向いていない 。
だが 、母さんは俺たちを
サッカー選手に育て上げようとしていた 。
正直 、このサッカーは好きじゃない 。
強制させられるスポーツに意味は無い 。
だから俺は母さんが嫌いだ 。
もちろん感謝はしている 、
片親でも頑張って育ててくれているからだ 。
俺のことも捨てずに 。
ただ 、俺は兄ちゃんのように才能があるわけでもないし 、サッカーに向いていない体つきをしている 。 それに 、この身体だ 。
試合用のユニフォームでも着ればアザが痛々しいほど鮮明に見え 、虐待かと心配され 、サッカーどころではなくなるだろう 。
そういうものだ 。
だから母さんは嫌いだし 、
サッカーも嫌いだ 。
(( キキ ー ッ バタ ッ ”
兄ちゃんを部屋に留めることができたのだろう 。
あのドアの閉まる音は兄ちゃんの部屋の音だ 。
ついでに 、俺の部屋でもあるんだが …
聞き慣れたドアの閉まる音を1人静かに聞きながら 、乱れた服をなおし 、血を拭いていた 。
床に無数の水がこぼれていたけれど 、
汗か涙なのかは 、俺でも分からない 。
兄ちゃん 、助けて 。
届くことのないこの思いを 、俺はどこで消化すればいいのか 。
「 はあ 、 」
無意識に ため息をついていた 。
無能な俺についたため息でもあるし 、
母の虐待についたため息でもある 。
….. 兄に対してついたため息でも 、ある 。
まあ 、その話はまた 今度にしよう 。
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いいね強制はしないので見てくれた方のお気持ち程度でお願いします 。
私も話の展開がイマイチ想像できていないし
自己満で書いている物語なのでここからどうなるかは分かりません 笑
続きを楽しみにしてもらえたら嬉しいです 。
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