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カプ要素ゼロです。新曲が良すぎて衝動的に書きました
「俺たち、み!るきーずにきちんと寄り添えてるかなぁ」
ふと誰かが漏らしたその一言は、メンバー全員が心のどこかで抱えていた漠然とした不安だった。グループが大きくなるにつれ、時にネガティブな声が届く機会も増えていた。皆が数秒、重い沈黙の中に沈み込む。
「寄り添えてるよ。寄り添ってもらっている分を、完全に返せているとは言い切れないけどさ。……日本を明るくするんだろ? なら、もうそんなこと言ってらんねぇから」
沈黙を破ったのは、リーダーの吉田仁人だった。その言葉には、この場にいる誰よりも強い説得力が宿っていた。
「そうだよ。……俺らが暗かったら意味ないし! 明るうするには、まず自分らが自信持たな! ……それと、みんな、笑顔!」
塩﨑が間髪入れずに同調する。ムードメーカーである彼の存在は、こうした局面で何よりも頼もしい。
「そうだな。俺らが笑顔じゃねぇと、誰も笑わせらんねぇよな! ……何自信なくしてたんだろ。佐野、塩﨑、曽野、山中、吉田! M!LKとみ!るきーずで、このまま走り抜けるぞ!」
佐野が全員の名前を呼び上げると、先程までの澱んだ空気は霧散していた。五人はすでに、日本を照らすアイドルとしての顔を取り戻している。会議室の簡素なライトさえ、今の彼らにはスポットライトに見えた。彼らが立つ場所こそがステージであり、日本中が彼らの輝く舞台なのだ。
「そうだね。このまま日本を明るくして、みんなが笑えるようにしよう。ね、しゅんちゃん」
山中がそっと手を差し伸べると、曽野は弾けるような笑顔でその手を取った。いつの間にかそれは大きな輪となり、全員が手を繋いでいた。「日本を明るくする」という共通の志が、絆をさらに強固なものに変えていく。
単なる仲良しグループではない。幾多の困難を共に乗り越えてきた彼らはお互いにとって「最強の戦友」であり、支えてくれるファンもまた、欠かせない戦友なのだ。アイドルはファンの存在なくしては成り立たない。それは金銭的な支え以上に、彼らが輝くための精神的な原動力だった。
「俺らならさ、今だけやのうて、きっと未来の人も明るうできるよな!」
曽野が湿っぽさを吹き飛ばすように声を張る。
「そうだな、俺らなら愛が溢れる素敵な時代にできるよ」
最年長の佐野が、確信を込めて頷いた。
「そやけど俺らが挫けたら意味ないしさ、みんなちゃんと休むんやで? 俺がスケジュール調節して睡眠時間増やそか?」
「それ、自分が楽して奢って欲しいだけだろ、塩さん。……まあ、今回は頼もうかな。元気を届けるなら、塩さんの言う通りしっかり休まないとだし」
いつもの賑やかで笑いに満ちた空間とは少し違う。けれど、そこには確かに温かく、静かな決意が流れていた。
「……なあ、今日飯行かね? なんかさ、仕事でめちゃくちゃ顔合わせてるはずなのに、もっと話したくて仕方ないんだわ」
佐野がそう言う。もっと話したいというのは皆が思っていたことらしく、全員が了承した。会議室は、彼らが理想としている日本のように、暖かく明るかった。
コメント
2件
いやこういうのもまぢいいですよね… ほんとに天才すぎます、、 M!LKは一生輝き続けてほしい… あとよかったらタメで話したいですッ…!! そういうの苦手だったら大丈夫ですっ!