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初めての友達

7 - 第6話 家族

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30

2024年05月17日

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カナメ視点


だいぶ落ち着いたな…


「「カナメ〜朝飯作ってんだけど、食べる?」」

「おう!食べようかな」

「「オッケー。用意するから座って待っててくんね?」」

「分かった」

「「お待たせー!」」

「うぉ、美味そ…朝からフレンチトーストって最高だな」

「「カナメの好きなアイスも盛り付けるからな!」」

「最高じゃん。いただきまーす」

「「ど!!美味い?」」

「…うん!美味い!」

「「良かったぁ!」」

「…そういや、イズミ朝ご飯は?」

「「あ〜、食べてないな…」」

「イズミの分のフレンチトースト作ってないん?」

「「あ、作ってるわ。ちょっと用意してくる」」

「おけぇ」






いくら落ち着いたと言っても、情緒までは落ち着いてない。俺自身、どこからどこまでが偽りなのかも、本当にアイスが大好きなのか。分からない

これは、俺だけの捉えなのか…?









「「できた〜」」

「おぉ、良いね」

「「いただきまーす!!」」

「…あれ?イタチくんとかはどこにいるの?」

「「あ〜…イタチは何か学校、母さんと父さん2人とも急遽仕事」」

「ほー」

「「カナメって何か朝はちょっと寝ぼけてるんだな」」

「ん?なんで?」

「「何かそんな気がするw」」

「イズミはあんまって感じだね?」

「「カナメので飛び起きちまったからな。マジで心配したんだからな!!」」

「その節はすいません…」

「「まぁ、全然良いぜ!俺も嫌すぎる夢見る し」」




















2人とも「ごちそうさまでしたー」

「はぁ〜美味かった!」

「「久々に作っても上手く出来て良かった!

後は今日カナメが作る料理を食えば、俺はもう最高になるわ」」

「そういや今日作るんだったなw楽しみにしとけよ」

「「いっその事イタチを置き去りにして食っちまいてぇ」」

「辞めてくれる?仲良くね」














































「んじゃ、また15時な!」


楽しかったな。制服も乾かして貰ったし…何か良い匂いする…。家帰って、今制服着てるからとりあえず私服になってイズミを迎えに行くか。

…あ〜家に帰りたくないな。誰もいないんだし。帰ってから静かなのが嫌。



家着いちゃった



ガチャリと玄関のドアを開け、誰もいないシンとした中へ入っていく



ただいま〜…



そう頭の中で、独り言を言う。

その都度、変わらない寂しさが押し寄せてくる



相変わらず、誰もいねぇ。



学校の鞄を適当に放り投げ、机を見れば、1枚の紙とラップされたピザトーストが置かれていた



置き手紙?

え、名前は…母さん達が書いたんだ…


読んでみるか。



家に帰ってこなかったので、置き手紙置いておきます。元気にしてる?カナメ。

友達も出来ているかな?きっとカナメの友達は、カナメの事常に思ってると思うよ。そういう友達は大事にするのよ?しばらく帰れなくてごめんね。

近くにいなくても、カナメが成長してると思っていたら少しは不安がなくなりますw1日しか居られなくてごめんね…また帰ってこれた時には、一緒にご飯食べようね!

冷蔵庫に手作りのご飯置いてるから食べてね

母、父より



…帰って来てたんだ。ご飯、美味しそうだな。

小さい頃は、ピザトーストばかりお願いしてたよな…。久しぶりのピザトースト、味変わってんのかな。


いただきます


…美味い。味変わんねぇ…w


何で、こんなに辛いんだ?

ただピザトースト食ってるだけじゃん。

会いたいよ…母さん、父さん…。



ごちそうさまでした


途中から涙出て味よくわかんなくなった。

とりあえず買い出しとかはイズミとするし。服着替えるか…今何時だ?やっべ!!14時40分…。

…そういや、夢で腹傷だらけだったな。今は…ちょっと跡残ってんな。ま、しゃーねぇか…。

よし、着替えたし…迎えに行くか


LI○E   イズミ

今から行くわ

おけ。俺もそっち向かうわ

わかった〜


早く行こ。



皿と置き手紙を片付ける事を忘れ、私服に着替えて、家を後にしてイズミの家の方へ向かいに行く



「「お!カナメ!こっちまでわざわざ来てくれてサンキュな!」」

「いやいや全然。買い出し行こっか」

「「おう!」」

「イズミは何作って欲しい?」

「「うーん、オムライス!ケチャップで俺の名前書いて欲しい!」」

「イズミらしいw」
































「はぁ〜おんも!」



イズミと今日使う材料を買い、袋に荷詰めして、両肩に1つずつバカ重たい袋、両手に野菜など入った袋を1つずつ。



マジで腕もぎ取れる


「「3人前作るんだもんなw片方持つよ」」

「神様か」



両肩にあった袋を持ってくれて、肩にまだ重りがあるように感じる



「着いたぜ」

「「ここがカナメの家か〜お邪魔しまーす」」

(思ったより豪華な家だな)



台所へと向かい、購入した食材の入った袋を雑に置き、はぁっ…と溜め息をついて直ぐに、イズミが何かものを言う



「「なぁカナメ。この置き手紙は?」」





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