テラーノベル
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いつも、みんなどこかに行ってしまうから。
君が一番すきだよ。
一番なんていらないから。
僕だけであって欲しかった。
自分に好意を持ってくれる人が好きだ。
それ故に離れていってしまった時にその人の大切さがわかる。
上から見ていたはずなのに、いつのまにか引き摺り下ろされ沼へと沈んでゆく
「僕だけを見て、お願い」
そんな言葉は誰の耳にも届かないまま心の内に消えしまう。
まだそこにあるのに
「もとき、だいすきだよ」
そんな言葉も、いつの日か僕は信じられなくなってしまうのだろうか。
幾ら言葉で、行動で示されたって何も心には響かない。
常に上辺を撫ででいる感覚。何百回も味わったこの感覚を若井とも共有したくはない。
「がっこう、行っちゃうの」
「すぐ帰ってくるよ」
そんなことが聞きたいんじゃない。ただ、少しだけ我儘を聞いて欲しかった。
「そこ、固定電話あるからいつでも電話してね」
気に食わない若井に少しだけ頷いておいた。
ガチャリとドアが閉まる音がする。
薄着の僕には寒すぎるような風が肌を撫でたところでさっきまで僕の前にいた若井がいないことに気づく。
学校に行っている時間くらいなら一人でも大丈夫だろう。
なんて考えは浅はかだった。
すぐにでもドアを開けて若井に抱きつきたかった。いま電話に手を伸ばして若井の声を聞きたかった。
「そんなことしたら …. また、嫌われるよ」
頭にガンガンと響く聞きたくもない言葉。
冷や汗が頬を撫で、息も荒くなってきた
そんな自分を見て見ぬ振りするように布団へと潜り、目を閉じた。
気分が悪くなる学校の中。指定された席に座り何の得にもならない話を延々と聞かされる。
うるさい男子はギャーギャー人騒ぎ、女子は控えめにクスクスと笑っている。
授業のことなど何にも考えていない自分主義の人間ばかり。
でもそんな枠から外された時点で変人扱いされるのは目に見えており、だからこそ俺は今日も”クラスの一員”として成り済ます。
二時間の授業が終わり、スマホを覗き込んだところでとんでもない興奮が込み上げてくるのを感じた。
何十もの留守電が入っていた。
早く帰ってきて
何で出ないの
もう逃げるから
ざっと見ただけでも全てこんな内容であった。
若井はニヤつく顔を何とか取り繕って友達へと話しかける
「俺体調悪いから早退するわ
先生に言っといて」
「なんで体調悪いのにそんなニヤついてんだよ」
急にそんなことを言われ動揺する友達の言葉はもう若井には届かなかった。
「もとき!ただいま」
「 …. 若井、!?」
若井がドアを開けた瞬間、さっきまで泣いていたであろう元貴が座って待っていた。
「ごめんね、電話気が付かなくて」
そんな元貴を見るなり若井は抱きつきそんな言葉を投げかける。
「 .. 寂しかった、」
「うん、ごめんね だいすきだよもとき」
そんな若井の言葉はぎゅっと強くなった元貴の力を緩める
「 、じゃあ早く抱いて」
若井の理性を飛ばすように放った言葉は二人を永遠の檻に閉じ込めた。
ふむ変ですねこれ
すこしバッド入るとすぐこの作品に逃げます
すまんねぇ
期待なんてしたら自分が傷つくだけなのにね
笑笑
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