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1 - 第1話

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2024年06月02日

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宮舘の家のダイニングテーブルにおやつを置いて食べている渡辺。


宮舘ーまた、そんなの食べて。

渡辺ーたまに食べると美味しいんだ。

宮舘ーだからって。

渡辺ー身体に悪い物なら売ってないだろ。

宮舘ーそうだけど、俺が作るのに。

渡辺ーだから〜たまにはこういうのも食べたいの。こんな小さなサイズだ、文句言うな。


そう言って、スナック菓子を食べる渡辺。

確かに身体に悪い物を売っているはずないし、小さなサイズだし、宮舘は諦めのため息を吐いた。


渡辺ー涼太、晩ご飯なら軽くていいからな。これ結構腹いっぱいになる。

宮舘ーもう!そんなの食べるからご飯食べられないんじゃない!

渡辺ー煩い。とにかくちょっとでいいから。


渡辺は、宮舘には我儘になる。

これも、甘えの1種だろうか?

幼馴染みと言ってもそんなにべったりいたわけではない。

同じグループになって、宮舘が恋焦がれて、ずっと「好き」と言い続け今に至る。

渡辺に「一緒にいるか?」と言われて泣いた日。今もはっきり覚えている。

まさか、恋心が通じる日が来るとは思っていなかった。

それでも諦められなかった。

自分の腕の中にいる渡辺は毒を吐くことなく可愛い。

熱い夜は、妖艶で綺麗だし、抱きしめると可愛いし、宮舘は完全に渡辺に参っている。

渡辺はどうなんだろうと悩んだ時期もあった。

が、「もう、幼馴染みには戻れないからな」と言われて嬉しかった。

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