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あまりにびっくりして思わず立ち上がった時に、思いっきり机にみぞおちをぶつけてしまった。
「えっ、何事!?ほんと大丈夫?」
「〜〜〜っ、もふくん…!」
「もしかして驚かしちゃった?ごめんなー?」
そう言って心配そうにこちらをじっと見つめてくるから、一気に俺の心臓はうるさくなって、体温はどんどん上昇してきた。
『あー…やっぱりもふくんかっこいいなぁ』
早く何か喋らないといけないのに、もふくんのことを見ていたくて上手く頭が回らない。はくはくと口を開いたり閉じたりするけど言葉が出てこない。
「どぬくさん本当に大丈夫?なんか顔赤いよ?風邪かなぁ」
もふくんは心配そうな顔で俺のおでこに手を当ててきた。やばい、少女マンガじゃん!
んー?熱は無いみたいだけどなーと言ってもふくんは俺のおでこから手を離すと優しく笑った。
「もう寝ろ寝ろ、風邪ひいて明後日の撮影欠席になっても知らないぞー?これからキッチン行くからついでにどぬくさんのマグ洗っとくわ、ゆっくり休みな」
おやすみーとひらひら手を振ってキッチンに向かうもふくん。途端によく分からない焦燥感に苛まれてきた。何か言わなきゃ、せっかく会えたのに、もっと話してたい!
「あのさっ、もふくん京都いつ行く?」