【設定】
しろせんせー×まちこりーた
⚠病み系、死ネタ注意⚠
ハッピーエンド
※まちこりーたさんのTikTok(YouTube short)を元にしています
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《さようなら。》
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まちこりーたside__
ビュービューと冷たい風が吹く。
マンションの屋上で、ぼーっと空を見つめる。
少し前から、気づいていた。
💬「___________」
💬「_______」
💬「_______________」
アンチが、増えていた。
私への批判が増えると、女研への批判も増えていった。
女研への批判も増えると………メンバーへの批判も増えていった。
💚「っ………………………」
何もかもが苦しかった。
メンバーは、そんな私に気づいてくれた。
💜【変なこと言ってくる人なんて気にしなくていいからね】
💛【俺らは何ともないから】
❤️【休みたかったら、休んでもいいんだからね】
💖【僕らはいつでも待ってるから】
それは、彼も
💙【今まで、気づけなくてごめん。俺らが守るから】
💙【大好き】
彼と私は、ファン公認の交際をしていた。
まだ、たったの数ヶ月でも、幸せで、幸せでたまらなかった。
……それなのに、私への批判が増えて、彼への批判が一番に増えた。
しまいに、私と彼は距離が開いていった。
……………いや、私から距離をとった。
彼を傷つけるくらいなら、離れた方がいい。
彼という幸せがなくなって、心がすり減っていった。
だんだんと、作り笑いをしていることを実感していた。
“心から笑う”それがなんなのか、分からなくなっていた。
でも、“苦しい”という感情は痛いほどわかった。
もう、こんな“苦しさ”から逃れたくて、活動休止を発表した。
それでも、アンチは減らなくて、心はすり減っていくばかりで
__もう、いいんじゃないか
そう、思った。
こんな苦しさしかない世界で、神様は助けてなんてくれなくて、意地悪で。
こんな人生になんの意味があるのか、理解ができなかった。
冷たい風が頬に当たる。
スマホをタップして、彼にだけ、メッセージを送る。
💚【ごめんね、愛してる】
__来世はもっと
💚「……心から笑えますように」
屋上から、空へ飛び降りた。
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数年後__
しろせんせーside__
数年前、彼女はいなくなった。
飛び降り自殺だった。
俺らは、気づいていた。
彼女の苦しさに、SOSに。
彼女へのアンチが増えて、彼女は俺らと距離を置くようになった。
…………気づいていたのに、助けられなかった。
………………“守る”だなんて言ったくせに
💛「……配信、切ったよ」
💜「…………………っ……ごめっ……」
❤️「……大丈夫、泣いていいよ」
💖「……………っ…」
彼女が亡くなって、2年がたっていた。
女研の活動は続いていた。
遺書に残された、1つの願いだったから。
💙「……ごめん、外出てくる」
💛「………うん、」
もう冬に差し掛かっていて、冷たい風が頬に当たる。
あの時の彼女も寒かったのかな、なんて思う。
意味もなく、コンビニによって、なんとなく、彼女が好きだったものを買う。
💙(……それにしても寒いなぁ、)
いつもの道。
あのコンビニからは、この近道があった。
こんな道があったんだ、だなんて自慢げに彼女に話していた。
💙「……………………、っ」
自慢げに、彼女に話していた道。
さら、とウルフヘアの髪が風に吹かれる。
💚「……………………久しぶり、w」
💙「……ほんと、おっそいわ、w」
ぎゅ、と彼女を抱きしめた。
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今回は、まちこちゃんのTikTok(YouTube short)の「来世はもっと」という音源を元に作りました。
死ネタですが、最後には転生して心から笑える人生を送る。というお話です。
あと関係ないけどミニ宣伝で、小説意外でもしろまち供給欲しい方はLINE VOOMで #ゆずはの編集動画で検索すると私の投稿のしろまちが出てきます👍🏻👍🏻(女研じゃない方の投稿もあります)
𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
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