コメント
0件
太「あ!織田作!!」
織「おぉ、太宰と安吾。」
安「こんばんは。」
織「2人とも来てたンだな。」
太「偶然だけどね〜」
織「マスター。何時もので」
マ「分かりました。」
織「久しぶりに3人揃ッたな。」
太「そうだね。」
シーンと一瞬静かになッたあと、
太宰さんが口を開いた。
太「ねぇ、安吾。」
安「?はい。」
太「カメラッて、今持ッてる?」
安「まぁ、仕事用ですが…」
太「写真撮ろうよ、“記念”にさ」
安「記念?」
太「うん。」
太「ここに3人が集まッた記念」
織「何回も集まッてるじゃないか。」
安「幹部殿の仰せのままに」
一人一人の写真を撮り終えたあと、
太宰さんが私に
太「夢ちゃん!」
夢『はい?』
太「最後に3人で撮るンだけど
夢ちゃんが撮ッてくれない?」
と云われ暇があッたので
夢『良いですよ。』
と云ッた。
太「有難う。」
夢『はいチーズ』
カシャ
夢『これで良いですか?』
と云い、写真を見せる。
太「嗚呼、良いよ。有難う。」
夢『いえ、良いンですよ。』
太「ところで、夢ちゃん。」
夢『はい?』
太「洗剤ベースのカクテルはあるかい?」
夢『ないですよ。』
織「ないものは、仕方ないな。」
安「そこ突ッ込むところですよ。」
織「それで、何で急に写真なんだ?」
太「いま撮ッておかないと我々がこうやッて
集まッたという事実を残すものが
何も無くなる気がしたンだよ。」
そのとき、太宰さンの言葉が
本当になると誰も予想出来なかッた。