テラーノベル
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さっきほっぺ引っ掻いたら
血が出ました主です
(激痛)
それではどうぞ泣
白視点
僕は凡人
言われた事は勉強して理解する、求められた事はまた勉強して伝えられるようにする
成績も中の下程度で
特に誇れる所もない
そんな”普通”の人生を歩んでいた
ある日、普通に教室に入ると知らない子がいた
白)………??
見たことの無い子だ
ピンクのふわふわとした髪に、たくさんのピアス優しそうな目元
こんなイケメン絶対クラスにいなかった((
??)あ!おはよーございます!✨
??)俺今日からこのクラスに転入します
桃)桃って言います!
白)あ…おれ白…
桃)あ、白ちゃんね!よろしくっ!✨
白)お、おうっ…
桃)俺が白ちゃんって呼ぶから
桃)白ちゃんも桃ちゃんって呼んでっ!
白)え、ええけど…
桃)やった!よろしくね白ちゃん!
なんだか距離の詰め方えぐい人だなぁ…
その日を境に一番最初に桃ちゃんと出会った俺は
桃ちゃんの親友と呼べるほどの仲になっていた
桃)ほい、アイスぅ!✨
白)わッ…冷たいなぁ!
白)びっくりさせんでやぁw!
桃)へへーん!✨
こんな男ノリも出来て…悪い所なんてひとつも無い
先生)ここをー…わかるやついるかー?
あの先生…まだ習ってないところ出てきやがって…
誰もわかるはずないやん
桃)はいっ!✨
先生)えっ…も、桃っ…
桃)答えは〇〇です!✨
先生)正解だっ…
桃ちゃんっ…予習しとったんかな…?
凄いなぁ、俺もきちんと見習わないとな、w
彼の隣にずっと立っていたい、そんな気持ちだった
最初は
先生)じゃー、ここの問題!白!
白)え”ッ…
あのクソ教師っ…また習ってねぇとこ出してきやがった!
今度はないちゃんが答えられへんように俺を指しやがってっ!
白)えっ…えーっとっ…
桃)せんせー!
先生)ビクッ…な、なんだ?
桃)ここ習ってないでーす!
先生)あ、あぁ…そうだな…すまない白
桃)グッ!
こっちに向かってにっこりと笑い、親指を立てて来た
少し自分より優れていることが身に染み、心が痛くなった
今日のようなことが何回もあり、彼は天才なのだと直感で理解した
彼の天才さを友達という近い距離で見ているうちに尊敬の念はだんだんと…
憎しみに変わって行った
そんな日々の中でも俺に好きな人が出来た
赤)白先輩、
白)ん?なんや?
そう、この赤ちゃん
後輩なんやけど…俺にめっちゃツンツンしとるんよ…
好きになってしもたんやけど…これは無理かなと正直思っている自分がいる
桃)赤ー?
赤)あ!桃先輩っ!!
桃)おぉ、w
桃)白ちゃーん!
白)お、?なんや?
桃)ちょっと赤借りてくねw
白)お、おん…
赤)か、借りられてきますw
あの天才は僕の好きな人まで取るのか、
確実に赤ちゃんは桃ちゃんと対応と違った
凡人の俺には赤ちゃんはデカすぎたかッ…
好きな人にもアプローチ出来ねぇのか…俺
雑魚やな…
赤)…白先輩
白)う”ぉッ!?ビクンッ
赤)先輩びっくりし過ぎです、w
白)お、おぅ…ビクッ
白)な、なんの用や?
赤)あ…その…ッ///
白)??
赤)せ、先輩が…好き…です…///
白)え”ッ…う、嘘やろっ…?///
赤)嘘じゃないですっ…///
白)ほ、ほんま?
白)嬉しすぎるっ…///
赤)えっ…て、てことは…///
白)僕なんかでよかったらっ…付き合って下さいッ…///
赤)なんでっ…告白した側がはいっていうんですかっ…///
白)お、おかしいかもな、///
赤)おかしいですっ…w///
こんな変な感じで僕らの恋愛はスタートした
桃)ッ………!
それから毎日、桃ちゃんの天才自慢が始まった
俺からしたらそうとしか取れないようなことばかり言ってくる
帰り道、1人呟く
白)「嫌い」
桃視点
俺は天才
こう聞くとただのヤバいやつだけど…w
俺は言われた事は頭でなんでか分かっちゃうし求められた事は直ぐに行動できちゃう
自分でもそうなんだろーなーとは思っていたけど周りと比べると…やっぱり自分が優れていてしまうことがわかる
俺は優れた天才よりも
人に寄り添える凡人になりたかった
まぁ普通こう言ったらみんな怒っちゃうんだけど…w
でも俺の気持ち、考えてよ
俺は友達が出来ない
周りが凡人ばかりだからみんな俺の天才さに嫌気がさして自然と距離を取っていく
離れた子はみんな口を揃えてこういう
「あいつが嫌いだ」
俺は天才であり、嫌われ者
新しく転入した学校に来た
前の学校では周りから嫌われていて、俺の周りには半径1メートル程、みんなから離れられていた
そんな学校が嫌で、ここならっ!
そう思って新しい学校に来た
最初に声をかけたのは
俺よりも小柄で、白くむらさきがかった髪をしていた優しそうな男の子
優しい子程、仲良くしてくれたから
色んな人に声をかけたがみんないなくなった
また、いつも通り
でも白ちゃんは近くにいてくれた
友達として
でも、赤を奪った
俺が赤を連れ出したあの時、告白した
桃)ッ……好き…///
赤)ッ……ごめん
分かってた
赤は白ちゃんが好きだって
目に見えてた
俺はある日
雫を零しながら言った
桃)「嫌い」
でも、彼だけは嫌いにはなれなかった
「嫌い」
end
コメント
5件
むぬの手心配してる場合じゃないじゃん🥺🥺!!くるみちゃんこそ自分のほっぺたは大切に...( ᵒ̴̶̷̥́ㅿᵒ̴̶̷̣̥̀ ) ドロドロ系も良かったけど切ない系も沼りそう♡(。⊿°」∠)アーレー
コメント失礼します!m(_ _)m 今回も最高でした😭👏✨ 恋から始まり友達と別れていく……切ないけど凄くエモい感じのお話で最高でした!!✨️✨️ 天才っていい事ばかりじゃないんですね……人それぞれ困ることがあるもんですね〜……急なんですけど頬大丈夫ですか?引っ掻いてしまうと痛いですよね(>_<)