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fwak
次の日
いつもみたいにふわっちに挨拶をしようとしたそれなのに…
『ふわっちおは…』
ガタッ!
ふわっちは急に立ち上がり、急ぎ足でどこかに向かってしまった
…え、俺いま避けられた?
いや、ふわっちに限ってそんなわけ…
結局ホームルームの始まるギリギリまでふわっちは戻ってこなかった
休み時間や、昼休みも話しかけようとしたが…
『ふわっちー!』
「ごめん先生に呼ばれてる」
『あ、そ、っか…わかった!』
なんで…目も合わせてくれないの…?なんで、俺を避けるの?なんで…
fw視点
今日はほとんど人と話していない
授業も寝てたし、あきなとも話してない
なんでか、って?
あきなが俺が避けるたんびに悲しそうな顔をしてたのはわかった
でも俺は目を合わせなかった
いまもこうして帰りの会も机に顔を埋めて寝ている
ただ顔を埋めているだけなのに…やば…ねむ、気が…
「えっとー呼び出しってなに?」
これは、中学の頃の…夢…?
懐かしいなぁ…お母さんが男遊びとかにはまり始めておかしくなって、俺にまで影響がでた
その結果、強制的に髪を染められ、現状これだ
友達とかいない訳じゃなかった
むしろ多かったと思う、女子に一応もてていたから告白とか頻繁に受けていた
今回もそれかと思ってたんだけど…
《ふ、不破くん!お願いがあるんだけどさ…!これ、なんだと思う?》
そういってその子が取り出したのはカッターナイフだった
「カッター…ナイフ?どうしたの?危ないよ」
《いいから見とけよ…これをね、こうしたらどうなると思う?》
そのこは自分の手首にカッターナイフを押し付け…
「危ない!怪我するだろ!!!」
俺の言葉に耳を傾けず、そのままシュッと、自分の手首に傷をつけた
《じゃ、これもってて》
血のついたカッターを渡された
俺が戸惑っていると彼女は急に叫び始めた
「え…」
それを聞いた俺の友人が駆けつけ、まぁそんな場面をみたら俺がやったって思うだろうな
「ま、ちが…ッ!」
[お前って…そんなやつだったんだな…]
あっという間にそれは校内に広まり、先生からの説教があった
言い返した、ずっと違いますって、でも信じてくれなかった
この髪のせいだったかもしれない
先生達は口を揃えて俺を指差した
その日から俺はクラスでは怖いやつとか、近づいてはいけない人とか、噂が広められ、さらにいじめの対象になった
その中に、あの女と、俺の友達がいた
一番信頼してやつに殴られ、水をかけられ…
先生はそれに気づいたってあいつらのいうことしか信じない
「ッ俺らってさ、友達だったじゃん!親友…だったじゃんか…」
[は?何いってんの?w友達でもなんでもねぇし、教えてやろっか?お前をいじめるように仕向けたのは俺だからなw]
え…俺らは…友達じゃない?
大切だって思ってたのに…あの時笑いあったのも全部偽物…?
もう、どうでもいい
しばらく理性を失ってただろうか
気がつくとそこには倒れているあの女と、あいつがいた
先生はその状況を怯えたような表情で眺めていた
その日から俺は高校まで停学になったのと、友達とかその言葉が信頼できなくて、ただ自分の首を絞めるだけの呪縛になっていった…
…ち
『ふわっち!』
「ッ!?」
俺、もしかしてずっと寝てた?
隣にはあきなが俺を心配そうに眺めていた
『…大丈夫?』
「平気、人にはしっかり睡眠とれっていったのに、ダサいね、俺」
『そんなことないよ…』
俺は今日一日彼を避けた
なのに責めるとか訳を聞くとか全くせず、俺の側にいてくれた
「俺が友達だから…、?」
『え、あぁうん!』
何それ、ワケわかんない…
「…おもんな」
『え?』
友達なんて信頼できない、俺は一人で生きていけるんだ!
じゃないとだめなんだ…一人じゃないと…
目の前が暗くなっていくのがわかる、あきなの叫ぶ声が聞こえる…それもだんだん薄くなって、最後には何も考えられなくなった
これでいいんだよ…
これで…