テラーノベル
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ある日、お友達とお話してる時だった。
「 ねぇねぇみおっち!今男バレマネ募集中だって! 」
「 チラシ貼ってた! 」
お友達がダンッと私の机を叩いた。
だ、男子バレ ー 部のマネ ー ジャ ー だよね?
どうしてそんなにテンション高いんだろう。
「 みおっち中学の時バレ ー してたんでしょ? 」
「 やったら?? 」
ワクワクしながら話すお友達を疑問に思いながら、私は首を横に振った。
「 バレ ー はもう辞めたから … 」
「 え ~ 、マネ ー ジャ ー だけでもしない? 」
私の言葉を無視して話し続けるお友達に苦笑した。
マネ ー ジャ ー … 。
元々バレ ー は部活としてやってただけで、プロの道を選んだ訳じゃない。
プロになりたかった訳じゃないけど、部活をやっていくうちに日本大会にも出場するようになっただけだった。
それから私は高校に入ってバレ ー を辞めた。
でもマネ ー ジャ ー なら … やってもいいのかな。
マネ ー ジャ ー なら … 期待されることもないのかな。
「 あんたたち、何話してんの? 」
私たちの話を遮って入ってきたのは中学校からの親友・あっちゃんこと坂ノ原杏心。
「 あ ~ 、あこっち 」
「 今みおちんに男バレマネしないか聞いてた ~ 」
「 はぁ?強制してんの? 」
「 いやそんなつもりじゃないけど 」
「 はぁ … 澪、マネは見学とかしてからやるか決めなさいよ。なにも無理に入ることないんだから 」
あっちゃんは笑顔でそう言ってくれた。
あっちゃんは中学校の時入学初日で私に話しかけてくれた。
凄く優しくて、私のことも考えられるような子。
気が強くて頼りになる。
何度も助けられたなぁ。
「 うんっ、ありがとう。あっちゃん 」
「 ま、結局はみ ー 次第だしね ~ 」
みんなは納得してくれて、その後はマネ ー ジャ ー のことについて触れなくなった。
☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。
お昼休みになっていつも通りみんなでお机をくっつけて昼食を食べる。
「 あ、あっこそれなに? 」
「 ミルクティ ー 」
「 … 」
どうしよう … 。
あっちゃんもああ言ってたし、見学だけでも行こうかな。
「 みおちんどったの? 」
「 えっ、う、ううん!なんでもないっ! 」
「 怪しい … 」
お友達が気にかけてくれたのを首を横に振った。
あっちゃんは私を怪しそうにじっと見ている。
「 なんかあったら言わないと 」
そ、そうだよね … 。
お友達に隠し事なんてしちゃだめだよね。
「 まぁ言いたくないなら __ 」
「 あのねっ、! 」
勇気をだして声を出すと、みんな真剣に聞いてくれた。
「 私 … 見学だけでも行こうと思うの 」
私の発言を耳にしたみんなは嬉しそうにしながら微笑んだ。
「 えっ、ほんとに!? 」
「 いいじゃん!行ってみな! 」
みんなは否定することなく一緒に喜んでくれ、応援してくれた。
「 一人で行けるの? 」
ふとあっちゃんがそう聞いてきた。
一人で行けるのって … 。
あっちゃんなりに心配してくれてるのかな。
ふふっ、あっちゃんはツンデレさんだから思いを伝えるのが難しいよね。
「 な、なんか … とんだ勘違いをされている気が … 」
あっちゃんは何か言っているけど、私は特に気にせず残りのお弁当のおかずを食べた。
☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。
放課後になって、私は急いで準備した。
確か見学って4時半からだったよね。
急いで行かないと … !
「 みおちん見学? 」
「 うんっ、今日一緒に帰れなくてごめんね … ! 」
「 平気平気。頑張っておいで 」
応援してくれるお友達に感謝の気持ちでいっぱいになった。
「 行ってらっしゃいみおちん 」
「 また明日、み ー 」
「 明日どうだったか教えてね ~ 、みおっち 」
「 気をつけるのよ、澪 」
ふふっ、みんな優しいな。
私はみんなに手を振って教室を出た。
体育館に着いて、どうすればいいか困惑する。
一人入口でウロチョロしていると、背の高い男の子が来た。
「 … ?あの、どうしましたか? 」
優しそうに話しかけてくれる。
「 え、えっと、1年生の花城澪ですっ、今日見学で … 」
モジモジとしながら話す私を見て、男の子は一瞬目を見開いて名前を言った。
名前は2年生の澤村大地さんと言うらしく、主将を務めているらしい。
澤村さんは体育館に案内させてくれて、武田先生のところまで連れていってくれた。
「 僕は男子バレ ー 部の顧問兼監督を務める武田一鉄です 」
ペコッと頭を下げた。
武田先生、顧問も監督もやっちゃうなんて凄いな。
私は先生に言われ、体育館の端っこにいた。
次々と選手が入ってきて、少しだけ緊張してしまう。
今はもう冬だからか3年生は引退していて、今いるのは1・2年生だけらしい。
… あ、あの子知ってる。
確か、3組の西谷 … くん。
あの子は1組の田中くん … だっけ。
結構仲良しで有名だよね。
そういえばあっちゃんも知ってたよね。
『 あの1組の田中って奴?私坊主無理だし無駄に声デカいし好きじゃない 』
って言ってたなぁ … あはは … 。
そんなところまで正直に言っちゃうのはびっくりしたけど、あっちゃんらしくて良いと思った。
「 ねぇ、あなた。見学なんでしょう? 」
わっ、!
凄く美人な方だ … !
… バレ ー 部のジャ ー ジ?
「 え、えと、は、はいっ、! 」
私は慌てて立ち上がると、美女さんはクスッと笑った。
「 ふふっ、座って。少し話しましょ 」
「 あ、はい … っ、 」
私が座ると、美女さんは私の隣に並ぶように座った。
「 私、ここのマネ ー ジャ ー してる2年の清水潔子 」
お話する姿がとっても綺麗だった。
清水さんって言うんだ … 。
お名前まで綺麗だなんて … 。
「 えっと、清水さん、 」
「 潔子 」
「 え? 」
「 潔子って、呼んで 」
わ、わわわっ、!
子犬のように眉を下げてお願いしてくる潔子さん。
か、かわいい … っ、!
「 あなた、名前は? 」
「 あ、1年生の花城澪です … ! 」
「 かわいい名前ね 」
うっ、潔子さんのがかわいい … 。
再び体育館に現れたのは2年生2人組。
「 お前らっ、おせえぞ! 」
澤村さんが怒ってる … っ。
「 メンゴメンゴ☆いや ~ 、先生に雑用頼まれてさ … 」
… ?
気のせいかな … 。
灰色の髪に目元にホクロがある3年生がじっとこっちを見ている気がした。
あっ、潔子さんがかわいすぎてかな?
確かに見入っちゃうほどかわいいもんね。
「 大地。あの子は … ? 」
「 あぁ、見学に来てくれてるんだよ 」
「 え … 」
何やら話しているけど何も聞こえない。
どうしたのかな?
「 澪ちゃん。マネやるの? 」
「 あ、いや、まだ決まってなくて … 」
悩んでいる私を見て、潔子さんは深く聞かなかった。
☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。
ぼ ー っと練習を見て、あっという間に18時。
招集をかけられ、私も慌てて向かう。
「 花城。質問はあるか? 」
説明や注意事項が終わり、澤村さんがそう言った。
「 えっと、気になることがあります 」
私のお話をみんな親身に聞いてくれている。
「 どうして … バレ ー をしているんですか? 」
私の疑問に、みんなは大きく目を見開いた。
困らせちゃったかな。
「 そんなの、好きでやってるに決まってんだろ 」
沈黙を破ったのは西谷裙。
「 なら … 何を考えてやっていますか? 」
更に追い討ちをかけるようにして質問すると、西谷裙は困ることなく即答した。
「 なにって … 俺はリベロだからさ、常に周りを見て、でも先輩たちは前を守ってくれてるからそれを信じて後ろを守るだけ! 」
… っ!
久しぶりにグッときた気がした。
誰よりも真っ直ぐな眼差しで … 。
そういえば、練習してる時も西谷裙だけは違っていた。
我武者羅に、失敗しても何度でもやり直す。
私はそんなこと、一度もしたことが無かった。
ずっとやり続けて、失敗することなんてなくて … それで期待されて … 。
… 私、近くで見てみたい。
西谷裙を … バレ ー に全力を注ぐ人を … 。
「 って、俺高嶺の花に何言って … ! 」
「 あの、私 」
続けて話そうとする私を、みんなじっと見てくれる。
マネ ー ジャ ー なら、出来るかもしれない。
「 マネ ー ジャ ー やりたいです 」
__ みんなを近くで見たい。
読んでいただきありがとうございますっ!
澪ちゃんには親友の坂ノ原杏心ちゃんと他3人のお友達がいて、仲良し5人組です!
見分け?がつかないと思うので、簡単に説明すると … 。
澪・杏心の所属グループ ( 5人組 )
Aちゃん みおっち、あこっち呼び
Bちゃん みおちん、アコちん呼び
Cちゃん みー、あっこ呼び
澪 あっちゃん呼び
杏心 澪呼び
って感じです💦
他3人はお名前とか決めていません‼️
決めて欲しかったら決めようかな🤔💭
今回4000文字書いちゃった(ノ≧ڡ≦)☆
あと菅原さんの意味深な雰囲気とかも次回からどしどし書いていくつもりなので、楽しみにしててください☺️✨
ではまた次回👋🏻💞
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