みことside
みこと「ゲホッゲホッ(咳」
ぁー、、なんかぼーっとする…頭クラクラするなぁ…
<ほんっっっとにあんたは何もできない子ね!!!すち!!
<ご、ごめんなさ…
<バシッ(叩 黙りなさいっっ!!
<っ…
<これ以上私を怒らせないでっっっっ!!!!
<本当にバカな子っ!!あんたなんか…
“生まれてこなければ良かったのに!!!”
みこと「…っ、」
すちにぃ、また、俺のせいで…俺がっ、病気なんか持ってるから、すちにぃに完璧をあの人達は求めたがる…
みこと「ほんとは、俺も一緒に背負うはずのものをすちにぃに全部押し付けて…」
俺が、俺がっ、生まれてこなければよかったのに、、なんで、すちにぃがそんなこと言われなきゃいけないんや…?
みこと「は、はぁ”、っ、くるしっ、、」
なんで、っ、すちにぃが怒られなきゃいけないっ、、、
みこと「、、俺が、もっと頑張らなきゃ、そしたら、すちにぃ少しは楽になるかな…っ、」
<洗い物と洗濯、勉強もやりなさい。すち。あんた次のテスト…わかってるわよね?
<っ、はい、全部やっときますっ…
みこと「…」
洗い物ぐらいなら、俺にも…
in キッチン
みこと「…」
俺が、頑張れば。。。
みこと「、、((カチャカチャカチャ」
グイ((袖 引張
みこと「! なっちゃん…?」
なつ「み、みこにぃ何してるの?(ニコッ」
みこと「お皿洗い。なっちゃんこそ…どうしたの?」
なつ「…俺も手伝う」
みこと「…ありがと(ニコ」
ガシャンッ(皿落
みこと「ぇ、?」
なつ「ぁ、、、」
お皿割れて…なっちゃん?
なつ「ぁ、ご、ごめんっなさっ、、」
みこと「なっちゃん大丈夫!?」
パリンッ(皿割
みこと「ぁ、、」
やっ、やっちゃった、、、なっちゃんに伸ばした手がお皿に当たって…
みこと「やば、、」
なつ「ど、しよ…」
すち「!? な、なんの音!?」
みこと「あ、すちにぃ、、」
なつ「すちにっ、ぃ、、(泣」
すち「!? お、お皿割れっ、、?!」
あ、おれ、すちにぃのために、すちにぃを喜ばせるために、楽にさせるために、、お皿洗いしとったんに…これじゃ、
みこと「真逆や…っ、、(泣」
なつ「すちにっ、すちにぃっ、ごめ、なさぃぃっ、(すちに抱きつく」
すち「うわぁ、え、えっと、取り敢えず割れた皿片付け…」
母「ちょっと!? どういう事!?」
すち「あ、お母さ…」
母「すち! また…あんたなにしたの!!」
すち「ちが、っ、お母さ、話を聞い…」
バシッ(叩
母「黙って!!! みこと、」
みこと「ビクッ(怯」
お、俺も怒られるんかな…
みこと「ご、ごめんなさ…」
母「大丈夫? 怪我はない?」
…へ、?
母「あなた今日体調悪いのに…ほら、まだ微熱じゃない、、そんな体で家の中うろうろしないで…心配するわ…」
みこと「あ、お母さん、ご、ごめ、、」
な、なんで怒られないん…?
なつ「っ、、、(涙目」
すち「ひまちゃ、、大丈夫だよ…」
なつ「すちにっ、、」
母「すち!!!!」
すち「ビクッ」
母「弟たちに皿洗いさせるとはどういう事!! あなた、お兄ちゃんでしょっ!!!」
すち「!っ、」
すち「そうだね、ごめんなさいお母さん。」
母「そんないくら洗い物も洗濯もしろってちょっと無茶な事お願いしたけど! あなたのためなのよ!?」
すち「うん。ありがとう。お母さん。」
な、んや、、これ、、気持ち悪い…
母「いくらなんでも弟にやらせるのはやりすぎよ。もう良いわ。片付けは私がするからあんたは部屋に戻ってなさい!」
すち「うん。ごめんなさい。お母さん、、。」
ガチャッ(扉
なんなんや、あんな、あんな顔させるためにやったんやないんに…なんなん?あの、すちにぃの顔、、まるで、笑顔を無理矢理貼り付けたような…あんなの、、
みこと「気持ち悪い…」
母「なつ?」
なつ「ビクッ(怯 な、なぁに?お母さん」
母「…」
なつ「お、お母さんごめんなさいっ、お皿割って…俺、もっとがんばるね…」
母「いいのよ。あなたはすちとみこととは違ってまだ中学生なんだから。これからもっと頑張ってちょうだいね?」
なつ「う、うん! おか、あ、さん…」
母「さて、みことは微熱なんだから部屋で休んでなさい。」
…たかが微熱やろ、ほんとは喉もすごく痛いけどこれを言ったらお母さんはもっと騒ぎ出すやろな。
みこと「…」
母「みこと?」
みこと「はぁい。」
なんで俺だけ他と違うん?