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☆。~~
とにかく
類、お前を 振り向かせてやる!!!
そう決意したのはいいもののどうすればいいのだろうか?
そう悩んでいるオレの前に一冊の本がおかれているのを見つけた。
「ん・・・?これは・・・。」
『特集!気になるあの子を振り向かせる10の方法!』
確かこの前有名になった本だったか。
ピンクの派手な文字はオレの目にでかでかと写った。
「・・・。」
持ち主は、と思って周りを見渡したが遅い時間だったので、誰もいなかった。
そろそろえむや寧々がセカイに着いている頃だろう。
オレも行かなくては。
そう思っているはずなのに、なぜかこの本から目が離せない。
少しくらいなら・・・いいだろうか。
「すまない・・・!少し借りる」
そう断りをいれてからその本に手を伸ばす。
~仲がよくなったら~
その1『頼み事をするべし』
(説明)
人は頼み事を受けるより、実は頼み事をする方が好感度が上がりやすい。
それは、頼み事をされることにより自分は相手から信頼されていると思うからだ。
《セカイにて》
「類!すまん遅くなった!」
「あ、司くん。まだ揃ってないから大丈夫だよ。」
「あとは寧々ちゃんだねー!」
ちょうどその時光が出て寧々が来た。
「ごめん遅くなった。」
「大丈夫だよ寧々。じゃあ、とりあえずKaitoさん達に会いに行こうか。」
今日は演出と演技についてKaitoとミクと考えることになっている。
今回やるのは『ロミオとジュリエット』
この前やったにはやったのだが、再演を望む声が多く、少し変えてやってみようという訳だ。
ロミオはオレ、ジュリエットは寧々。語り手は寧々ロボがやる。
というところまでしか決まっていない。
そんなことを考えていると、さっき見た本が思い出された。
後であの本を買おう、と心で誓ってから、考える。
『頼み事をするべし』といっても何をするべきだろうか?
特に思いつかない。どちらかというと普段オレは頼み事をされる側だ。
例えば・・・なんだろうか、 飲み物を買いに行かせる・・・とか?
いや、ただのパシリだな。良くない気がする。
演出についてお願いをする・・・?
いや、それはショーの話についてで本末転倒というか・・・。
何より類の演出は素晴らしいからな。特に何か言われない限り大丈夫だろう。
じゃあ勉強とか・・・?
あいつは頭がいいが、教えるのが上手そうな気はしない・・・
だが、それ以外思いつかないしなぁ。
そうだな、そうしよう
「あ~~!司くん達いらっしゃい~!」
「いらっしゃい」
Kaitoとミクがやってきた。取り合えず今はショーに集中しよう!
・・・
「そろそろ帰る時間かな?」
「そうだね・・・じゃあまた明日」
「またねーっ!」
何回かやり通したあと、ちょうどいい時間になっていたので解散となった。
「じゃあ司くん、またね」
「あ、ちょっと待ってくれ」
「どうしたんだい?改善点とかあったのかい?」
勉強を教えてほしい、と頼めばいいんだよな、!
実際数学で難しいところあったから・・・嘘じゃないからな!
「ショーの話ではないんだが・・・今日の数学でわからないところがあってだな、
教えてくれると助かるのだが・・・」
「うぅん、教える、ねぇ。」
やはり教えるは専門外なのだろうか。類が頭を捻っている。
「すまない、他の人を頼ってくれ。勉強を教えるのは苦手なんだ 」
「そうか、すまん。また明日な」
「うん。また明日」
・・・。
駄目だったか・・・。
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