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最後の「最強で最凶なバディ」って言葉ちょー好き🫶🫶 やっぱりキッドは生きて快斗として今まで通りの生活を送ってるよね……!!安心した……!! これからも2人らしく最強で最凶なバディとして頑張って欲しいな……!!
見るの遅れたぁぁ! あの場所…!! 了解です!頑張ってください!(?)
前編をよんでいない方は是非そちらから読んで頂けると嬉しいです。
あれから怪盗キッドの自死は公にされず、元の日常に戻りかけていた。一部の人間を除いて。
中森警部は心にぽっかりと空いたようにまるで精力がなくなり、新一もまた怪盗キッドの行方を追い続けていた。
「そうだ、正体を突き止めれば…」
思いついたのはいつのことだったか、父である工藤優作がまとめた怪盗1412号についてのファイルや他にも様々な文献を漁ってみたが、確固たる証拠はでてこなかった。
しかし、気になる部分はあった。黒羽盗一の事故死と怪盗キッドの活動が途端になくなった時期が合致するのだ。これだけではただのこじ付けレベルになってしまうが、東洋の魔術師と謳われた彼ならと納得できる部分がある。
しかし、怪盗キッド=黒羽盗一だと仮定して、彼はもう死んだはずだ。ここ最近犯行に及んでいた人物は偽物?いや、黒羽盗一ほどの頭脳やパフォーマンス能力を持っている人はそうそういない。黒羽盗一の弟子か、或いは…息子か?
そういえばあいつ落ちる前に「クローバー」って言ってたな。これが「黒羽」だったのなら…
「試しにコンタクトを取ってカマをかけてみるか」
かくして、冒頭へ戻る。
「有名人の高校生探偵さんがわざわざ江古田まで来ちゃって、、オレに何の用ですか…?」
「とぼけんなよ。オメー、俺と何度も対峙してきただろ?」
「な、なんのことだか…」
白馬に対してでさえポーカーフェイスを保ってきていたというのに、名探偵に詰められると己の座右の銘を忘れたかのように感情を表に出しすぎてしまう。
この反応は明らかにビンゴなはずなのに、怪盗の気配を全く感じない。
怪盗キッドなら気配を隠すくらい余裕だろうが目の前のやつはどこからどう見ても普通の高校生。
それに、誰でもいきなり探偵に押しかけられたら驚くだろう。
ああ、これは一体どっちなんだよ!と頭をフル回転させるが無論答えは見つからない。
「まあいいでしょう。なぜ俺がここにきたか、分かりますか?」
「オレを怪盗キッドだって疑ってるから来たんじゃねーの?さっきそうやって言ってただろうがよ」
「あ、ああ」
幾分か落ち着いたのか先程とは態度が一変した目の前の相手に多少怯みながらも話を続ける。
「っつーか、普通わざわざ高校まで来ます?」
「すみません。これしか思いつかなかったんです。」
「名探偵も所詮は高校生か」
悪態をついた快斗からは怪盗のときのようなオーラが垂れ流されていた。
「や、やっぱりオメー!?」
カッと目を見開いた名探偵にそっと耳打ちをする。
「放課後、あそこに来てくれ。必ずいくっからよ。」
「…ああ。約束、忘れんなよ。」
後にこの二人が最強で最凶のバディとなることをまだ誰も知らない。
End
実は今ちょうどテスト期間っていうのと来年高3で受験生になるっていうので勉強に忙しくてぜんっっぜん更新してませんでした🥺多分来年1年間はほぼ何も更新できませんが、FF様の作品はなるべく見に行くようにするのでよろしくお願いします💪🏻