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「……っ、やめ、て……もう、動かないで……!」
個室の壁に背を預けながら、滉斗はぐしゃぐしゃに崩れていた。
先に媚薬を飲まされた体は、熱に浮かされ、触れられるたびビクビクと跳ねる。
汗に濡れた前髪の奥で、潤んだ目が必死に助けを求めていた。
「やめる?ほんとに?」
元貴はゆっくりと、滉斗の顎に指を添えて顔を上げさせる。
「その顔で言われても、まったく説得力ないよ。……可愛すぎて、やばいんだけど」
「っ……バカ……元貴、ひど……」
「ねぇ、滉斗」
その目の前で、元貴はもう一度、さっきの媚薬の小瓶を取り出した。
「俺も……おかしくなっていい?」
滉斗が見上げると、元貴は自らその液体を口に含み、 すっと、滉斗の唇に口づけた。
媚薬を分け合うような、甘く、ねっとりとしたキス。
舌と舌が溶けるように絡み、わずかに零れた液が2人の唇を艶めかしく濡らした。
「……もう止められないな。お前のこと、何回でも壊したい」
「……バカ……元貴……ほんとに……っあっ!」
舌が、指が、体の奥深くまでかき回す。
媚薬のせいで、感覚が過敏になりすぎていて、
触れられるたびに、快感の波が容赦なく押し寄せた。
「……声出していいよ。今、誰もいないし。……全部、俺に聞かせて?」
「も、やだ……っ、あ、やば……また、イく……っ!」
果てたばかりの体に、また快楽が押し寄せる。
それでも元貴は許さなかった。
滉斗の脚を開いたまま、指で中をぐちゅぐちゅと掻き回し、
声を上げさせながら、何度も何度も、限界を超えさせる。
「……まだイけるよね?……だってここ、こんなに……」
「いっ……言わないで、やだっ、もぉ無理っ……!」
けれど、元貴自身ももう理性を保てなかった。
自分のものを滉斗の中に押し込み、荒く腰を打ちつけながら、
言葉も快楽も、すべてが乱暴になっていく。
「……気持ちい?俺の、奥まできてるの、感じて……?」
「うん……っ、元貴……もっと、もっと……っ!」
快感が重なるたび、吐息が絡み、体が跳ねる。
果てたはずなのに、また高ぶってしまう。
媚薬が身体中を駆け巡って、お互いの理性をとっくに溶かしていた。
「……好きだよ、滉斗。……お前じゃなきゃ、無理……っ!」
「俺も……元貴じゃなきゃ……こんなの……!」
深く、深く、重なり合って、
身体の奥から溢れる愛と欲で、
2人は何度も果てて、何度も求めて、
ただひたすら、お互いの存在を貪り続けた――。
END