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ゆうside
…過去自体は大したことなくても、本当に辛かった。今、認めてもらえるかもわからないのがとても怖い
「…ゆうちゃんは?どうしたいん?」
れるちが落ち着いたトーンで聞いてくる
「…今のま 「ホンマにそれでええん⁈」
思わずビクッと肩を上げる
綺麗で透き通った声を荒げて大きい声を出すれるちは真剣そのものだった
「…ゆさんはさ、自分のやりたい曲やらなくていいの?」
「それは…ッ」
くにのがゆっくりとゆうさんの顔を覗き込む
「ゆうちゃん自身の考えは…?親とか関係なく、ゆうちゃんの考えは?」
「…わかんない」
こえちゃんの質問に、ゆうさんは本当の答えを出せない
分からない。親なしで考えることがまず…
「…確かにゆうちゃんは可愛いが似合うお思う。」
こったんからのまさかの発言に全員が視線を向ける
「けど、私達からしたら…音楽に全てを捧げてる身からしたらやりたい音楽の方がより輝くと思うんだ。元から似合う似合わないじゃなくて、その人が本当に楽しんでたらそれが似合うものになるの。 」
まるで自分が経験したかのような言い分。けど、その言葉になにか救われるものがあった
「…ゆうちゃん、」
もう一度れるちから聞かれる
「本当はどうしたいん?」
「…お母さんの理想になるしか」
「なるしかないやなくて!」
「でも、」
「ゆうちゃん自身は!!大切にしたいものがないん⁈やりたいことがないんッ⁈」
自分のことのように泣き始める彼女を見てハッとした
そうだよね、れるちも好きなこと、やりたいことを否定されたんだもんね
「ゆうさんはッ…」
思いっきり叫んで
伝わるように
本音なのかはわからない
ただ、無意識に動く自分の口に任せて
あの時叫んでくれたみんなに負けないぐらい、
「たくさん歌を歌いたいッッ!」
思いっきり
「…よくできました♪」
そう言ってこったんに頭を撫でられる
しばらくして落ち着いた頃
「よし!あとは任せてな!」
「え、?」
「準備OK?くにの!」
「やっぱり…私もなのね…」
「ゆうちゃん、スマホ貸してくれん?」
「え、あ、うん?」
パスワードを打ち込み開けてかられるちに渡すと、彼女は何かをし始めたそして…
「え、だ、誰と電話?」
「誰って…」
ゆうちゃんのお母さんやけど?
読んでいただきありがとうございます!
どもども星音です!
誰かが本当の自分を受け入れてくれるほど嬉しいことはないですよね😭(個人の意見)
明日はゆうさん救出(?です!
それでは!また次回!