『……S-10』
『其の名前で呼ぶなと毎回云ってるだろ、 桜宮緋咲(さくらみやひさき)サン』
『…粹都、何処に行っていた』
『見て判るだろ。姉と親友の墓参りだ。』
『嘘をつけ。もう1人いただろ。』
『……さァ、なんの事やら』
『左は御前の姉の…粹螺の墓だ。右は俺の姉で御前の相棒で親友だった桜宮緋月のもの。』
『……真ん中の墓が誰のだって?』
『…御前の母親だった笠宮財閥元会長、笠宮灯下の墓だろう。』
『………』
『何故アナベラルの元に返さなかった?』
『少なくとも彼女はアナベラルと今結婚していただろう。』
『あんたは知らないだろう?』
『何がだ』
母さんは親父の元に帰ることなんて望んじゃねェよ、寝言は寝て云え
コメント
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灯下さんか…
へえー!
あー、灯下さんか~!