TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

すれ違い

一覧ページ

「すれ違い」のメインビジュアル

すれ違い

1 - すれ違い

♥

38

2025年05月04日

シェアするシェアする
報告する

「 すれ違い 」



『』 二番さん


「」 三番さん



nmmn 注意 。

ご本人様には関係ないです 。

コメントなどでご本人様の名前を出さないでください 。


死ネタあり 。

二番さんヤンデレ ?

物語内では名前出




ほとけ said



『 初兎ちゃん 。 おはよう ! 』


目にハイライトが入っていない 、 鎖に繋がれている君を見つめる 。


『 なんで 、 なんで僕のこと無視するの ? 僕はこんなに愛してるのに 。 』


つい苛々して手がでてしまった 。 パチンッと頬を叩いた音が部屋に響く 。


「 いむく 、 ごめんね 。 」


今にも泣き出しそうな顔で初兎ちゃんが謝ってきた 。 別に泣かせたいわけじゃなかったんだけど 。


『 煩い 。 泣くなよ鬱陶しい 。 』


苛々が抑えられず 、 鳩尾辺りを殴る 。


「 う” 、 げほっ 。  」


お腹を抑えて蹲っちゃった 。 そんなに強くやってないんだけどな 。


『 初兎ちゃんってこんなに弱かったっけ 笑 僕ね 、 弱い子には興味ないの 笑 』


大好きな君に残酷な事を言う 。 よく考えてみたらこんな事を言ったのが間違えだったのかも


ガチャ


鎖を全て外して君を自由にさせる 。 泣きついて縋って来るかななんて考えたけど 、 ぼーっと一点を見つめているだけだった 。


『 つまんな 。 』


そう言い残し 、 僕は部屋を出た 。 どうやら僕への気持ちは無くなってしまったみたい 。




初兎 said



『 つまんな 。  』


そう言い残して君は出ていってしまった 。 僕は捨てられたんだと実感した 。


「 いむくん 、 ごめんねっ ごめんね 。  」


この声は届くはずないのに 、 何度も謝る 。


謝ったら戻ってきてくれるかと一瞬期待したものの 、 そんな事はあるはずなかった 。


「 もう 。 死んじゃお 笑 」


君に愛されないのなら 、 生きる意味なんかないと思い 、 自由になった体で首を吊るための縄と台を取りに行く 。


「 よし 、 いい感じ 。 」


持ってきた縄を天井から吊るし 、 台を置く 。


「 いむくんの服 … 最後くらいいいよね 。  」


君が恋しく 、 つい服を着てしまった 。 ピッタリのサイズのパーカー 。 君に包まれているみたいで幸せだった 。


「 あ 、 そうだ 。 」


近くにあった紙に君への気持ちを書く 。 もう僕のとこには戻って来ないだろうけど 。


これで 、 未練は無くなった … ? いや 、 最後くらい愛してるって言って貰いたかったな 。


縄に首をかける 。 でも怖いことなんてない 。    君と一緒だから 。


ガタッ


首が絞まる 。 少し苦しいけど 、 君の匂いで落ち着く 。 いむく 、 今までありがと 。





ほとけ said


少し頭が冷やせたので家に帰る 。


僕のこと恋しくなって泣いちゃったりしてないかなと考えると 、 自然に頬が緩んでしまう 。


『 ただいま 。 』


しーんと静まり返った家 。 寝ちゃったかなと君の部屋に向かう 。


『 え …  ?  』


僕の服を着て 、 幸せそうな顔で縄にぶら下がっている君 。 君は僕のことがまだ好きだったの .. ?


急いで縄から下ろすが 、 生きているとは思えないくらい冷たい体の君 。


『 ごめんね 。 』


僕がもっと優しく愛してあげればよかったと後悔する 。 そうしたらもっと長く二人で生きられたのかな 笑


『 僕もそっち行くからね 。 』


君の額に口付をする 。 そして君を抱きかかえて外に出た 。


『 最後まで一緒にいようね 。 』


適当にマンションを選び 、 屋上に向かう 。


少し怖い気持ちもあったが君がいるから安心できた 。


靴を脱いで 、 フェンスをまたぐ 。


『 初兎ちゃん 。 愛してるよ 。 』


貴方を抱きながら 、 落ちる 。


来世も一緒にいたいな 。と心の中で願って 、 僕は意識を手放した 。




end

この作品はいかがでしたか?

38

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚