「驚かせちゃってごめんなさい。」
そう言う少女に驚いて声も出ないでいると、
「知り合いじゃないの?」
キョトンとした顔でミクが聞いてくる。
「どこかで見た気がするけど分からない。」
と、言うと少女は
「私も見たことある感じはするんですけど分からないです。」
と答えた。
すると突然ミクが
「じゃあ自己紹介しない?」
と言い出した。
「それじゃあ私からしますね。」
少女が話し出す。
「私は小豆沢こはねです。」
「小豆沢さんも魂だけになってからセカイに行こうとしたらここに来たの!?」
自己紹介の後うっかりセカイに行こうとしてきたことを話せば、小豆沢さんもセカイに行こうとしたらしい。
「はい、そうなんです。」
「それにしても、ミクちゃんの言ってたセカイが想いの数だけあるって本当のことだったんだね…。」
と、驚いていた。
そんな感じでほのぼのと話していると突然、
と大きな声が聞こえた。
その声はどこかで聞いたことがある気がした。
ミクが驚いてその声のした方に走っていく。
それに私たちも顔を見合わせて後を追いかけていく。
「君は誰?」
ミクが見たことある後ろ姿に話しかける。
「うわぁ!!ミク!?」
振り向いたその姿は少し前まで一緒にいた司だった。
「まふゆ、どこ行ってたの?」
「もう門限ギリギリよ!」
お母さんが言ってくる。
「ごめんなさい。友達が倒れたたらしくて。」
「お見舞いに行ってたの。」
正直にそう言うと、
「そう、けどまふゆももう受験生なんだからそこまで長居しなくてもいいんじゃない?」
胸が何故か冷たかった。
「けどその子家族が入院中らしくて服とか取りに私も行ったの。」
困ったような笑顔を作って言う。
「まったくまふゆは良い子なんだから。」
その後夕食を食べ、お母さんと少し会話してから自分の部屋ヘ行く。
胸が苦しかった。
奏の曲が聞きたくなった。
ニーゴの曲を聞くと少し楽になった。
「まだ奏は寝てるんだっけ。」
少し楽になったはずの心が痛い。
「大丈夫、奏はきっと起きる。」
言い聞かせるようにそう言う。
もうすぐ25時、ナイトコードの時間だ。
痛むココロを無視しながらナイトコードを開く。
明日にはきっとここにいるはず。
そう信じて。
ストーリー全部見たんですけど最高でした。
なので少しまふゆちゃんの心境的なのいれてみました。
ニーゴレン本当に私の好み。
この話の司視点の『助けを呼ぶ声』投稿してます。是非そちらも見て下さい。
感想待ってます。
コメント
2件
続き見たいです!司くんバージョン見に行きますッ!
こはねちゃんも!? これは続きが気になりますねぇ 司くんの物語も作ってくれてありがとうございます 見に行きます!