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親「ほんときんちゃんは凄いわね〜!」
幼 Kn「えへへw」
弟のプリントは僕のとは違う
幼稚園で習った平仮名。
丁寧に書かれた平仮名。
赤丸の花丸のついた平仮名。
一方僕は一足先に小学生になった。だから
小学校で習った漢字。
わからなくてぐしゃぐしゃの漢字。
赤いバツ印まみれの漢字。
僕は先生に返されたプリントをくしゃくしゃ。と音を立てて自分の部屋のゴミ箱へポイと捨てた
幼 Br「ぼくのほうがむずかしいもん。」
いいわけをして、まともに勉強なんてするのを辞めた
お母さんは僕の頭を撫でてくれないから。
きんばっかり構って僕にはずっと怒るから。
ちゅんちゅん、ちゅんちゅん
Br「ん……、、」
Kn「ぶる兄起きて!朝だよ!」
ゆさゆさと揺さぶられ僕は目を覚ました
Br「うん……、着替えてから下いく。」
Kn「わかった!」
弟のきんときはもう高校の制服に着替えていて、寝癖ひとつもありやしなかった。
一方僕は今弟に起こされて起きて、寝癖なんて沢山あっておまけにパジャマのままだ。
Br「着替えなきゃ。」
ベットから降りて、掛け布団を畳んで、クローゼットにかかってる制服を着た
パジャマもきちんと畳んで、ベッドの上に置いて鞄を持ってリビングへ行く
ガチャ、
Br「おはよ、」
親「あら、ようやく起きたのね。今日からきんちゃんもるくと同じ高校だからちゃんと面倒見てちょうだいね。」
Br「…かってるよ」
小さく返事をして洗面所で顔を洗って寝癖ひとつ直さず玄関へ向かう
タッタッタッタッ、
Kn「るくにい!俺も一緒に行く!」
Br「はぁ?友達いるからやめて欲しいんだけど」
Kn「でも……、、」
親「るく!一緒に行きなさい!!」
Br「ッッ……、
……準備終わったの?」
Kn「うんっ!」
Br「……そ。じゃ、行くよ」
Kn「パァァ……!✨
うんっ!」
Br「行ってきます」
Kn「行ってきます!」
そう言って同じ制服姿で家を出た
Kn「るく兄さん!高校って楽しいの?✨」
Br「楽しいんじゃない?」
昨日、きんは入学式を終え、今日から正式的にこの高校の生徒となる。
なぜこいつはもっと偏差値の高いところに行けるのにわざわざこっちへ来るのだろう
本当に厄介だ
また、休み時間とか昼休みとかにつきまとってくるんだろう。
??「お!ブルークようやく来た〜!」
???「おー、おせーよwww」
Br「w、ごめんごめん笑」
??「あれ?その隣の子は?」
Br「ん?あー、弟。自己紹介して。」
Kn「え、あ、うんっ!えっと、赤城きんですっ!よろしくお願いしますっ!」
ぺこりと頭を下げるきん。
??「よろしくね〜!俺は白尾那夢!なかむって呼ばれてるよ〜!」
???「俺は白尾斜家!シャークんって呼ばれてる、よろしくな」
??「俺は白尾錐。きりやんとか呼んで〜。よろ〜」
??「白尾須磨。スマイルです、よろしく。」
コイツらは四つ子で、僕の1番の友達……。
コイツらだけはきんにとられたくない___
Nk「自己紹介すんだし行こーぜー!」
Kr「だな!」
Sha「おけ〜」
Sm「ん」
Br「はぁーい!」
高校くらいはこいつに縛られず生活をしたい
流石にみんなとはもう3年以上の付き合いがあるんだから流石にそんな簡単にきんにとられるわけがない、
だから……大丈夫___
そう思ってたのにな……笑