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カラスバside
噂は何度も聞いとった。
とんでもない極悪人が居ると、ジプソを調査に出しつつも俺も調べたが……。
カラスバ(何やコレッ!人がする事ちゃうやろッ!?)
記事には悲惨な死に方をした人物ばかり。
俺の大切な街をこれ以上穢す訳にはいかん。
大雨の日やった……。
下のもんに調べさせて良かったわ…。
漸く犯人の顔を見れるなんてなぁ?
フードを被っていたが見た感じ20代の男で、俺が声を掛けるまで気付かなかったみたいや……。
俺の声に気付けば何故が嬉しそうに笑う男は不気味だった。
カラスバ「ジプソ、保護せぇ。」
ジプソ「ほ、保護ですか?あの人は殺人鬼……。」
カラスバ「俺が直接問いただす、分かったか?」
ジプソ「畏まりました。」
男はすんなりとジプソに捕まり俺らの車へと入った。
カラスバ「…で、移動中でも質疑応答や、お前さん、名は?」
テオ『……テオ。』
カラスバ「テオなぁ、なぁ何でそないにまで殺人やら詐欺やらしはったん?」
テオ『……終わりたかった。』
カラスバ「?終わり?何をや。」
テオ『……全部、愛した人から裁きを受けて終わりたかったんだ。』
何や宗教でもやってたんかいな、呆れてものも言えへん。
カラスバ「お前が行くのは警察や、俺らが裁く必要はない。」
ガバッと動きがあったかと思うと
テオ『ッダメだ!俺はお前に裁いて欲しいんだッ!!』
なんやのコイツ。
カラスバ「罪人の癖に俺に触んなや穢わらしい。」
俺が話せば相手は何故か悲しそうになる。
何でや、初対面だし俺はお前さんを知らない……。
サビ組地下
カラスバ「今からお前さんの処刑を行う、なにか言い残すことあるかいな?」
男はゆっくり顔を上げて優しく笑う。
テオ『お前の手で殺されるなら、光栄だ。』
気持ちが悪いッ!
カラスバ「すぐ消してやるさかいッ!」
そのまま俺は男の首を切った。
切ったんだ……。
俺は……、お前を……?
何で?どうして忘れていた?
血に染まる床、落ちた頭……。
嘘や、嘘やッ!!!
全て頭に入って来た……、前世でお前さんが苦しんでいた事…、死んでいった日々。
カラスバ「…ッ!ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!!」
コメント
1件
うわあ…最後の展開、めちゃくちゃ衝撃的でした。カラスバが「知らないはず」のテオを、自分の手で♡♡♡てしまった瞬間に前世の記憶が戻る——この構成、心臓を掴まれました。方言の生々しさも相まって、カラスバの動揺と絶叫が痛いほど伝わってくる。テオが「終わりたかった」「愛した人から裁きを受けたかった」って言ってた意味が、ここで全部繋がるんですね。伏線の回収が美しすぎる…。小鳥遊さんの感情の描き方、本当に巧いです。