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ネオシティーの短編集

10 - Taeyong×Doyoung

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2023年03月30日

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テヨンside


「ドヨンアもうだめ、飲み過ぎ」

🐰「やだ、返してよ!」

「先生に言われたでしょ。飲み過ぎは身体に悪いって」

🐰「やだ、やだ、」

泣きながら「やだ」と言うドヨンア

ドヨンは世間一般で言うオーバードーズになっている

何か不安になるようなことがあると必ず薬を沢山飲む

いつからだろう

元々悩みなどを溜め込みやすいタイプだった

俺が、「悩みがあるなら言って?」と言っても、

「心配してくれてありがとう。でも、悩みなんてないよ?」

そう言ってはぐらかしていた

でも、本当におかしいと思ったのは今から1年前


1年半ぶりのカムバが決まりシズニ達を喜ばせようとメンバー皆が、振りやレコーディング、アルバムの撮影などを頑張っていた

でも、1人ドヨンだけ違かった

振りをよく間違えたり、歌詞を覚えられなかったり、レコーディングでも度々歌詞を間違えていたりといつもとは違かった

メンバーは、「久しぶりだからまだ身体が追いついてないんだよ」

そう言って励ましていた

練習の度に辛そうな苦しそうな顔をしていた

何かあったな。そう思って宿舎に帰ってからドヨンの部屋に行ってみた

部屋からは、嗚咽と泣く声が聞こえた

何があったんだと思ってドアを開けると、カッターを持って泣いているドヨンがいた

「ドヨンア!!」

🐰「ひょん………」

近付くとドヨンの腕からは血が出ていた

「えっ…ドヨンア、これ自分でやったの?」

そう問いかけても返事はかえってこない

「ドヨンア、怒んないから教えて」

なるべく優しく問い掛けると泣きながら答えてくれた

🐰「グスッ、うまくっ、できない、グスッ、がんばっ、てるのに……皆のあし、ひっぱってる…」

「……」

🐰「…どうすればいいか、わかんないっ……」

「……気付いてあげられなくてごめんね。」

抱き締めると、頭を肩に埋めて泣くドヨン

背中を撫でてあげると、

🐰「ごめんなさいっ、グスッ、ごめんなさい」

何度も謝るドヨン

「謝らなくていいよ……ドヨンは何も悪くないから」

ドヨンは、暫く黙り込んだと思ったら、規則正しい寝息をたてて寝ていた

ベットに横にさせて寝かせて、カッターを俺のポケットに入れる

それから、腕にある切り傷を見る

自分でやったんだろう

血は止まっているが、痛々しかった

消毒して、大きめの絆創膏を貼っておく

ドヨンは、眉を顰めていたが起きなかった

さっき、ドヨンが言ってたことを改めて考える

きっと、久しぶりすぎるカムバで、シズニを喜ばせたい気持ちでいっぱいだったんだろう

歌、ダンスで完璧なところを見せたかったが、頑張り過ぎて身体が限界だったんだ

そこに、マネヒョンや、シズニからの期待の声が追い打ちをかけたんだ

俺もそういう時期があったから良くわかる

ただでさえドヨンは悩みを1人で抱え込んでいるから、もっと辛いだろう

でも、自分の心のことは自分でしか解決出来ない

辛いけど、乗り越えるしかないんだ

こればっかりは、俺にもどうしようもない。助言しか出来ない

そして、気づくことができなくて凄く申し訳ない

ドヨンの、頬を撫でると涙が流れてくる

不意にもその姿を×××と思ってしまった

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