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ー光平sideー
相模空舞という奴が愛楽ちゃんにビンタされた。愛楽ちゃんは強い女なんだなと思ったと同時に、空舞に申し訳ないことをしたと思った。別に俺は愛楽ちゃんのことを恋愛の目で見ているわけじゃない。そもそも俺のタイプじゃない。俺のタイプは、可愛くて、誰かのために必死になれる子だ。アイツは可愛いけど人に興味がなさそうだから対象外だ。
放課後になり、宿題のプリントを貰うのを忘れていたので先生の所へ行こうと職員室へ向かう。途中、図書室の前を通った。どんな本があるのか知りたくて、中に入ると愛楽ちゃんと同じ転入生のティナがいた。何かを話しているようだ。
「もしかして、奏舞のこと好き?」
「ううん?ただ、困ってるように見えたから…困ってる人は助けたい!」
すごくいい子だと思った。人のために必死になれる子。 決めた。俺はティナと仲良くなって、上手くいったらあわよくば…。
こうして、俺の人生は大きく動いた。
まずやらなければいけないことは、相手から認知されるという事だ。知らない男子から好きだと言われても女子に響くはずがない。
「あ、おはよう。同じ転入生だよね」
「おはよ!そうだよ。えっと…」
「光平。クラスは違うけどよろしく」
「光平!私はティナ!よろしね」
話しかけるとティナは笑顔で応えてくれた。とても優しい印象を受ける。俺は更にティナのことを知りたいと思った。
幸い、ティナの家と俺の家は近いので、帰りは一緒に帰れる。少しずつ会話を増やして広げて仲良くなっていきたいと思っている。
「へぇーカナダから。すごいね」
「ダッドが日本に憧れてて、日本で仕事をしたいって言ってたの!」
「じゃ、お父さんの仕事の為に日本に?」
「うん!」
「俺と同じだ」
ティナと俺は少し似ていた。でも、違う所も沢山あった。
「俺は外国に憧れてるよ。建築なんかは様式の多さに惹かれてね」
「じゃあ、将来はCarpenterになるの?」
「いや、家のDesignerになろうと思う」
「すごい!夢がちゃんとあるんだ!」
ティナは何か言ったらちゃんと応えてくれる。俺の周りにいる人とは全然違う。会話することの楽しさを感じられた。
「私の家ここだから」
「そっか、じゃあまたね」
「うん、また…ねぇ! 明日の朝、何時に学校に行く?」
「ティナが行く時間に」
少し、会話を外国の流れに合わせてみた。ティナはすぐ理解したようで、明日の朝も一緒に登校しようと約束できた。
毎日が充実しそうだ。
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#参加型
りい💚🖤
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コメント
1件
あら、光平くんの視点回か! 前回は愛楽ちゃんの立場だったけど、今回は光平がティナに惹かれていく様子が丁寧に描かれてて新鮮だったわ。 「困ってる人を助けたい」って言うティナに「俺のタイプは…」ってなる流れ、すごく自然で納得。毎日が充実しそう、って締めもさわやかでいいね! 次は2人の登校風景、楽しみにしてるよ🔥