こんにちは
おいお前そこで何してるって言われてもね、仕方ないと思います
書きたくなっちゃうんだもん
可哀想で可愛い🇧🇾ちゃん……
⚠️🇧🇾🇷🇺
🇷🇺も🇧🇾も病み気
嘔吐描写あり
______________________
「……」
暗い部屋の天井
見慣れした、僕の部屋のはずなのに
なんでこんなに怖いんだろう
「おなか、すいたなぁ……」
昨日はお夕ご飯、まともに食べられなかったし
今日は確か、兄さんがご飯当番だったけど……
あの調子じゃ、作れそうにないよなぁ
僕が作っておこうかな
部屋のドアを開け、リビングに行く途中、ふわりといい香りがしてきた。
あれ、兄さん……?
チラッとキッチンを覗くと、目の下に濃いクマを作った兄さんがいた。
「おはよう、兄さん。」
できるだけ、いつも通りに声をかけた。
「……ベラ、おはよう。もう少しでできるから」
「うん。ありがとう、兄さん。」
「ん……」
一度も、目を合わせてくれなかった。
まぁ仕方ない……よね。
僕はいつもとあまり変わらない服に着替えて、いつもの席に着いた。
……。
大好きだった、ご飯の時間がこんなに苦しく感じるなんて。
「おまたせ」
死んだ目をした兄さんが、朝ごはんを運んできた。
「ありがとう、兄さん」
お礼を言うと、兄さんは小さく頷き、自分の席に座ると、ご飯は食べずにウォッカの瓶を開けだした。
「……ご飯、食べないの?」
「……まぁ。」
「そっか……。」
あんまり言いすぎると、怒られちゃうから……
結局、それだけしか会話はしなかった。
食べ終えたあと、使った食器を洗うためにキッチンの方へ持っていった。
僕らの家のキッチンは、父さん用に作られているので、僕が使うには高すぎる。
だから、僕専用の台があるんだけど……
あれ?
いつもならここにあるのに……どうして無いんだろう?
「…兄さん、僕の台知らない?」
リビングの兄さんに声をかけるが、反応はなかった。
というか、机に突っ伏してねている。
飲み過ぎかな?
しかし、台がないと届かないので、洗うことが出来ない。
背伸びしても到底届く高さでは無い。
だって、父さんの身長は僕の2倍あったんだもん。
僕はいつになったら、身長が伸びるのかなぁ……。
「…んー……。あ、そうだ!」
僕は、リビングに置いてある、いつもご飯を食べる時に座る椅子をキッチンまで運んだ。
仕方がないから、今日はこれを使おう。
そういえば、今日の兄さんの味付け、変だったなぁ……
少し、苦かった気がする。
___後日、僕の台がバキバキに壊されていたのを、掃除のために入った、兄さんの部屋で見つけた。
______________________
「ベラ、おはよう」
「…おはよう、兄さん」
明らかにおかしい。
ウククが出ていってから、ずっと兄さんがご飯を作っている。
違和感のある味付けも、段々とエスカレートしてきて、今はもう苦味を隠す気もない。
多分、毒でも入っているんだろう。
ずっと体調が悪いんだ。
吐き気とか、腹痛とか……
僕にそんなことして、何が目的なんだろう……
「おまたせ。」
「……ありがとう、兄さん」
おそるおそる、ご飯を食べ進める。
「……お、ぇ”」
?
「あー、吐いちゃったか」
「に”、ぃさん”……ぅ、え”」
「ほら、残すと勿体ないだろ?食えよ、全部」
兄さんは、僕が今吐いたものを掴んで、無理やり口に押し込めてきた。
「ん”〜!!!!」
気持ち悪い
必死に抵抗するが、それも無意味だった。
さっき通過した、胃液の味を再度感じる。
不味い
気持ち悪い
さらに吐き気を催した。
「ン、ゥ……おぇ”」
「食え」
兄さんは無表情のまんま、僕にご飯を押し込んでくる。
いやだ
吐きたい
吐いて楽になりたい
「……ゴックン」
「……食べたな」
兄さんは僕の頭を撫でて、生気の込もってない瞳を向けた。
「ケホッ」
まだ口が気持ち悪い
なんで、こうなっちゃうんだろう
僕、なにか悪いことしたかな
僕は、なんで、こんな……
「ッ……」
気がつけば、また泣いている
拭っても拭っても、ポロポロと頬を伝う
うっとうしい……
兄さんは、そんな僕を膝の上に乗せ、優しく抱きしめた。
「大丈夫、大丈夫……家族、だから」
家族
きっと、ウククみたいに出て行かなければ、これ以上辛くならないって言いたいんだろうけど。
今度、あってみようかな
アメリカさん
コメント
6件
ロシアは一体何を考えてるんだろう… まぁ頑張って耐えるベラが可愛いからヨシ!!
今回も最高でした😭👏✨