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太宰「ふむ…蘭堂さん、提案がある。二人に諦めるよう説得させるから、時間をくれ。」
私は先代の顔面に1発強烈な打撃を当て、気絶を確認した。
「何だい?」
太宰「〇〇ちゃん、思ったよりやるじゃないか。動きが中也とそっくりだ。」
「そりゃどーも。」
毎日共にトレーニングの練習をしているのだから当たり前だろう。
太宰は中也と私に顔を近づけ、周りに聞こえない声で呟く。
太宰「あいつを三人で倒そう。」
確か原作では二人だった事を思い出す。
太宰「作戦がある。でも君達二人との連携が必須だよ。…僕を信用するかい?」
中也は太宰をまっすぐ睨んだ。そして云った。
中也「お前、死にたいんじゃなかったのか?」
先程まで頭の中に死しかなかった太宰。もう1度確認する。死の中に一つあったのは、「生」という文字だった。
太宰「それに____
君達を犬としてこき使う約束を、まだ果たしてない。」
中也「お前の作戦が失敗して、三人で死ぬヘマしでかしてみろ。ぶっ殺すぞ、太宰。
怖がんな、〇〇。」
太宰「行くよ、〇〇、中也。」
後々双黒となる二人の始まりとなる出来事。本当は私はいてはいけないのだろう。でも、気づいたんだ。朝霧さんは、私を強くする為に連れてきてくれた。本当の自分を見つけるために。昔の私なら、絶対怖がって走って逃げていた。今は?_____しっかり戦えてるではないか。キャラクタアを救いたいという私のエゴは、これからも変わらない。
二人が私の名前を呼んでくれた時、特別な力が漲った。
_____倒れた先代の上で二人の協力する姿を集中しながら眺める。
私の役目は蘭堂の頭の中を読み続ける事。
一瞬でも焦りを見せたら其れがチャンス。今の所、蘭堂は余裕の二言しか頭になかった。
中也が両手を使って戦っている所は、久しぶりに見る。少しは自由になれたかな…
だが、私の戦いは、此れで終わらなかった。