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(、、、んー、もゥ、、、朝かァ、、、)
ライはカーテンから差し込む、鬱陶しく感じる程の太陽の日差しに、、、嫌気を差した。
ライ「もう、、、朝かァ、、」
天井を仰ぎ、気怠さにため息を吐いているといきなり、自身の腹部に重い衝撃が伸し掛かる。
「ぐはッッ!?!」
ライは自分の腹にきた衝撃と腹の上に感じる重みを見ると、、、隣で寝てるロイの足だった、、。
(このクソッ弟、、、ッッ)
ムカつきながら、乱暴に腹の上にあるロイの足を退けるがロイはピクリとも動かず、寝息を掻いている、、。
よりその光景にライはイラっとし、バッと起き上がり自分の机にある油性マジックペンを握りフタを取り、口角を上げ、ニンマリと嗤いながら寝てるロイに近づく。
「ロイ、、、が悪いんだからなァ、、」
ライは自分のベットに我が物顔で寝るロイの顔に油性マジックペンで、瞼の上に目を描き、頬にはクソ寝相悪過ぎ、、、等ギッシリとラクガキを描き終え、満足気に、朝食を食べに下のリビングに降りて行ったのであった、、、。
その数時間後〜
時刻はお昼頃、、。
ロイはライのベットで起床すると隣で寝てたライが居ない事に気づく。
「ふぁ〜〜ァ、なんだ、、ライはもう起きたのかッ」
ロイは朧げな思考で、時計を見ればちょうどお昼を指していた。時計を見たと同時に、ぐぅぅぅ、、と腹の虫が鳴る。
「はは、そろそろ食べるかッ、、、、」
ロイはヒョイッとベットから飛び降り、部屋から出てリビングに向かう。
その際、うちの可愛い妹にすれ違う、ルイだ。
ロイ 「おはよ〜、ルイ〜」
ロイはいつもと変わりなく、意気揚々とルイに話し掛けるが、ルイは気怠そうに顔を見ずに答える。
ルイ「ぁーはいはい、もうお昼だけど、、、ねェッ!?!」
ルイはロイの顔を見て驚愕し固まる。
そんなルイ反応にロイは首を傾げる。
「、、、ルイ?」
「に、、兄様、、ッ、、クッ、、ふっふふッ」
ルイは先程ライがやったロイの顔の芸術的傑作を見て、笑いを堪えようとしたが無理で笑いながら指を差しながら
「あはははッ兄様最高ッッなにそれーェっ」
ロイは可愛い妹が何故こんなに笑うんだっ?と首を傾げながら困惑しているとルイはお腹を抑えながら 「あははっっぁーーお腹痛いッ、、とりあえず、鏡見て来なよ、、ククッ」
ロイはいつもツンデレの可愛い妹の笑顔が見れてやや嬉しいが、困惑しつつ言われた通り洗面所に向かい、自分の顔を見る、、、。
顔には、油性マジックでありとあらゆるラクガキがギッシリと描かられていた。
ロイはホントに自分の顔か、、っと一瞬鏡の自分と睨みあっていたが、見れば見るほど自分に顔に描かれていると分かると、、、
盛大に哄笑しながら、リビングに居るであろうライを求めて、リビングにダッシュする。
「ライーーーーーーーーッ」
ロイの声は、家の壁を通り抜ける程、家中に響き渡るのであった、、、。
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