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哄笑しながら家中にロイの声が響き渡る。
そんなライは優雅にソファーにもたれ掛かりながらTVを見つつ、ロイの声に、ぼぉーっと見ながら気怠そうに思うのであった。
(、、、やっと起きたか、、っ)
リビングの扉がロイの飛び蹴りによって勢いよく、開かれる。
バンッッ!!!!!!!!!!
ロイはリビングに入ると、ソファーにいるライの後ろ姿を見つけ、ニンマリと口角を上げ、ズンズンっとライに近づいていく。
「あははッライィ〜〜〜、僕たちが何でここにいるか、分かるよねェ?」 ロイは哄笑し、ライの背後辺りのソファーにもたれ掛かりながら、眼を見開き、ニンマリと嗤う。
ライは後ろにいるロイに、気づいてはいるが、、面倒くさそうに視線は合わさずに
「、、、起きんの遅かったじゃん、待ちくたびれたよゥ、、、」
ロイ「あはッライの布団が気持ちいいからサァ、つい気持ち良くね、寝坊しちゃったよゥ」
ライ「ふーーん、、、、」
ライは顔だけロイを見ながら、ニンマリと嘲笑しながら「、、、クッソ寝相悪しねェ、、だから、そんなラクガキされるんだよッ、、、、ぷックク、、ッ似合ってるじゃないかァ〜ッあははははッ」
ライは自分が書いた傑作のラクガキを見て、腹を抱えて笑い出す。
そんなライにロイは間髪入れず、ソファーを飛び越え、軽くジャンプしライの顔面に飛び蹴りをかます。 すんでの所で、両腕をクロスさせロイの飛び蹴りを防ぐライ。だが、その動きは読んでいたかのように、ロイは即座に下からライの顎に向けてハイキックをかます。
「ぐはッッ、、、ッ」
ライはロイのハイキックを防ぐことはできず、まともに喰らい、そのままソファーに仰向けで倒れ込む。
「ふん!、、ライのクセに、生意気過ぎッ」
ロイは腕を組みながら蔑むようにライを見ながら言う。
「いてて、、ったく、ロイはァ、、容赦ないなァ、、、先にやってきたのはロイじゃないかァ、、」
ライは蹴られた顎を摩りながら、ロイを睨む。
その言葉に、ロイは疑問を浮かべる。その様子にライはゆっくり口を開く。
「ロイが、、、自分の部屋で寝てれば、こうはならなかったのサァ、、全くその寝相の悪さ、どうにかしておくれよ、、毎回蹴られる身にもなってほしいねェ、、、」
ライはやれやれっと呟きながら言い終えると、ロイは自分の寝相の悪さのせいだったのか、、っと気づき一瞬、ほんの一瞬だけ悪いかったかもしれない、、なんて思いそうになったが、ライはライで先に僕たちにラクガキしてるし、もうチャラだ、チャラだッと勝手に自己解決し、謝罪をする気なんて無くなっていた。
むしろ、、、このラクガキを顎蹴りだけ済ます気にもなれず、ロイはリビングにある引き出しに近づき、油性マジックペンを取り出し、ペンの蓋を取る。
ライは急に離れて、ロイの行動を見ながら、、、まぢかァッと小さく呟く。そう、、、自分の身に起こるでろう先が見え、青ざめる。
ロイはにっこりと振り向き、ニンマリと嗤いながらライに近づいていく。
「ライ、、、ほら、俺たちって双子じゃん、一心同体だよねェ、、ならサァ、僕たちだけがッラクガキされてるのってェ、、しまらないと思うんだよねェ、、」
ライは即座にソファーから立ち上がり、ロイと一定の距離を保とうとするが、ロイは眼を見開きケタケタと嗤いながら「あはははははッ、、、絶対、、ぜったいにぃぃッ、、、逃さすわけないジャ〜〜ンッ!!!!」
ロイは勢いよくライの逃げ場ないよう、一気に攻めいる。ライは捕まらないよう、必死に逃げ回るが、こういう時のロイは正直厄介極まれり、太刀打ちするのにも骨が折れる。
即座に、死角に入り込み、攻めてくるロイ。
ロイの癖を知ってても、対処がクソ面倒くさい、、ッ、、。
ライは「クソ、、ッ、勘弁しておくれよーーーーーーッ」
すんでの所で捕まらず、逃げ回りつつロイに語り掛けるが、ロイは聞く耳は持たず、容赦なくライの顔に向けてペンを突き刺そうとする。
「無理、無理だ、無理だね、無理だよッ無理だよねッッ先にライがやったんだァ!なら俺たちだってやる権利はあるじゃんッッ」
ロイは眼光を鋭くし、狙った獲物は逃さないっと言わんばかり、口角を上げながらライを捕まえて自分と同じめにあうまで、襲い続けるロイなのであった、、、。
一方ルイは、、、、。
自分の部屋で雑誌を見ながら ゴロゴロしていたが、部屋まで響いてくる振動とガタンゴドンっという物音に(はぁ、またやってるよゥ、、あの馬鹿兄たち、、、あとで怒られてもしーらないッ)と再び寛ぎ始めるルイなのであった、、。