どうも!黄粉です!
やっぱり、人の恋愛ほど面白いものはないですね!
それでは!
スタート!
gt side
放課後、部活に向かう途中ある衝撃な光景が俺の脳を破壊する。
学校一怖い問題児ゾムが、超お金持ち、成績優秀のらっだぁの登校用馬車に乗り込む姿を目にしたのだ。
ゾム「え、ほんまに乗ってええんか?」
たじらうゾムに目もくれず、らっだぁは御者に合図を出す。
「えっ…ガチ?」
動揺で言葉が詰まる。
何か言ってしまったら……
俺の気持ちが全て水の泡になると思って…
俺じゃなくて………主役の幸せの踏み台になってしまうと思って、
接点のない2人と思っていたのに、真逆の存在だから関わるわけないと思っていたのに…
出会ってからの2日間。
俺に出来ることはやったつもりなんだけどな…
慣れないアタック…したつもりなんだけど…、なぁ…
俺の好きならっだぁが誰かと親しくなるのも嫌だし、その相手が力で敵う訳のないゾムだということも…嫌だ…。
俺は辛さのあまり………
その場に立ち尽くすしかなかった。
rd side
(うわっ!
(ノリと勢いでゾムを護衛にしてしまった…
俺は馬車に乗っている最中。
ゾムの横顔を眺めてると、申し訳ない気持ちが押し寄せる。
(…それはそうと………
(コイツ意外と顔整ってるんかい
ゾムの顔をよく見たことがなかったため、気づかなかったが…
粗の1つもない陶器肌。
筋の通っているツンとした鼻。
そして、フードでよく見えないつぶらな瞳。
女嫌いなのが勿体ないくらいモテそうな顔だ。
(今までそういう話聞いたことなかったけど…
(実は彼女いたりしないのかな…?
ゾムに彼女が出来る妄想をしていると、顔から火が出るほど真っ赤にして顔を隠しているゾムがいた。
ゾム「ちょっ…いつまで見てくんねん…//」
(確かに10秒程度ガン見してたけど、そこまでか?
無駄にかわいい仕草をするゾムに腹立ちながら、言い訳を並べる。
「いや、お前じゃなくて外の景色見てただけだし…」
「勘違い乙〜(笑」
いらない煽りを入れ、からかってやると、意外にもしょぼん顔をして悲しんでいる。
ゾム「………あー悲しッ…」
ガチ落ち込みをするゾムに焦り始めるらっだぁ。
違う!やら、そういうつもりじゃ…などと述べているが、ゾムの機嫌は一向に直らない。
そんなこんなしているうちにらっだぁの家に着く。
ゾムの顔がよく見えずチラチラ覗いていると、急にゾムが脅かしてきた。
ゾム「わぁ!!」
「うわぁ゙!!!」
つい、俺の口から70dB以上の騒音が飛び出す。
ゾム「お前うるさすぎなッ…?」
眉にシワをよせ、苦言を呈すゾム。
(元はと言えばお前のせいなんだが、?
ゾム「落ち込んでるなんて嘘だよバーカ(笑」
そう満足げにゾムが言ってきた。
「はぁ?」
バカなのはお前だ。という言葉を飲み込んで、俺はゾムを置いて、馬車から降りる。
「はぁ〜…心配して損した〜!」
八つ当たりのつもりで聞こえるように文句を言うと、急いでゾムが馬車から降りる。
ゾム「ちょ、待って!」
焦っているゾムを見ていい気味になっていると、ゾムは俺の前を通って振り向いて言葉を放った。
ゾム「俺は嬉しかったけどな!」
眩しいくらいに輝く笑顔が俺の心に染み込む。
「バカかよ… 」
(なんでコイツなんだよ…
しかめっ面でゾムを追いかけるが、顔から微かに熱を感じている俺がいた。
見てくれてありがとうございました!
私の新たな発見!!
寝る前が1番小説書ける…!
それでは!
またね!
next♡1300
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