コメント
4件
ああ゛良きぃ゛
やばい好きです ;;
(全部見てます) 最高がすぎる(この人のhbkn大好き)
「たらいま〜」
珍しく呂律の回っていない奏斗を玄関で出迎える。こんな状態でよく帰ってこれたものだ。
「おかえり、奏斗。珍しく飲んできたんね」
「ちょっとだけねぇ…」
「風呂沸いてるぞー?」
「ん…、連れてってぇ…」
奏斗がここまで泥酔しているのは珍しい。奏斗は酒には強いほうだけど、いつも上手く断って、セーブしているから。けれど、だからこそ、こうやって甘えてくれるのに気をよくする。いつもだとこんな奏斗は見られない。
自分より筋肉質で重い体を引っ張って風呂場へ連れて行く。
「奏斗、ついたぞー?」
「へへ、ひばも一緒に入ろうよぉ」
また、かわいいおねだり。嬉しくなって、おれは自分の服を脱いで、もたつく奏斗も手伝ってやって、一緒に浴室に入る。頭を洗いっこ。体も。泡のついたタオルで、奏斗の体をごしごし擦る。内腿に触れると、ふふ、くすぐったぁい、なんて、かわいい。とか、思っていたんだけど。ふとそこに見つけた、赤い斑点に急に頭が冷えた。
「………奏斗、これ、なに?」
「ん〜?なにがぁ〜?」
さっきまでかわいいと思っていた酔っ払い特有の喋り方が、今は怒りを膨らませるだけだ。酔いを覚ましてやろうと、奏斗を浴槽に放り込む。頭を無理やり押さえつけて、お湯に沈める。じたばたもがく奏斗の体。流石に酔いは覚めただろうか。手を離すと、奏斗は顔をがばりと上げて、思いきり咳き込んだ。
「…酔いは覚めた?」
「あ、がっ、は、はぁっ、げほっ、ぁ、はっ、はぁっ」
「奏斗」
怯えたアイスブルーがこちらを向く。
「これさ、内腿の。キスマークだろ?…誰の?」
「…っちが、これは…っ」
もう一度、頭を沈める。じたばた、暴れる奏斗の手足が浴槽にぶつかって…痣ができても知らない。気まぐれに手を離すと、奏斗はまた顔を上げて、必死に酸素を吸い込んだ。
「がっ、ぅ、げほっ、は、はぁっ、ぁ、はっ、は、はぁっ」
「誰のかって聞いたんだけど」
目が泳ぐ。もう一度沈めてやろうと腕に力を込めると、奏斗はやっと口を開いた。
「お、覚えてない、の…」
「は?」
意図せず漏れた低い声に奏斗の肩が震えた。覚えてないってなんだ。こんなところにキスマークをつけられるようなことしといて、覚えてない?本気で言っているのか。確かめるようにナカに指を突っ込んでみると、そこはそれを易々と飲み込んでいった。
「ひぃっ、ん、ぁっ」
緩い。白濁こそ漏れてくる様子はないが、これはもう十分…入れてしまっても、問題ない。奏斗が誰のものかって、教えてやる。そう思って指を引き抜いて、突っ込んでやろうとしたが、怒りのせいか、おれのは萎えたままだった。舌を鳴らして、奏斗の体をこちらに向けさせる。
「奏斗、咥えて」
そう言って、両手で奏斗の頭を掴んで沈める。お湯の中で、もがく奏斗の頬や唇がおれのにぶつかった。咥えろって言ったのに。引き上げてやると、泣きそうな顔の奏斗と目が合った。いや、お湯のせいで分からないだけで、本当に泣いているのかもしれない。
「咥えて、おれの勃たせろよ。奏斗、次はないぞ。勃つまで離してやらないから」
「はっ、は、ぅ、ぁ」
「返事」
「ぁ、ぅ、う、ん…っ」
「ん、じゃあ、口開けてろよ?」
従順な奏斗が、口を小さく開いたのを確認して、頭を自分のに押し付けた。奏斗の頭がぶくぶくと沈んでいって、自分のが温かいものに包まれた感覚がした。今度はしっかり咥えられたらしい。おれが押さえつけているから、あんまり頭は動かせてないけど、代わりに舌が一生懸命に舐めまわしてくれる。まぁ、下手くそだからすぐには勃たないんだけど。
「あーあ、そんなんで大丈夫か?体力ないんだから、もっと頑張らないと息続かないだろ」
なんて言っても、お湯の中の奏斗には聞こえてない。体力がないところは課題のひとつだよな。舌の動きがだんだん緩まってきて、ついに止まってしまった。奏斗の口がおれのから離されて、本能のまま顔を上げようともがく。流石に限界らしい。でもどうしようか。勃つまで離さないって言っちゃったし。そんなことを考えていると、奏斗の体から急に力が抜けた。やばいと焦って引き上げる。
「げほっ、げほっ、は、はぁっ、ぅ、げほっ、がっ、ぅ、ぁ、はっ、はぁっ」
よかった。ちゃんと生きてる。安心して頬を撫でて、その綺麗な顔を見つめる。酸欠のせいか、とろんとした虚ろな目。それを守るように軽く伏せられた、水滴でキラキラと光る長いまつげ。熱気から、上気した頬。赤ちゃんみたいに、垂れた鼻水。酸素を求めて大きく開かれた、けれど小さい口。そこから溢れる、拭えない唾液。なんだ、なんだこれ。体中の血液が、ドクドク沸騰するみたいな。さっきまで、大して気も乗ってなかったのに、急に熱がたまる。これ、やばいかも。