2
__
_
🐇side
🐇「…ぼく…?」
🍣「そう、しょうが。」
どうして?
僕なんて奴隷の身。
…僕は…
実を話すと、お風呂なんて“高級なもの”、入ったことがない。
僕には勿体ないって、言われていたから。
そのぐらい、僕はマトモじゃない。
身体がベタベタするときは、近くの川に良く行っていたものだ。
それに…ぼくは、約立たずなんだから…
ここに居ても、たくさんの人の遊び道具としt
🍣「しょう…?」
しまった
返答を5秒以内にできていない。
怒られる。
そう思い、ぎゅっと目をつぶった。
🍣「…俺が怖いか…?
うーん…。そうだ。りう〜!」
と、奥の部屋に向かって叫ぶ。
🐤「なに〜?兄様」
わ、綺麗な人…
赤髪で、鼻が高くて、肌が白い。
赤の勲章がはいったきものが良く似合う。
🍣「…はぁぁ…♡ 今日もかわいi」
🐤「うるさい しばくよ」
🍣「口が悪いりうもすk」
🐤「本題何」
…思ったより辛辣なんだな…“りう”って子…
🍣「あ…。んんッ。…この子と…しょうとお話…できそうか?」
🐤「しょう?誰そ……え…この子?」
わ、目が合った…
見れば見るほど吸い込まれそうな綺麗な瞳だな、この人…。
🍣「そ。…まぁ、りうが初対面の子苦手なのは兄さん知っt…」
🐤「、話したい」
🍣「…へ?」
その一言を放ち、“りう”と呼ばれる赤髪の人が近づいてきた。
🐤「名前、しょうっていうの?」
🐇「…うん…」
🐤「俺はりうら。よろしくね、しょうちゃんっ」
といい、彼は手を差し伸べる
🐇「…おねがい…します…?」
そっと手を差し出すと、ぎゅ、と握り返してくれる。
人の手って、暖かいもんなんや…
🐤「りう、とか呼びやすいように呼んで?」
🐇「え…でも…」
🐤「しょうちゃんと、仲良くなりたい…から…!」
こんな僕と…仲良く…?
🐇「…僕…と…?」
🐤「うん。ね、こっち、きて!」
🐇「おわぁ」
ぎゅっと手を握られ、連れてこられた場所
すごい
きらきらと光る、また見たことのない棒…?
が、ずらぁっと並んでいる。
“色”がある。
🐇「…!✨️」
🐤「ふふ、こういうの好き?」
と聞かれ、素直に頷いてしまった。
こんな綺麗なもの、見たことがない。
🐤「宝石が好き…なの?」
🐇「ううん」
🐤「え…宝石じゃないなら、これの何が魅力なの?」
答えは、たった一択だった。
🐇「この棒、色がある」
🐤「…色?」
🐇「うんっ。 紅葉色、梅重、唐紅…
純白、薄藤、すみれ…」
と、一つ一つを見る度にテンションが上がっていく。
感動しつつ、宝石ではなく色を見ていく僕の後ろで、驚いた表情の彼を見つけた途端、やってしまった、と再び後悔陥る。
🐇「あ…ご、ごめんなさい、勝手に見て…」
というと、「本当に宝石は興味無いんだ…」とつぶやき、
🐤「ううん、聞きたい。教えて?」
初めて、お世辞でも興味を示してくれた。
___
𝐍𝐞𝐱𝐭→♡3,000
(間に合わなかったら…ってことを踏まえての数字失礼します…(>_<。)💦)
【色の補足】
コメント
8件
ないちゃん…そこを代われください…俺もりうちゃんに『兄様((きゅるん』って言われたいぃぃぃぃイイ!!!!!!!
りうちゃんの兄様呼びいいッ! しょさんも興味津々で可愛い!
兄様…兄様…え?最高すぎん??🙄 そして料理に続いて色の表現が大変お上手なことで…🫶🏻 人見知り×自己肯定感低い子ってなんかいいですね…!(語彙力皆無) お互い頑張ってる感じがちょっと初々しくて好きです!😭 今回も神作ありがとうございました!🙏✨