テラーノベル
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【最弱のかみさま】
※ネタバレ入りますよリプレイだから
1部別シナリオ(超越薬)のネタバレも入ります
最近人間を辞め始めている少女
🧸 恋歌
☁️ 機影
♦️ ??
レッツゴー!!
とある雨の降る夜、あなたは学校を終えて徒歩で帰宅していた。こんなに人通りは少なかっただろうか?周りには誰一人見当たらない。ふと、可愛らしい声が耳に届く。
「にゃ…にゃ…」
🧸)えっ…捨て猫…?
☁️)ねこ!?えっ飼いたい!!!
🧸)親に聞いてからじゃなきゃ…
貴方は思わず声のした方を見るだろう。弾力のある肉の塊の体、顔のない触手のついた頭部、まん丸の腹、短い手足、あなたが知っている地球上のどの動物にも当てはまらない生物がそこにいた。大きなダンボール箱に入れられて鳴いている。
SANチェック0/1D6
🧸)…え????
えっ、何これ…何これ…()
☁️)ぼ、僕もわかんない…新種の猫…?
「にゃるー」
背丈は100cmくらい、二頭身。
大きなダンボール箱に入れられており、心なしか貴方のことを捨てられた子犬のような目で見つめているような気がする。目は無いけど。
🧸)疲労にしてもお母さんが…良いや隠せば今週は旅行行ってるし…
☁️)隠し事…?ダメじゃないの?
🧸)私の人生なので好きにやっても大丈夫だよ…迷惑かけるけど
とりあえず近づくか…
あなたが近づくと手らしきものを振ってその生物は嬉しそうに騒ぐ。
♦️)にゃる!にゃる〜!!
ダンボール箱には
『どなたか拾ってください。寂しがり屋なのですぐ懐きます。』
と、書かれている。
🧸)待ってこれもう懐かれてない?
☁️)懐かれた〜!!!
🧸)……はぁ…、見捨てるのは嫌だし拾うかぁ…
あなたは雨に濡れて震える謎の生物を可哀想に思い、連れて帰ると決心した。
彼は喜んでいるのか頭の触手を揺らしながら貴方の後ろをとてとて付いてくる。
🧸)…お母さんにバレませんように、あと近所の人にも…
◆1日目(水曜日)
無事帰宅。ずぶ濡れの謎の生物は寒いのかガダガダ震えている。
☁️)タオル用意する〜?
🧸)機影も待ってて、脱衣所からタオル用意してくる
〜数分後〜
🧸)持ってきt…
☁️)モゴモゴ…(食われてる)
♦️)〜♪(食ってる)
🧸)吐き出して…ぺっしなさい…
♦️)にゃる〜……
♦️)にゃる♪
(彼の肌はわらび餅みたいな感触がします。)
☁️)レンカ…コノココワイ…
🧸)はぁ……、もう食べないでね…
♦️)にゃる?
どこに持っていたのか、手紙を渡してきた。
・手紙
『この子を拾って下さってありがとうございます。名前はまだ無いので、素敵な名前をつけてあげてください。
遊ぶことが大好きで、好奇心旺盛です。
火を近づけたりしないであげてください。
よろしくお願いします』
🧸)名前…?ネーミングセンスないよ私…神様に頼もうかな…
☁️)ん、ぼく?
🧸)機影も影の神様だもんね、私が言ってる方は機械仕掛けの方だから違うよ()
🧸)…そういえば、紙の裏って…よく裏に何か書かれてたし…
裏に『満月の夜に会いましょう』と書かれている。
☁️)満月…?夜は自由に動けるよ!!影沢山だし!!
🧸)また徹夜する事になりそうだなぁ…
あぁそうだ、名前…Luxとか?神様と似ちゃうけど…
☁️)ルクス…?
🧸)…由来はいつか話します、調べ物をしていた時に出てきまして…
フルネームとか…Spes et Luxとか、Lux以外は使う機会等あまり無さそうだけど…苗字代わりという事で…
ルクスは家の中をウロウロし始めた。
落ち着かないのだろうか。
🧸)おもちゃとかもう捨てましたよ…あるとしたらこのぬいぐるみぐらいですが…
☁️)影でおてて作れば遊び道具になるよ〜!!
🧸)確かにそうですね
ルクスは風呂場へと走って行った。
🧸)えっちょっと!?
いった…足ぶつけた…(幸運ファンブル)
☁️)大丈夫…?
🧸)大丈夫大丈夫、いつもの事。それよりも追いかけないと…
ルクスはシャワーで水を出し、全力で振り回して遊んでいる。当然貴方にも水がかかり、ずぶ濡れになった。
♦️)にゃっ、にゃる〜!!
とても楽しそう。
🧸)…止まって…
まだ満足しないようで抵抗している。
🧸)抵抗しないで…頼むから…もうちょっと高いところにシャワーヘッドかけないと…
☁️)大変そうだね〜、シャワーヘッド取っとくね!!
貴方が風呂場から出て行こうとするとルクスに服の裾を引っ張られた。
彼は手を後ろに組み、浴槽をチラチラ見ている。どうやらお風呂に入りたいのだろう。
浴槽にお湯を張ってやると嬉嬉として入っていく。
浴槽の縁に両腕を乗せ、足を組んで完全にリラックスしているようだ。
🧸)王様か何か…?まぁ溺れるよりかは断然良いけど…、いや1mだし溺れないか…
☁️)今更だけど凄い大きいね!!
🧸)本当に今更じゃん…
♦️)にゃる〜♪
お腹が空いてきた。料理を作ろう。
貴方が料理をしているとルクスがこちらに視線を送ってくる。どうやら彼も一品作りたいようだ。
🧸)ん〜…火に近づけちゃダメって…
☁️)もう手遅れだよ〜?
彼は包丁を握ると、以外にも慣れた手つきで食材を切り、それを鍋にぶち込むと手際よく味付けをしていく。
♦️)にゃるにゃる♪
数分後、完成したらしい。る
彼は皿に料理を入れるが…それはとても食べ物には見えない。
漆黒の不定形がブクブクと泡立ち、時おり蠢いているのだ。
いったいどうすればあの食材からこんな冒涜的なものができるのか不思議でならない。これが鍋にまだ大量にある。
SANチェック0/1
來)頼むここで無駄クリしないでくれ
お前人の白骨と捕食とここで無駄クリしてんの恐怖の耐性強すぎだろ
🧸)友人が作った料理みたい…
☁️)何これ…これみたいなの作る友人もヤバいよぉ…
♦️)にゃーる!
貴方にスプーンと皿を差し、味見を促してくる。
🧸)毒入ってませんよね…?
☁️)流石に…無いでしょこの家…
♦️)にゃる!!
🧸)…食べるか
♦️)にゃる〜!
彼はとても嬉しそうにして期待の眼差しを向けてくる。
貴方は意を決してその物体を口に含む。
それは舌に触れるとまろやかに蕩け、深みのある旨みが口に広がる。
宇宙の深淵を覗いたかのような神秘と、どこか心が軽くなる感覚に戸惑うことだろう。
これぞまさに極上の味。
SAN値1回復
♦️)…にゃる?にゃる?おいし?
彼は首を傾げ、問いかけてくる。
🧸)えっ美味しい…えっ…見た目によらないって食べ物でも言えるんだ…
♦️)にゃる!
☁️)僕も食べてみたい!!
🧸)スプーン持ってこなきゃ…
時刻は23時。そろそろ眠たくなってきた。ルクスもソファに座りウトウトしている。
☁️)眠いよぉ…
🧸)寝ましょうか、夜更かししてはダメですし…
♦️)にゃる…
貴方がベッドに入るとルクスも一緒に潜り込んでくる。
すぐに彼は貴方の腕に抱きつき、モチモチとした不思議な感触を受ける。
(今後も就寝時に潜り込んできます。)
◆2日目(木曜日)
ルクスにベシベシしばかれて貴方は目を覚ました。時計を見ると遅刻ギリギリ。貴方は急いで支度を整えるだろう。
玄関に立った時、ルクスが貴方の袖を引っ掴んでくる。行くなと言っているようにグイグイ引っ張られる。
♦️)…にゃる〜…
彼を学校(仕事)に連れていくわけにはいかない。
🧸)ごめんね…すぐ帰ってくるから!、あと神様へのお供え物食べちゃダメだからね…?
♦️)にゃる…
昼休みに、メールが届く。
『はやく かえってこい。きょうは なぞの おんがくたいが きてくれた。たのしみに してろ』
🧸)待ってこれ嫌な予感する帰ろ(※学校というか塾だし比較的早めに終わる)
自宅の近くまで来ると奇妙な音楽が聞こえてくる。フルートの魔的な音色が我が家から発せられているのだ。
☁️)楽しそ〜!!
🧸)辞めてください目付けられる…
玄関の扉を開けると、待ち構えていたルクスが全力タックルをかましてくる。
抱きつかれ、グイグイと頭を押し付けられる。
♦️)にゃるにゃる♪
不思議な音楽はリビングの方から聞こえている。
🧸)ルクス…、
そこにいたゆるい生物は不定形の体に、付属器官でフルートのようなものを持ち、部屋中に響きわたる魔的な音楽を奏でている。
SANチェック0/1d3
☁️)僕もやりたい!!
♦️)にゃる~にゃる~♪れんか、たのし?たのし?
ルクスはとてもご機嫌だが、家の外まで聞こえるほどの音量だ。
🧸)楽しいけど…他の人に迷惑かけちゃうから帰してあげて…
♦️)むーーーー…
不機嫌になってしまった。
意外にも素直に演奏を止めさせるが、拗ねて部屋の隅から動かなくなった。
その時、インターフォンがなった。ご近所さんが訪ねて来たのだ。
ドアを開けるとイラついた様子のお隣の渡辺さんが立っていた。
🧸)あー、あー…誰ですか…?
渡辺)渡辺です。
ちょっと、うるさいんですけど。近所迷惑ですよ?大音量で流すのはやめてくれませんかね。しかもなんですかこの不快になる音楽は…
不機嫌なルクスがこちらに近づいてきている。
🧸)ルクス。絶対に出てこないで
…申し訳ありません、友人とはしゃぎすぎていたようです。次回からは気をつけますね
渡辺)本当に…お願いしますよ
♦️)…にゃる
🧸)君が出てきたら危ないからね…、機影も出てこなくて良かったよ
☁️)脅かしたかったのになぁ…
◆3日目(金曜日)
今日もルクスは容赦がない。彼に思いっきり腹に乗られ、貴方は飛び起きるでしょう。お陰で随分早起きしたようだ。
♦️)にゃるー!はよー!
🧸)もう言葉覚えてる…おはようございます…お供え物お供え物…
☁️)(影の中で寝てる為応答なし)
貴方が朝食を食べながらテレビを見ていると衝撃的なニュースが流れてきた。
『新種の危険生物発見か』という見出しに、ルクスに似た生物が触手のようなものを伸ばし、人間に絡みつく映像が流れる。
どうやら昨日Twitterに投稿された映像が話題になったようだ。
そして、すぐにテレビの電源が切れた。
🧸)……ルクス?
♦️)にゃる。
☁️)ん〜、どうしたのぉ…?
🧸)いえ、なんでもありません。
もうすぐ行かなきゃだな、お留守番させてごめんね。行ってくる
やけに機嫌のよいクラスメイトがニコニコしながら話しかけてきた。
🪡)ね〜ね〜、恋歌!!見てよこれ!バズったんだ〜!朝のニュースにも出たんだよ!!
と言って今朝テレビで見たルクスの動画を見せびらかしてくる。
🧸)勉強の邪魔です。少なくとも、ここが塾である事をお忘れないように
🪡)ほんっと真面目だね〜、友達居なくなるよ〜?
この動画ね、友達の友達からもらって、物好きな知り合いに見せたんだ!!こういうのが好きで、今はこの生物を探しているらしいんだけど、もし俺が見つけたらなんか良いものくれるらしいんだよね!金持ちらしいしこれは期待できるよ!
ちなみに丘の上にでっかい屋敷あるだろ。あれがそいつの家!あの広い屋敷にはUMAが捕獲されてるとかされてないとか…
んで、情とか無い恋歌にダメもとで聞くけど、このUMA見なかったかー?
🧸)失礼ですね。……見ていませんよ
それよりも貴方は勉強したらどうです?少しはやった方が良いですよ
🪡)はいはい、わかりましたよ〜
もし見かけたらよろしくね!
今日は遅くまで学校があったのでヘトヘト。
貴方が玄関の扉を開けると、猫の鳴き声とルクスの笑い声、家具が倒れるような音が聞こえる。
声のする方へ向かうと、物が散乱した部屋でルクスが触手を伸ばし、うねらし、猫を巻き上げている。
SANチェック0/1
♦️)にゃっ!わーいわーい!
猫)ニャ”ア”ア”ア”ア”ア”
🧸)…家具は後で復元したり、最悪神異さんに頼むか…
それよりも、ルクス。辞めてください
☁️)猫ちゃん…(´・ω・`)
♦️)あそぼうとおもってただけです。
彼はつまらなそうに野良猫を逃し、ビタンと横になった。
♦️)ひまだったんだもん。
貴方はスネを軽く蹴られる。いじけているようだ。
🧸)…今度遊び道具を買ってあげますから。お金は余ってますし…
☁️)沢山遊ぼ〜!!
◆4日目(土曜日)
今日は休日。
ルクスにも起こされず、貴方は穏やかに目を覚ますことだろう。
…となりに見知らぬ男が眠っていなければ。
SANチェック0/1
🧸)うわっ、…誰…なんか既視感…気のせいか
男は褐色の肌を持ち、ゆるくパーマのかかった艶のある黒髪を肩まで伸ばした美しい青年だ。水玉のパジャマとナイトキャップを身につけていて、とてもファンシー。
☁️)ふわぁ…ってなんか知らない子いる!?
🧸)多分…ルクス…?
青年はゆっくりと体を起こし、眠そうな目をこすりながら、その赤色と黄金色の瞳で貴方を見つめる。
♦️)…おはよーございます。れんか
あ、びっくりしました?わたしですよ、わたし。ルクスですよ。人のすがたになることができるようになりました。これでふつうのにんげんに見えるでしょう?
🧸)平凡な見せかけ…?、いやガチの変身…?えぇ…
☁️)多分、ぼくと似たようなのじゃないの?(好きな姿になれる。ただし手のひらサイズのかみさま)
♦️)?…そ、こ、で!わたしはここに行きたいんです。
彼はぐしゃぐしゃになったチラシを貴方の前につき出してくる。
某大型ショッピングモールのセールのお知らせのチラシだ。
♦️)ちかくには、すいぞくかんとゆうえんちもあるそうです。しょっぴんぐもーるにいって、それからすいぞくかんに、それからゆうえんちに行きましょうよ。
🧸)遠出になりそうだなぁ…年齢…見た目的に大丈夫か身長高いし…
☁️)なんかすっごく大きくなったもんね!!前まで150ぐらいだったのに!
♦️)行きましょう。さっそく行きましょう。
🧸)はいはい、わかったから…
◆ショッピングモール
アパレルショップ、ホビーショップ、書店やレストランなど、週末ということもあり賑わっている。洋服のセールが行われているようだ。
★アイデア
強い視線を感じる。
♦️)どうしましたか?
🧸)…いえ、何も。…ただあまり離れないようにして
☁️)僕も出ちゃダメ?
🧸)絶対に影出さないでくださいよ!?
♦️)ひろいですね。あ、わたしに似合うふくをえらんでくださいよ!
🧸)私に服のセンスは無いので、店員さんに頼んでください
♦️)そくとうですね…。
彼は何を着ても似合う。さすがイケメン。
🧸)いろんなの似合うね、凄い…
☁️)お洒落さんだ〜!!
♦️)ありがとうございます。
🧸)…まぁ買いましょうか、何万かは持ってきてますから
※超越薬というシナリオでめっちゃ金持ってる人
一通り見終わると彼は満足げに言う。
♦️)人のふくもそろえたことですし、つぎいきましょう。つぎ。
大きな観覧車が特徴的な遊園地が併設された、世界最大級の水族館として有名。
水族館は7階まであり、2階から7階は水槽、1階はショップとなっているようだ。
最上階から回廊を下りながら、海洋生物たちを鑑賞できるようになっている。
貴方達は回廊をゆっくりと下って行く。
海洋生物たちは広い水槽を悠々と泳ぎ、まるで自分も海の中にいるかのように錯覚するだろう。
間近で見る大きな魚達の迫力に青年も見とれているようだ。
☁️)お魚さん沢山いる!!凄い!!
🧸)ですね…
♦️)わーすごいですね。とてもきれい。
うみ…しんかいは宇宙よりもなぞにみちている、と言う人もいますよね。…ちきゅうのしんかいには、まだにんげんが知らない、きょだいせいぶつがねむっている。…なんてこともあるかもしれませんね。
あ、でもわたしは宇宙もすきですよ。宇宙のいきものをかんしょうできる宇宙ぞくかん、なんてあればぜひ行ってみたいものですね。
🧸)宇宙族館…面白そうですね、友人に頼んでいつか作ってみたいです。
☁️)いろんなお星様とか見れそう!!
♦️)ほし…いきものではないですよ。
強い視線を感じる。
🧸)あぁ、お土産コーナー行きましょう
♦️)わかりました。
☁️)ごー!!!
1階のショップ
この水族館のゆるキャラである『ク・リトル・リトル』、通称『クーちゃん』の可愛いぬいぐるみが売られている。
🧸)…友人がそろそろ誕生日でしたし、誕プレとしてあげましょう。
♦️)たんじょうび…?
🧸)あー、自分が生まれた日とかですね。生まれたことを祝う日とか…
♦️)なるほど…!
◆遊園地
昼下がり。遊園地に行くには少し遅い気もするが、青年は子供のように目を輝かせている。
ジェットコースター、お化け屋敷、ミラーハウス、大観覧車などなど。
☁️)全部乗りたい!!
♦️)ですね、順番に回りましょう。
🧸)……えぇ、そうですね。
(どうせまだ着いてきてるんだろうなあの視線の奴ら…)
◯ジェットコースター
遊園地中に絶叫が響きわたっている。
♦️)…どうしてあのにんげんたちは、さけんでいるんですか?あののりものは、そんなにこわいのですか?
こわいならのらなければいいのに。あの人たちはおもしろいですね。
これよりもっと、こわい思いをできるところなら、ほかにもありますよ。
🧸)……そうですね。
怖い思いをする所なら、沢山ありますよ
☁️)僕も脅かせるからね!!怖い思いさせちゃう…とりあえず乗ろ〜!!
ジェットコースターはガタゴトとゆっくりレールを上っていく。もうすぐ頂上。太陽の光に目がくらむ。
直後、ジェットコースターは急激にスピードを上げ、ほぼ垂直に落ちていく。強い風圧と内臓が浮かぶ感覚が貴方を襲う。
…やがてジェットコースターはゆっくりと停止した。
♦️)ふわっとなりました。みなさんはこれが好きなのですか。でも…くせになりそうですね。
🧸)うっ…やっぱ苦手…
☁️)皆に見えるようにばんざーい!ってしたかったなぁ…
🧸)私が化け物扱いされますよしたら
◯お化け屋敷
大人も楽しめる怖いお化け屋敷。
女性や子供の悲鳴、時折男性の悲鳴も聞こえてくる。
(■■■様は多少驚きはしますが、怖がることはないようです。)
♦️)ふふふ、これくらいじゃおどろきませんよぉ。あ、れんかはこわいんですか?
🧸)…慣れましたね、本物を見ていますし…きさらぎ駅飛ばされたり追いかけられたり…
☁️)えぇ…楽しそう!!!
♦️)そうそう、はしのところにいたのは、ほんものでしたね。ゆうれいになってもはたらくんですね。
☁️)えっいたの!?
🧸)霊感無いから気づかなかった…
◯ミラーハウス
100枚以上のミラーより作られた迷宮には、鏡の錯覚が仕掛けられており、どこか幻想的な世界が広がっている。
青年と一緒に出口を目指そう。
♦️)きれいですねぇ、かがみのさっかくですか。…れんかがたくさん。こんなにいたら、わたしもたいくつなんてしないのに。
🧸)多分私と同じ行動するので結局退屈ですよ、変わらないよ
☁️)そしたら僕も沢山だ〜!!
♦️)さあ、出口をさがしますよ。こっちでしょう。あれ?ちがう…
🧸)ミラーハウスですからね、道だと思ったら違うということも沢山あります。確か壁に手を置いて鏡がない所を見つけれるとかもあったなぁ…
目星(複数回)
…相殺すればいっか()
美しい青年の姿が鏡に無数に映し出されている。しかし、その一人、その一体だけはおぞましい姿をしていた。
3本の足に鉤爪の生えた腕をもち、顔のあるべきところには1本の長大な血のように赤い触手がのびている。その異形のものは顔のない顔で貴方を見ている。
SANチェック1/1D10
♦️)…どうかしましたか?
🧸)いえ…、(アザトースやミゼーアと同種?じゃあ神か…慣れなきゃ…)
☁️)あっ出口あった!!
♦️)よかった、出れましたね。
🧸)……
◯大観覧車
貴方達は大観覧車に乗り込む。
地面がゆっくりと遠ざかっていき、やがて町が一望できる高さまで上った。
地平線が夕焼けで霞み、暖かい光が貴方達を照らしている。
青年は虚ろにこの情景を見つめ、おもむろに口を開いた。
♦️)今日はたのしかったです。ありがとうございました。わたしをひろってくれたのが、あなたでよかった。
…わたし、きおくがないんですよ。どうしてあんなところにいたのか、どうしてあんなすがたをしていたのか。わたしがなにものかも、わすれてしまいました。
…わたしのきおくがもどるまで、いっしょにいてくれませんか?
🧸)…構いません。別に記憶が戻っても、貴方が居たければここに居ても良いですよ
☁️)僕も!!楽しいからね〜!!
♦️)ほんとうですか!ありがとうございます。やくそくですよ?
🧸)はい、約束です。
🧸)あ、そういえば…一昨日ぐらいのニュースのって…ルクスなの?
♦️)それはわたしです。よっぱらいのおじさんがわたしをいじめたので、しめました。
🧸)あぁ…なら、良いか…
そろそろ地面が近づいてきた。
貴方達が大観覧車を降りる頃には、まさに太陽が沈もうとしているところだった。
♦️)たのしかった。ほんとうに、じゅうじつした一日でした。…かえりましょうか。
☁️)まだ遊びたいよぉ
🧸)流石に私の体力が底を尽きるから帰ろっか…
女性)きゃああああああ!!
貴方達が出口に向かって歩いていると、切り裂くような女性の悲鳴が響いた。貴方の背後からだ。
子供)痛いよおぉぉ…!
女性)しょうちゃん!?うそ…大丈夫、大丈夫よ。直ぐにお医者さんが来てくれるからね。誰か!誰か助けてください!
見ると小学生くらいの子供が腹から血を流して倒れている。
さらにこのような状態の人間が他にもいるようだ。性別や年齢はバラバラ。
突然の出来事に辺りは混乱し、叫び声がこだまする。
貴方が呆気に取られていると、誰かから袖を引かれた。それは青年だった。
しかし彼も既に怪我人の一人だった。腹から大量の血を流して地面に横たわり、苦しげに顔を歪めている。
♦️)どうして、なにが…いたい、いたいです、れんか…
🧸)…ルクス?、蘇生…いや、一般人もいるのに…
あ、これ多分後半ダメだ()
まぁ無傷だけど(常時装甲4)
突如、青年の傷口がボコリ、と膨らんだ。そこからは黒い肉の塊が沸騰するように溢れ出し、みるみるうちに傷口を中心に彼の体は変化していく。やがて彼の半身はグロテスクな怪物の姿へと変わった。黒い皮膚は伸縮し、絶えず触手が蠢いている。
SANチェック0/1d3
♦️)あ、れんか…
悲鳴が上がり、周囲はさらにパニックに陥る。
金切り声を上げるもの、逃げ出すもの、泣きわめくもの、呆然と見つめるもの、罵声を浴びせるもの、誰かを傷つけようとするものまでも。
まるで地獄絵図だ。
混乱の中、1人の男が貴方に近づいてきた。
男はブツブツ何かを呟いているようだが…突然殴りかかってきた!
しかし、拳が貴方の顔に当たるすんでのところで、動きがピタリと止まった。青年が触手で男の頭を掴み、地面に叩きつけたのだ。
辺りはしんと静まりかえった。しかしそれは一瞬のこと、女性の一声で再びパニックに陥る。
女性)化け物、化け物よ!きっとあいつが私の子供を殺そうとしたのよ!無差別に、残酷に人を殺す危険な生物よ!
女性は青年を指差す。
♦️)ち、ちがうっ!
青年の声を聴くものはおらず、男性が罵声を浴びせる。
男性)黙れ化け物!殺せ!化け物を殺せ!
♦️)……っ!
青年はこの状況に耐えかねたのか、落ちていたコートを頭から被って身を隠し、どこかへ走り去ってしまった。
🧸)ルクス…、追いかけなきゃ…!
☁️)気を付けてね…?
○出口
騒然としており、困惑した様子の人々が話をしている。
🧸)すみません、コートを被った男の人を見ませんでした…?突然申し訳ありません
女性)さっきコートを被った男の人が走って来ましたね。大怪我をしていたみたいだけれど…。それで、そこに停まってた黒い車から降りてきた、ちょっと…いや、かなり怪しい人に話しかけられてました。そのまま黒い車に乗り込んであっちに走って行きましたよ。
🧸)なっ…はぁぁ…もう…なんかあの野郎(🪡)から聞いた家の奴か…?狙ってたし…
ありがとうございます!
◆屋敷
時計塔のある大きなお屋敷。
立派だが古びた廃墟に見えるため、町では幽霊屋敷と呼ばれている。
到着する頃にはすっかり日が暮れてしまった。
玄関は鍵がかかっている
🧸)はー…めんどくさ…、扉ごと壊すか
🧸)ヨグパンって便利ですね
☁️)えぇ…窓とか探せば良いのになぁ…
●1階
〇ロビー
〇2階への階段
〇部屋1~5
🧸)ロビー、その次に部屋1〜5行きましょうか…2階は後で良いや
壁にマスターキーらしきものがかけられている。
🧸)ラッキーですね、探しやすい
☁️)そうだね!やったぁ!!
〇部屋1
🧸)やっぱ鍵かかってるか…、鍵あって良かった
扉を開くと青年がいた。
また、この部屋は最近まで倉庫として使われていたのだろう。農具や工具、使い古された家具などがあるが、ほとんどは共通性のないガラクタだ。
青年はこちらを見ると嬉しそうに駆け寄る。
♦️)れんか!むかえにきてくれたんですか!男の人に『彼女から頼まれた。安全な場所に連れて行ってあげる』と言われたので車にのったら、ここにとじこめられました。
安心しました。かえりましょう。かえりましょう。
🧸)友人…今度紹介するよ…私の友人個性あるからね…というか友人ほとんど人外ですし…人間の方が少ない…
☁️)人外かぁ…Siri?ってやつ〜?
🧸)違うから…、とりあえず元凶殴ってから帰ろっか…
手斧が目にとまる。酷く錆びているからだろう。
♦️)そういえば、手斧がありました。もっていきますか?
🧸)そうだね、持っていこう
〇部屋2
鍵はかかっていない。
机と本棚のみがある簡素な部屋。
1冊のファイルを見つける。
・夜鬼…体力、筋力は人間程度。知能は低い。
・シャンタク鳥…体力、筋力共に人間の3倍程あると考えられる。知能は低い。体が大きいため、魔術により捕獲。
・ムーン=ビースト…体力、筋力、知能は人間の平均以上。残酷な性格をしているため危険。
・ニャルラトホテプ?…筋力、体力は人間程度。知能も人間の平均程度だと思われる。性格も含め一般的な人間に見える。知能の低い化身で危険性は少ないが油断は禁物。
🧸)ニャルラトホテプとムーン=ビースト以外よくわからないなぁ…、夢に出てきた彼奴だろうし…
☁️)恋歌ってとことん変な夢ばっか見るね!!
🧸)何故でしょう…
〇部屋3
♦️)鍵がかかっています…
🧸)あ、鍵あるよ
そこに居たのは不格好な黒い怪物。
油っぽく滑らかなクジラのような皮膚、内側、すなわちお互いに向かって曲がっている不快な角、蝙蝠のような翼、物を掴むのに適している醜い手、意味もなく嫌らしい感じで打ちつけるトゲのついた尾を持っている。
そして、彼は話すこともなく、笑うこともなく、決して微笑むこともないのだ。それと言うのも、彼には微笑むべき顔がないからであり、顔のあるべきところには顔を暗示するような空白があるだけである。
夜鬼を見た貴方はSANチェック0/1D6
こちらに敵意はないようだ。
🧸)…可哀想に、解放してあげなきゃ
♦️)ですね。…何故こんなことを
〇部屋4
♦️)鍵…はありましたね。
巨大な怪物と対面する。
それは体は象よりも大きく、蝙蝠に似た翼、馬に似た頭部、羽毛の代わりにツルツルとした鱗を持っている。
シャンタク鳥を見た貴方はSANチェック0/1D6
怪物は貴方に敵意を向けたものの、貴方の後ろにいる青年を見つけると、ゆっくりと落ち着いた様子でこちらに近づいて来た。
青年の前まで来ると怪物は頭を垂れ、青年に頭を擦り付ける。
♦️)ちょっ…なんですか、ふふふ、かわいいですねぇ。
🧸)龍みたい…可愛い…
☁️)敵意あったから危険だよ…?
〇部屋5
♦️)あけましょう、きっと…閉じこめられてますから。
🧸)そうだね…
目のないヒキガエルに似た怪物が部屋の真ん中に座っていた。
灰色がかった白色の大きな油っぽい体をしていて、体の容積を自由に縮めたり引き伸ばしたりしている。曖昧な形の鼻づらの先にピンク色の短い震える触手がかたまって生えている。
ムーン=ビーストを見た貴方はSANチェック0/1D8
怪物は貴方を見るやいなや襲い掛かってきた。
♦️)危ない!
青年が前に出ると怪物はピタリと動きを止め、部屋の隅で大人しくなる。
🧸)別に殴られても問題ありませんが…
☁️)命は大事にしないとだよぉ?
青年は怪物とコミュニケーションを試みるようだ。
♦️)こんにちは
ムンビ)السيد نرلت هطب
♦️)…え?もういちど、おねがいできますか?
ムンビ)لماذا انت هنا هل أتيت لمساعدتي؟
♦️)……?
♦️)……
ダメみたいです。
🧸)ムンビが何言ってるかわからない
☁️)ぼくも〜!
〇階段
地下へ続く階段が隠されている。
🧸)…2階行った後、地下も行きましょうか
♦️)そうですね…
はぁ、と青年がため息をついた。
♦️)ここのいきものたちはみんなつよそうですね。わたしはさっきの、いきものたちみたいに、そんなにあたまも良くありませんし、力ありませんし、体も大きくありません。
きおくもなくしてしまうくらいです。きっと、わたしはよわいいきものなのです。
だから…まもってくださいね。
🧸)わかった、私がタヒぬまで守るから
だから、弱いなんて思わないで。ルクスは強くて勇敢な子だからね
☁️)僕も!!何かあったら守るから任せてよ!!
♦️)…ありがとうございます
●2階
♦️)部屋が沢山ありますね…
🧸)んー、主人の部屋…ぐらいしか良いの無さそうだね。他は物置とかかな
☁️)レッツゴー主人の部屋!!
○主人の部屋
他の部屋より家具が高価な気がする。
テーブルの上に1冊の本が置かれている。日記のようだ。
どのページを見ても正常とは思えないが、最近書かれたことが目に止まる。
『○月×日
動画を見た瞬間、私に衝撃が走った。
弾力のある肉の塊の体、顔のない触手のついた頭部、まん丸の腹、短い手足。
……かわいい。なんてかわいいんだ!!
なんとしてでもあの子を見つけ出す
○月×日
どこにいるのだろう。あんなに目立つ可愛いシルエットをしているのに見つからないのはおかしい。あぁ…早くあのぷにぷにの腹に顔をうずめたいのに…ぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷにぷに……
○月×日
500回ほど動画をリピート再生しているが、やはり彼は私の心酔している神、ニャルラトホテプ様ではないかと思った。
私が昔見た時とは随分異なった可愛らしい姿をしていらっしゃる。彼はもっと畏れ多く厳格なお方だったはず…!ああ、なぜ…いやでも、逆に良いかも…
…さすが千の貌を持つ神だ。
しかし彼がニャルラトホテプ様ならば、諦めるしかないのか…
○月×日
みつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけたみつけた
れんかはゆるさん』
あまりのキモさに戦慄する。
SANチェック0/1
🧸)……何故、狂信者はこうもヤバい奴しか居ないのか…それが普通か
あの舞台でも、そうだったから…
♦️)…どうしましたか?
🧸)あぁ、気にしないで。ただのヤバい日記だったよ
☁️)ただのヤバい日記…??
🧸)…さて、地下…行きましょうか
♦️)わかりました。
複数人の何かを唱える声が聞こえる。
🧸)ずっと聞いてたら耳おかしくなりそうだなぁ…詠唱とか飽きないのかな…
●地下
長い長い階段を下りた先に頑丈な扉が現れた。鍵がかかっている。マスターキーでは開かない。
♦️)…あっ、手斧を使えば良いのでは?
🧸)よーしストレス発散だ!!
貴方が斧を振り下ろすと、扉は大きな音を立てて倒れた。
扉の先には地下室とは思えない広い空間が広がっており、そこには10人ほどのローブを被った人間達が円を作っていた。彼らは侵入者に驚いたのか、詠唱を止めてギョロりと貴方達を見る。
祭壇にいた長身の男がずけずけと貴方に近寄ってくる。彼は意外にも若く顔の整った男だった。
星野)ちょっと、貴方!儀式の邪魔をしないでください。なに勝手に入って来てるんですか!
星野)…って、貴様は恋歌!?それにニャルラトホテプ様も!
星野)おのれ私の神と同棲などしよって羨ましい許さん!貴様だけは絶対許さん!!
星野)……。はぁ、まあ今はそれどころではない。みんな!ニャルラトホテプ様がいらしたぞ!
男の一声で彼らは一斉に口を開いた。
『暗黒のファラオ万歳 ニャルラトテップ万歳 くとぅるふ・ふたぐん にゃるらとてっぷ・つがー しゃめっしゅ しゃめっしゅ にゃるらとてっぷ・つがー くとぅるふ・ふたぐん』
♦️)え、なんですかこれ。わたしがなにかしました?
星野)何をおっしゃっているのです。謙遜なさらないでください。…ささ、貴方様はこちらに。
男は青年の腕を引っ張り、円の中心に連れて行かれた。
🧸)えっ、魔術…!!今日に限って御守りないからこの数相手じゃ足りない…最悪…
『にゃる・しゅたん! にゃる・がしゃんな! にゃる・しゅたん! にゃる・がしゃんな!』
青年が中心に立たされると呪文が変わった。すると青年は頭を抑え、目を見開いて苦しみ始める。
このままだと彼に何か良くないことが起こるのは一目瞭然だろう。
しかし彼を助けようにも10人の成人が相手では考えなければならないが、この地下室には目ぼしいものは特にない。
この屋敷には何体かの怪物がいる。彼らに助けを求めることはできないだろうか。
🧸)…誰に助け求めれば、走りながら考えれば良いや …!!
1階へ出ると巨大な怪鳥、シャンタク鳥と対面する。シャンタク鳥から敵意は感じられず、貴方を静かに見つめている。
外の景色も黒塗りのようではなく、窓から月の光が差し込んでいる。どうやら儀式を中断したことにより魔術が解けたのだろう。
☁️)ルクスくんが!!助けて〜!!
🧸)…お願い、あの子を助けて…
シャンタク鳥は大きな体を限界まで縮め、地下への階段を破壊しながら下りていく。
シャンタク鳥が地下室へ入ると、青年を取り囲む人間達に怒りの宿った鋭い瞳を向け、彼らを硬い翼で薙ぎ払っていった。彼らは気を失ったようだ。
青年は安心した様子で貴方にもたれかかる。
♦️)たすかりました…ありがとうございます。こわかった、こわかったです。
なにかが、じぶんのうちがわから、あふれてくる…そんなかんじでした。
…ゴーン、ゴーンと夜中の12時をしらせる鐘の音が鳴り響いた。
一瞬の静寂が訪れる。
青年の黄金色の瞳には、混沌の色を宿していた。貴方は見たことのない彼の表情に少し戸惑いを覚えるかもしれない。
青年が口を開こうとしたその時、祭壇に身を隠していたらしい星野が姿を現した。
星野)貴様ああぁぁ!また私のニャルラトホテプ様に気安く触れよってからにぃぃぃい!!やっぱりお前だけは許さん許さん許さーーん!!
星野は隠し持っていたナイフを貴方目がけて振り下ろしてきた。
しかし、そんな男の行動は叶わない。
青年が咄嗟に男の首を絞めあげたのだ。
♦️)熱心な信者を持てて、私は嬉しい限りだ。
男を地面に叩きつけ、頭を踏みつける。
♦️)貴様にはとっておきの褒美をやろう。
星野)ニャ、ニャルラトホテプ…様…なにを…
🧸)……
男は恍惚とした表情を浮かべている。
青年は呵呵大笑し、声は高らかに響く。
♦️)ヘイ、アア=シャンタ、ナイグ。旅だつがよい。時空を超越した宇宙の奈落の底、我が主、無限の魔王アザトースがおわす混沌の中心へと。さらばだ、愚かな人間よ。
シャンタク鳥は叫び狂う男を掴むと、天井を突き破り舞い上がっていく。
星野)アザトース様の宮殿…!つまりニャルラトホテプ様のご実家に行けるなんて…あぁ…なんと素晴らしい!!貴様のことは嫌いだが貴様あっての僥倖だ!私の屋敷をくれてやる!
♦️)………ああ?
褒美になったのか…まぁいい。
青年はこちらに向き、にこりと笑って
♦️)れんか。かえりましょう、かえりましょう。
🧸)…うん、帰ろう。
☁️)ごー!!
夜空には大きな美しい満月が輝いている。
真夜中にもかかわらず、その煌々とした光に照らされ、青年の表情をはっきりと読み取ることができた。青年はその満月を見上げ、ポツリと呟く。
♦️)私には、帰るべき所があります。そしてもう帰らなければなりません。
予期せぬ出来事はありましたが、貴方と過ごした日々は楽しかったです。
青年はどこか寂しそうな声色で言う。
🧸)…約束、別に君が居たければここに居ても良いんです。私は神が嫌いです、ですが…貴方が神と知る前から一緒に居たから、トラウマを思い出す事があまりありませんでした。あと神っぽくないし
どうか、まだ居たかったら、一緒に生きませんか?寂しいですし、笑
あなたは青年を引きとめる。彼との四日間は、貴方にとってかけがえのないものだった。それは青年も同じこと。密かに貴方のその言葉を期待していたのだろうか、彼はふっと安堵の息を漏らした。
月明かりが、長い睫毛の下から覗く喜びと少しの戸惑いの色を宿した黄金の瞳を照らし出す。
♦️)…かえりましょうか、私たちの家に。私はあなたの最弱のかみさま、なのですから。
🧸)帰ろっか、Lux
☁️)帰ろ〜!!!
三つの人影は町へと消えていく。満月に溶け込むように。
SAN値報酬
生還報酬1D10
(屋敷の神話生物を見た数)d3 MAXは3D3
ニャルラトホテプを引きとめた 1D6
名前 Spes et Lux
由来 ラテン語で希望と光。spesが希望、etがと、Luxが光になる。
ニャルラトホテプの化身、保護者は恋歌
幽霊屋敷は扉修復したあと多分友人に早めの誕プレとしてぬいぐるみと一緒にあげてます、恋歌はお母さんを説得してルクスを住まわしてる(多分)
ガチで疲れた。ルクスの名前決めるのに30分ぐらいかかった、次回は未定です。多分ルクスくん探索者にして使うかもね
🪡くんはいつかオリキャラにするかもしれない、ただのモブだけど今は。
コメント
9件
中人)……なんか……甘い味しそうな化身やな……改めて見たら……( ᐛ ) 思ったより……思ったより口悪いこと言えるのね恋歌ちゃん
ルクス可愛すぎな、食べていい?(?) てか恋歌ちゃん可愛すぎてルクスの代わりに神様のお供え物食べて怒られたい、(?)
今更だけど誕プレに屋敷プレゼントされても困るよ渡された側が…()