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初めての作品ですので細かい所はご了承ください。(cp.出勝・出轟等の出総攻め、勝デク以外の他cp)
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同棲出勝 プロヒ成人済
出久視点
「今日も疲れた〜」
そう言いながら出久は事務所から最寄りの駅まで歩いている。明日は2人共休みを貰っており、勝己がカツ丼を作って待っているというのだ。このことをついさっきLINEで知らされ、出久は歩くスピードを早めた。大好きな人が好物を作って待ってくれているのだ。急がない訳が無い。
「楽しみだなぁ」
そう呟きながら、出久は家に急ぐのだった。
勝己視点
「今日はアイツの好物のカツ丼作ってやろ」
そう思いながら勝己は出久とのLINEのトーク画面を開いた。
『カツ丼、つくってまってる』
とだけ入れて送信したのを確認すると、勝己はキッチンへ向かった。
(玉ねぎ、卵、豚肉、パン粉、、、)カツ丼に使う材料を思い浮かべながら、勝己は冷蔵庫を開いた。
「ただいまぁ」
出久はそう言いながら家へ入った。
「ん、おけーり。」 と、奥からエプロンを付けた勝己がやって来た。そんな可愛らしい姿の勝己を心の中でシャッターをきって記憶の箱に大切にしまう。
「、、、できてんぞ」
勝己からのぶっきらぼうな、でも何処か可愛げがある言葉を聞いて、出久は勝己の後を追うように家に上がった。
手を洗い、荷物を部屋に放り投げて出久はダイニングに向かった。
扉を開けると、美味しそうなカツ丼の匂いが漂ってくる。
「うわぁ、美味しそう」
そういつものように出久は言いながら、カツ丼をまじまじと見つめる。
パチンッ「「頂きます!」」
「美味しいよかっちゃん!」
カツ丼を口いっぱいに頬張りながら、出久はこの小さな幸せを噛み締めるのだった。