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61 - 番外編22『執事達にこれから告白されます!!』後編2

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2025年07月22日

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番外編22『執事達にこれから告白されます!!』後編2


✝️


『華さん。来てくれてありがとうございます。』

ハウレスは私を屋上へと呼び出した。

『うん。それで…話って?』

『…こんな事言うのは俺らしくありませんし…今も少し恥ずかしいのですが…。』

ハウレスは顔を赤らめながら私の手を握る。

『俺…華さんのことが好きです!』

『…!』

『最初はただ…一緒に話したり、一緒に居るだけで満足でした。だけど…貴方が他の男と話してるとこう…胸がモヤモヤして…。』

『ハウレス…』

『俺は、華さんを独り占めしたい。それくらい好きなんです。』

『っ……///』

『だから…俺の恋人になってくれませんか?』

『えっと…』

(突然過ぎて頭が追いつかない。

でも…好きな人からの告白を…断る理由がない。)

『はい。もちろん。』

『え…』

『私で良ければ是非、お願いします。』

『っ……!ホントですか!?』

『うん。私も…ハウレスが好きだから。』

『華さん…っ。良かった…俺、凄く怖かったんです。』

『ふふっ。いつものハウレスとは大違い。』

『お、俺だって緊張することくらいありますよ。』

『ふふっ。』


🗝


『お待たせしてしまい申し訳ありません。』

ナックは私を体育館に呼び出した。

『まずは来て頂きありがとうございます。』

『ど、どういたしまして…?』

『本日は…華さんに伝えたいことがあって呼びました。』

『私に?』

『えぇ。本来なら…もっと早く伝えたかったのですが…。私の心の準備がありまして…。』

ナックは軽く深呼吸をして私に向き直す。

『私は――初めてあったあの時から貴方の事が好きでした。春風に吹かれ…桜のように綺麗な貴方に…心を奪われました。』

『っ…///』

『私の一生をかけて貴方を幸せにします。私と…お付き合いして頂けませんか。』

『……。』

胸のドキドキが収まらない。当然だ。私は今……好きな人に告白されてるんだから。

断る理由なんてない。

『喜んで…。私も、ナックが好きです。』

『え……。』

『私の恋人になってください。』

『華さん…っ。っ、はい。もちろんです。必ず幸せにします。』


🧸


『好きです!俺と付き合ってください!』

『…えぇ!?』

放課後、教室にテディに呼び出された私はいきなり告白をされた。

『あ、す、すみません、俺、華さんのことがずっと好きだったんです。だからその…我慢できなくて…。』

『あ、えと……びっくりしただけだからそんな落ち込まないで?えっと……。』

(混乱してるな…私。もちろん、テディのことは好きだけど…返事をするってなんか変に緊張する。)

『華さんの返事を…聞かせてください。』

『わ、私の…っ。えっと……。 』

『大丈夫です。どんな返事でも俺は受けいれます。

『テディ…。』

(私の答えなんて決まってる。)

『私も、テディが好きです。私でよければ是非、お願いします。』

私はニコッと微笑んでテディの手を握った。

『華さん……っ!はい、絶対幸せにします!!』


次回


番外編23『執事達が動物化したら?』前編

※耳やしっぽが生えてしまった執事たちのお話

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