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久しぶりの、投稿 嬉しすぎる!(˶' ᵕ ' ˶)てか、 みんなの耳がしゅんって なってる所想像しただけで、( ⸝⸝⸝ ♡ཫ♡⸝⸝⸝)
番外編23『執事達が動物化したら?』前編※耳やしっぽが生えてしまった執事たちのお話
朝起きて食堂に行ったら――。
みんなに動物の耳やしっぽが生えていた!?
『これは一体…?』
『わ、我々にも分からないのです。朝起きたらこうなってて…。』
姿形はみんなのままで、ただ単に頭に耳。おしりにはしっぽが生えていた。
『猫耳と犬耳とうさ耳…。』
(…やばい。可愛いかも。)
『耳が気になって仕方ねぇな…。』
『合法的に自分のをモフれるのか…。』
『お前は少し危機感を持て。』
『ハウレスは犬か。お似合いじゃねぇか。』
『そういうお前も猫耳が様になってるな?』
『あぁ?』
『ちょっと2人とも喧嘩しないでよ…』
『犬と猫は仲悪いっすから…まぁそれ以前に2人は元々仲悪いっすけど。』
『ルカス様猫耳可愛いですね!』
『ふふ、ラムリ君も可愛いよ。』
『ほんとですか?やったぁ!』
『全くラムリも危機感がないですね…。』
『この歳になって犬耳とは恥ずかしいね…。』
『フフ、可愛いですよミヤジ先生。フフ、フルーレは猫耳ですか。可愛さが引き立ってます。』
『可愛いって言うな!』
『ハナマルさんはうさ耳なんですね。
可愛さの欠けらも無いのに。』
『え、待って酷くね?』
『俺もうさ耳です!』
『可愛いですねテディさん。』
『俺も同じうさ耳なのに…(´._.`)シュン』
『あはは、こんな可愛いウサギ見たことないよ。』
『黙れ。』
『みんな楽しそうだな…耳としっぽが生えて少しは慌ててもいいと思う。』
『まぁ、そうなのですが…多分支障はないと思います。この姿でもちゃんと主様のお世話は出来ますから、ご安心くださいね。』
『う、うん。それはいいんだけど…。』
(…みんな可愛いな。)
だが、思ったより厄介なのだった。
『熱っ!』
『え?』
『あ、す、すみません。紅茶の熱さを確かめようとしてそしたら舌を火傷してしまって…』
『ベリアンは猫だから猫舌になったんだ…』
『はい…耳やしっぽが生えただけじゃなくて身体にも変化が起こるなんて…』
『大変だね…ベリアン、氷を食べて冷やした方がいいよ。』
『はい、ありがとうございます。』
ドンガラガッシャーン!!
『今度は何?厨房から聞こえたけど…。』
『ロノ、今の俺は猫なんだ。魚の匂いがしたら食べるに決まってるだろ。』
『猫になってることを言い訳にすんな!いつも食ってんだろ!』
『2人とも…』
『あ、主様、す、すみません。』
『あ、主様…す、済まない。猫耳が生えてから魚の匂いには逆らえなくて…』
『だからそれはいつもだろ!』
『それで喧嘩を…。2人とも喧嘩しないで。ほら、まずは厨房を片付けて。』
『す、すみません。』
『あ、あぁ。』
(2人とも落ち込んで耳がしゅんってなってる…可愛すぎる!)
と、安心したのも束の間。
『だから触るなって言ってんだろっ!』
『こうすれば起きるんだろ?』
『っ、てめぇ…。表出ろ!』
『2人とも喧嘩しないでー!』
『誰か助けてくださいっすー!』
2階から叫び声が聞こえる。
『嫌な予感……。』
私は急いで2階に向かう。
『こらー!!』
『『!?』』
『『あ、主様ァ!』』
フェネスとアモンが私に飛び込んでくる。
『2人を止めてくださいっす!』
『俺でも無理なんです!』
『えっと、それで何があったの?』
『ボスキさんが猫になってからよく寝るようになって、それでハウレスさんが怒って起こそうとした時にしっぽを掴んで…』
『それで今の状態です。』
『あぁ…ねこのしっぽは敏感だから…。』
『主様にしか止められないっす。』
『すみません、俺たちの力不足で…』
2人は耳を垂らせた。
『( ´ཫ`)وウグッ』
(うさ耳が垂れてる。可愛すぎか。)
『私に任せて。』
私は取っ組み合いをしてる2人に説教する。
『2人とも!叫び声が下まで聞こえてきたよ!』
『も、申し訳ありません…。』
『悪かった…主様。』
『ボスキも寝るんだったらお仕事の後!』
『……あぁ。』
『ハウレスもねこのしっぽは神経が通ってて過敏なんだから触っちゃダメでしょ?』
『す、すみません。知らなくて……。』
『分かればよろしい。』
私は2人の頭を撫でる。
『ゴロゴロ……』
(あ、ボスキ喉なってる。可愛い……。)
『俺たちにもなでなでしてくださいっす!』
『ちょっとアモン!』
(ダメだ…可愛いがすぎるぞ。)
※2人にもなでなでしました。
『やれやれ。みんな耳やしっぽが生えてから喧嘩が耐えないな。まぁ可愛いけど。さて、そろそろ厨房も片付いてるかな?お腹すいたしロノにお昼ご飯聞いて…』
ドガーン!
『今度は上から?』
『ラムリ!こちらへ来なさい!躾直しです!』
『はぁ?キザナックから教わることなんて何も無いし?』
『あの二人か……。』
私は3階へ向かう。
ガチャ。
『ホントのことでしょぉ!?ナックだけ犬じゃん!猫の話に入ってこないでよ!』
『心外です!私はルカスさんに用があるんですよ!』
『コラコラ、2人とも。主様の前だよ。』
『『え?』』
『…これで3組目だよ。』
『まさか1階の方や2階の方も…?』
『うん。似たり寄ったりの理由で喧嘩してるよ。』
『お、お恥ずかしい…。』
『すみません主様…。』
『犬と猫は仲悪いって言うけど…2人が犬と猫になったことでより強調されたな…。』
『うるさくしてすみませんでした。主様。いま治す薬を調合していたところです。』
『ルカス様なら絶対できますよ!』
『凄いねルカス。』
『人間の一部が動物化するなんて稀にあることではありませんから作るのは難しいかもしれませんが…みんなを治すためです。頑張りますよ。』
『ありがとうルカス。』
『はい。書庫で資料を探してみます。』
『地下のみんなは大丈夫かな…。ミヤジもいるし大丈夫だとは思うけど…。一応行ってみるか。』
後編へ続く!