テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#ご本人様には関係ありません
まるこ
164
tilde
7,000
25
#2
🩷💛
ご本人様には関係ありません。
🩷 side
お昼になって、少し使い古したスクバから母が作ってくれた弁当を取り出す。
が、俺には今使命がある。
お昼に仁人を誘って、しっかり話をつけなければならない。
とかゴダゴダ考えているうちに仁人はどこかへ行ってしまった。
使命を果たすがために仁人を探しに行こうと思った矢先、
💙「佐野くんやったよな?」
🩷「ぅえっ、!」
確かこの人は、仁人の近くにいたひと。
申し訳ないが仁人を探さないといけないのだが、
🤍「ごめん。驚かせちゃってよかったらお昼一緒にどうかなって思ってさ。」
この人は、「じゅう」と言う人だ。
見た目からしてやっぱり優しい。
❤️「あ、もしかして先客おった!?」
🩷「あぁ、いや全然1人笑」
「一緒に飯食う人探してたから助かる。」
❤️「ほんま!?よかったわぁ。」
「あ、俺曽野舜太!!好きなように呼んで!」
💙「俺塩崎太智!」
🤍「俺山中柔太朗。珍しいけど全然本名笑 」
🩷「じゅっ、?!」
まさかの「じゅう」ではなく「柔太朗」だった。珍しすぎる名前にびっくりして彼が笑いながらピースをしていたことは頭に入ってこなかった。
にしても、流石に言葉に出し過ぎたか。
なんて思っていたが、俺が思っているよりも柔太朗は寛容だったっぽい。
🤍「あははっ笑はやちゃん驚きすぎ。」
🩷「はやちゃん、?」
🤍「え、佐野勇斗だよね?もしかして名前間違えてた?」
🩷「いや、全然あってる笑ちょいびっくりしただけ」
人生で「はやちゃん」なんて呼ばれたことない。
💙「なぁ。はよご飯食べよ〜や。」
❤️「俺も腹減った〜。」
🤍「じゃあ食べよっか。
はやちゃんここ座って。」
🩷「おう。さんきゅ。」
❤️「はぁ〜。お腹いっぱいやなぁ。」
🤍「あ。よっしー帰ってきた。」
その声に俺は大袈裟に肩を揺らしかけた。
揺らしかけただけね?ただちょーっとびっくりしただけな!!!
💙「吉田さんおかえり〜」
💛「お〜。」
こっちに向かってくる仁人が、俺の方を見ると少し瞳が揺れた気がした。
直ぐなんでもなかったかのように自然になる。
俺のこと忘れたのか?
🤍「購買いつものやつ買えたー?」
💛「当たり前。
なんか購買のおばちゃんに認知されてるから、毎回一個残してもらってる。」
❤️「おばちゃんまで味方にするのは流石やなぁ。」
💙「吉田さんモテるねん!!」
テンポの良い会話が繰り広がれている空間で、急に俺の方を見てくる太智は
急に話しかけて自慢をしてきた。
俺らの関係を知らない3人は遠慮なしに仁人のことを話してくる。
それにどう反応していいか分からず
🩷「そ、そうなんだ笑」
と苦笑いしかできなかった。
そのぎこちない会話を仁人はそっと見つめていた。
少し陽が落ちた夕方。窓からは昼よりも眩い光が差し込んでくる。
🩷「もう放課後か。」
結局あれから仁人に話しかけるタイミングもなく放課後になってしまった。
明日も時間あると信じて、教室を後にした。
教室から出て階段を降りていた時、見覚えのある後ろ姿。
🩷「じんと、?」
俺の声と自分の名前を呼ばれたことにびっくりしたのか、勢いよく振り返る。
すると固まったまま、「なんでいるの?」という声が聞こえるかのような顔をしたまま俺をじっと見つめていた。
🩷「仁人、だよね?」
💛「…えっと、」
🩷「俺勇斗。昼飯一緒に食べてたやつ。」
💛「あぁ、はやとね。」
🩷「てか、久しぶりだな。
昔のこと覚えてる?笑」
💛「どっかで会ったことあったっけ…?」
八の字の眉で問いかけてくる君に橙色の陽が差し込んでいる。表情が読み取りにくいが、俺のことを覚えていないその事実が辛かった。
暖かい陽と、信じたくない事実に
俺温度差で風邪ひきそう…。
コメント
1件
うわっ、第2話、めっちゃ胸にきた…🥀💔 「はやちゃん」って呼ばれる勇斗、ちょっと可愛くてじわじわ来たんだけど、“温度差で風邪ひきそう”って最後の一文、重すぎて息止まったよ…。覚えてないって言われた瞬間の勇斗の気持ち、想像しただけで切なくなるよ…。 続き、気になって仕方ない…🖤