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うv2
31
#りりちよ
#ホラー
#nmnm注意
『クーネル・エンゲイザー』
りりちよさんと3号さんでパロディ
予想以上に筆が早かった
知ってる人がほとんどで考察も有名なので分かっている人が多いと思いますが一応要素の注意書き
・死ネタ
・不穏
・報われない
・可哀想
以下自分の手癖とかの注意
・キャラ崩壊
・あんまり泣かなそうな人が泣く
・ご本人様がよくやるいじり皆無
・口調違い
・性格が丸くなってる
・同居設定
・3号さんが「好き」と言ってる描写あるけどCP要素ない。認めない。絶対に。
・急に不穏がきます
つまりなんでもありという事です
りりちよさんsideです
後半3号さんside
ーーー
せかい凍った。
🦑「なぁ」
「いつからだっけ、こんな寒くなったの」
こたつの中、二人で駄弁る。
🐤「…俺もわかんないわ、いつの間にかだよね?」
そう、いつの間にか世界が凍ってしまうほどの寒さが季節関係なく最近毎日続くようになってしまった。
挙句の果てに動画班とは全く連絡が取れない。
安否確認が出来る動画班は目の前に居る3号だけ。
3号がカーテンを開いて外を見ている。
🦑「…すげぇな、道路も凍ってるし。」
「すげぇとか言ってる場合じゃないけどさ」
🐤「…やっぱり怖いなぁ」
🦑「…りりちよらしくないな、弱々しい。めっちゃ。」
🐤「それ悪口だよね??」
🦑「…まぁたしかに分かる。動画班と連絡全く取れないし。」
🐤「連絡取れないのが一番怖いんだよな…」
そんな話をして部屋の温度が気持ち的に下がった気がした。
立ち上がってコンポタを作った。
電気はまだ何とか生きている。もうそろそろ寒さで止まるだろうけど。
湯気が二つのマグカップから立ちのぼる。
それをいつの間にかこたつに戻っていた3号に一つ渡す。
🦑「お、せんきゅー。」
自分もこたつに入ってコンポタを飲む。
暖かい。
🐤「はぁ……こういうあったかい飲み物飲むと生きてる心地がする」
🦑「確かに。いつ電気止まるか分かんないしな」
ふと、目に入ったみかんを3号の方へこたつの上で転がして渡す。
🦑「コンポタとみかん?相性終わってない?」
🐤「いや意外と合うから、こういうの!」
そう言いながらも3号も自分もみかんの皮を剥いている。
🐤「……暖かい季節ってもう来ないのかなー…」
🦑「馬鹿言え、今は地球温暖化進んできてんだぞ、このまま寒いだけとかありえない」
🐤「ありえないとか言って、ずっと冬の寒さどころかそれ以下なんだけど」
3号の返答を待っていて、沈黙が続いた。
🐤「黙るな!」
🦑「事実突きつけられたら黙るしかないって!」
そんな話をして笑う。
それだけが今の居場所。
夕ご飯時。
🦑「あー、俺が料理できるほうでよかったなぁ!」
こんな状況なのにまだ調子に乗れる3号のメンタルはどうなっているのか。
🐤「ドヤるな!俺だって料理くらい…」
🦑「前までカップラーメンとかスーパーの惣菜で済ませてただろうが!」
🐤「はいはい、3号くんすごいねー」
🦑「棒読みやめろ!」
夕食も食べ終わってそして寝る。
寒くなってからはこれの繰り返し。
翌日の朝。
カーテンを開いて外を二人で眺める。
やはりいつもの凍った白い世界。
🦑「このまま、世界が終わんなくて平和がまた来たらさ」
「りりちよに、「好き」って言ってあげてもいいぞ♡」
🐤「めっちゃ気持ち悪いな〜それ…」
🦑「おい!気持ち受け取れ!」
🐤「無理だろ(笑)」
🦑「笑うな!本当にりりちよに恋してたらどうするんだよ!」
🐤「ありえないでしょ」
🦑「確かに、ありえない」
ボケてる途中に諦めが急に来るのはなんなんだろうか。
そんなことを考えながらも二人で笑って過ごす。
またこたつで二人してみかんを食べている。
🦑「…また動画班集めてどっか行きたいよな」
🐤「確かに、バンジーとかもありだし?」
🦑「バンジー推しやめてくれ、茨城とか遠いし」
🐤「3号はどこ行きたいとかあんの?」
🦑「…ない」
キラキラと効果音がなりそうな程のドヤ顔。
🐤「普通そこでドヤ顔する?」
そうやってこれからのことを考えながら、昔のことも懐かしんで冗談を言い合って笑い合う。
そんなある日、ほとんど使ってなかった2階の部屋に3号が「探し物」と言って向かっていった。
🐤(…探し物?)
(🦑side)
🦑(……いやぁ、…疲れたなぁ…色々と)
俺は二階の窓の方へ手を伸ばして鍵を開ける。
この部屋の扉も閉めた、鍵も閉めた。
🦑「…あー、先にいくわ」
「ごめんな、りりちよ」
手をかけて窓を開けた。
一気に部屋中にすぐ凍ってしまいそうなほど寒い空気が蔓延する。
その空気を吸い込んだ俺は咳き込んで床に座り込む。 ドアに背をついて。
一気に体温が奪われていく感覚。
寒い。手の感覚がもう無くなった。
扉の外からりりちよが駆けつけてくる音が聞こえる。
🐤「3号!大丈夫!?」
🦑「だ、だいじょうぶ……」
呂律が回らなくなってきている。
喋り方がぎこちなくなっていることが自分でもわかる。
🐤「その喋り方どうした!?てかそこの部屋からめっちゃ寒い空気来るんだけど!」
「3号お前何した!開けろ!」
りりちよがドアノブをガチャガチャと回すが開かない。鍵をかけたから。
寒いとは言えない。心配をかけたくない。
口が回らない。
反応が遅いのに気づいて、りりちよが口を開く。
🐤「まさかお前窓…!!」
「開けろ!3号…!!!」
🦑「りりちよ…」
「おれ、……もううでのかんかくが…」
🐤「頼むから…!死ぬな!! お前が死んだら誰と話せばいいんだ俺は…!!」
「世界が戻るまでこれからの話とか、昔の話とかして笑って過ごすって決めただろ…!なのにお前はなんで…っ」
りりちよの声が震えている。
🦑(ああ、こんなに大事に思ってくれてたのか。)
そんな場違いな考えが浮かんだ。
涙が一粒零れたが、頬に張り付いて凍った。
視界が霞む。
🦑「…ごめ…りりちよ、……」
🐤「お願いだから…置いていくな…!!」
「お前は悪くない、だから…!」
🦑「……もし、おれ…しんでさ」
「さみしく…なったら、あとおい……しとけ、かってに…」
笑かせようとして、笑えないことしかいえなかった。
🐤「勝手に、って……お前なぁ…!!」
扉の向こうから鼻をすすっているのが分かる。
聞く限りガチ泣きしている。
🦑(意識が遠のく……)
🐤「…おい、3号?」
「…返事して」
「……3号?」
その時、自分の意識が無くなったと同時に停電が起きる。…ここたまに落ちんだよな、ブレーカー。
……いや、そういう類の停電ではない。電気が寒さに耐えれず止まったのだ。
🐤「……あ」
「…電気止まった」
コメント
1件
いや、読んでて胸が詰まりました……。凍てつく世界で二人だけのぬくもりを紡ぐ日常と、3号の静かな決意。りりちよが「置いていくな」と叫ぶシーン、本当に切なかったです。冗談めかした「好き」のやりとりが、最後の「ごめん」でこんなにも違う意味に変わるんですね。まだ2話、この先どうなるのか気になりすぎます。