{この作品は本人様と一切関係ございません。
ぷ 「」
あ『』
ノベル下手くそですが良かったらお読みください!}↓
〈ぷりside〉
いつからだろうか
向日葵のような笑顔の君が
太陽みたいな存在の君が
ふわりと揺れる君の髪が
俺に語りかけてくれる君が
君の全部が 好き
なんて思うようになったのは
きっと、出会った時から恋しちゃダメだって分かってた
お互いに、恋仲になんかならずに
ただ笑いあえたら幸せだって思ってた。
それでも、少し距離を縮めたかった
「あっきぃのことが好き。」
気づいた時にはそう口から零れ出ていた。
「ごめん、忘れて!」そう言おうと思い、君を見た
その時に、はにかむような笑顔で
『俺も、ぷーのすけのことが好き。』
そう言っている君が見えた
夢かと思った
「ほ、ほんまに…?」『もちろん!』
「俺、恋愛的な意味で好きなんよ…?」『俺も俺も!恋愛の意味でぷーのすけの事好き!』
「あ、あ゛っきぃ…!涙」『わっ!?ぷーのすけw泣きすぎだよぉww』
本当に幸せだった
でも、いつかはきっと別れなければならない。
ならばきっと
〔 最 高 に 幸 せ 〕なタイミングで… ♡
[1年後]
……そろそろ言うか。
「あっきぃ!」『?どしたの〜?ぷーのすけ』
「俺ら付き合ってから1年経つやんか」『そうだね〜!』
「だから…そろそろ一緒に住まん…?」『!!✨住みたい住みたい!✨』
よし…これで、、
「…!よかったぁ… これで断られたらどうしようかと…」『も〜!断るわけないでしょw』
『一緒に住むのはいいけど、どこに住もっか?』「あ〜、それならいいとこ見つけてん!ここなんやけど…」
『準備万端だね?w うわ!ほんとにいい所〜!さっすがぷーのすけ!』
本当に嬉しそうな君を見て 少し心が苦しくなる
けれど、きっと 君も分かってるんでしょ?
いつかは別れなきゃいけないんだって
[半年後]
今日こそ、あれを渡そう。
そうしたらきっと……
きっと…!
『あ、ぷーのすけ!』
ニコッと笑いかけてくる
幸せそうな君を見て
少し心が苦しくなった
俺だって、出来るならこのままずっと一緒に暮らしたい
ねぇ、あっきぃ。
花は水をあげないと萎れるでしょ
だからさ、明日でもう 水やりはおしまいにしたいんだ
「…あっきぃ。」 『なになに〜?』
「ほら、日本って同性婚出来ないやろ?」『?うん そうだね。』
「出来ないけど、これ!」『…!これって……!』
「そう、指輪や!」『え!?い、いいの…?』
「なにがなにが〜?」『だって…結婚する訳でもないのに……』
「ええのええの!結婚しとるみたいでええやろ?」『…それもそうだね。 ありがたく貰っとく!』
『えへへ…ほんとにぷーのすけと結婚したみたいでいいなぁ…//』「ほんまになぁ…」
『俺今、最高に幸せ!!』「!」
その言葉に、普通は「俺もだよ」 って返してあげたい
だけど、その時俺が話した言葉は…
「…よかった。」
[翌日]
今日が決行日
別れを告げた時 君はどんな反応をするのだろうか
きっと、あっきぃはやさしいから 笑って見送ってくれるかな。
そんなことを考えながら外に出ようとした
『ん〜、お腹すいたぁ…ってあれ、ぷーのすけどこか出かけるの?そろそろ夜ご飯作るけど…』
君が起きてきた
自分がやろうとしたことなのに 結末を知っているから
今にも泣き出しそうだった 涙を堪えて笑顔で
「うん、ちょっと花屋に。」『花屋に…?行ってらっしゃい…?』
「行ってきます」そう言い残して扉を閉めた
───────
<あきside>
最近、ぷーのすけの様子がおかしい
いつもならきっとこう返してくれる様なことが 違ってて
なんだか俺と気まずそうにしている。
なんだか、何かを企んでる様な……
もしかしたら、そろそろクリスマスだしその準備とか!?
もしそうだったら一緒に準備したかったな〜!
…って、ぷーのすけなら一緒に準備しよ!って言うしないよね〜w
俺の考えすぎかな〜!!
……もしかしたら、別れよう なんて言われるかも
…なんて、なかったらいいな。
<ぷりside〉
今日はクリスマス。
聖なる夜 なんて言われてる日に別れる
まるで何かの小説みたいな展開。
なんて考えながら花屋へ足を運ぶ
降る雪は、とても綺麗で なんでか、君の姿が見えてくる。
そうして、君のことを思い出すと寒さや、寂しさが無くなって暖かくなる
でもきっと、それも今日までで
思い出すことや、思い出されるがなくなるのかな。と思うと
自分で企てた事なのになんだか寂しくて、寒くなる
そうこうしているともう花屋で
花屋にある花は 当たり前に綺麗で
心做しか、俺の事を祝福しているような感じがした
「すみません、薔薇の花を…」
何本ですか って聞かれて
俺は少し、ドラマチックに別れを告げたくて
きっと君は気づかないんだろうなって思いながら答えた
「 」
───────
薔薇の花束を持ちながら、自分の足跡を辿って自分の家へ帰ろうとする。
君の所へ近づけば近づくほど
距離が遠くなると考えれば考えるほど
寒さと、寂しさが込み上げてくる。
今日で最後 なんて考えたくもないくらいだ。
「俺らって絶対赤い糸で結ばれてるよな!」なんて会話も
もう出来なくなってしまうのが少し怖かった
やめたくても、もうやめられなくて
取り返しがつかなくて
ずっと君の元にいたいくらい。
もし、出会った形が違かったら
こんなことしなくてもよかったのかな。
そんなことを考えて、扉を開ける
当たり前に、家の中には君がいて 何故か少し安心した
玄関に君が来た
『おかえり〜!ぷーのす…け…』
俺の持ってる物に気がついたみたいだ。
驚いた目をしつつ、少し嬉しそうな君を見て
もう、辞めたいな なんて考えていた
『その花束、どうしたの…?』
君が聞いてきた
「あっきぃ。 別れよう。」そう言うだけなのに
どうしても辛くてなかなか言い出せなかった。
もう君の瞳に俺が映ることはないのかな とか
色々思った。
正直、今からでも辞めることだって出来る。
でもきっと、言い出すなら今しかない
後戻りはもう出来ない。
「なぁ、あっきぃ。」『どったの〜?』
言ってしまった。
今からでも謝りたい。そんな気持ちをグッと堪えて君の返事を待った。
君は優しいから、きっと 我慢しちゃうんだろうな
『…ごめんね、理由だけ聞いてもいいかな。』
「…きっと、あっきぃも分かってたと思う。
俺らって…ほんとはこんな仲になっちゃいけなかった。」
「でも、俺が もうちょっと距離を縮めたくなっちゃったから…こうなっちゃった。」
『うん、それで…?』
「このままだと、きっとあっきぃにも迷惑がかかっちゃうから、別れたい。」
『…そっか。』
後ろのリビングの光や、玄関の電気で
君が照らされてるように見えるはずなのになんでだろう
水やりをし忘れた向日葵のように、君が萎れて見えた。
どこか、寂しく見えた。
『ぷーのすけがそうしたいんだもんね、だったら俺はなんも言わないよ。』
「 そんな事言わないで 嘘やから ドッキリやから! 」
…なんて言えたらどれだけ楽なのだろう。
「…あっきぃ、これ…最後のプレゼント。」
『…ありがとう、”ぷりちゃん。”』
普通の、いつもの呼び方のはずなのに
少し昔を感じて 寂しさが増してくる
「…それじゃあ、またいつか。あっきぃ。」
そう言い残して去ろうとして
君の顔を見た
目から、光った何かが見えた。
それが何か なんて分かってる。でも知りたくはない。
俺も今、それが零れでそうだから。
振り返る資格も 謝る資格も俺にはないのだろう。
でも、 くらいなら……。
<あきside>
『よーし!できたー!』
クリスマスだからと少し張り切った料理
恋人が出かけているから、帰ってくるまで待とうと思う
『ぷーのすけ喜んでくれるかなぁ…』
そんなことを考えながら 恋人を待つ
(ガチャ)
扉が開く音がした。
玄関に迎えに行こう!と思い玄関に行った
「おかえり〜!ぷーのす…け…」
そこには、薔薇の花束を持った恋人がいた
驚いたけど、もしかしたら俺へのプレゼントかも!?なんて期待した
『その花束、どうしたの…?』気になったので、素直に聞いてみる
恋人は少し悩んで、苦しそうな顔をしていた
少し経って 恋人が覚悟を決めたような顔をして話し始めた
「なぁ、あっきぃ。」『どったの〜?』
突然君から告げられた言葉は 俺には重すぎて
処理に時間がかかった
悲しい気持ちはあるが、気になったので聞いてみた
『…ごめんね、理由だけ聞いてもいいかな。』
「…きっと、あっきぃも分かってたと思う。」
恋人が話し始める
正直、処理し切れてはいないからあまり内容が入ってこない。
でも、ぷーのすけも苦しくて、辛いってことは分かる。
「このままだと、きっとあっきぃにも迷惑がかかっちゃうから、別れたい。」
話し終えた恋人は、やはりどこか寂しくて辛い目をしていた。
本当に、別れたくて別れたって訳じゃないくらいに辛そうだった
俺はつい、こう答えた『ぷーのすけがそうしたいんだもんね、だったら俺はなんも言わないよ。』
『 嘘 本当は寂しい! いなくならないでほしい!』って言えたら
少しは楽だったのかな
「…あっきぃ、これ 最後のプレゼント」
君が花束を渡してくれた 薔薇の本数に意味があるってことを聞いたことがあるから 意味が分かりたくはあるけれど、俺はそんな知識がなかった。
後で調べようとも思えないくらいに辛かった。
実際 俺へのプレゼントなはずなのに
なんでこんなにも意味が違うと分かると悲しくなるのだろうか
『…ありがとう、ぷりちゃん。』
ねぇ、ぷーのすけ。こうやって呼んだら 昔の俺らに戻りたいよって気持ち 伝わったりしないかな?
…なんて、絶対無理なんだろうな。
「…それじゃあ、またいつか。あっきぃ。」
またいつか…か。
また、会えるのかなぁ…。
なんて考えて リビングに戻ると
ぷりちゃんの為に用意した料理があって
食べ切れるかなという感情と共に また、一緒にご飯食べられる日が来るのかな と思う
あの時、引き止めればよかった なんて何回も思った。
せめて振り返ってほしかったな。なんて思いながら、口にご飯を運んだ
<ぷりside>
…なぁ、あっきぃ。
クリスマスの…聖なる夜に こんな事が起きて
どんな気持ち?
苦しくて、辛くて
忘れたくても忘れられない
そんなクリスマスになった?
…もし、そうならいいな
だって、そうしたら
𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒
──────────
主のしづきです。
薔薇の花束の本数についてですが
ご想像にお任せいたします
タイトルにあるので10〜19本なのは確定です
ぜひ、調べて考察してみてください!
ちなみに4500文字以上いってます!読むのお疲れ様でした…
途中からもうどう締めようか迷ってました。まずい。
ということでここまでお読みいただきありがとうございました!それでは〜!
コメント
7件
意味調べてみましたー!! 10あなたは全てが完璧 11最愛 宝物 12私と付き合ってください 13永遠の友情 14誇りに思います 15ごめんなさい 16不安な愛 17絶望的な愛 18誠実 19忍耐と期待 19本とか…?好きな人に別れを告げるつらさ、苦しさがあるが、ここで別れを告げると、忘れたくても忘れられないようなクリスマスになるかも、一生記憶の中にいれるかもって期待を持ってるみたいな…!
わぁぁぁ!!どタイプすぎてやばいですありがとうございます(՞߹ – ߹՞)