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山富士門跡は、幻覚寺の奥の門跡の部屋を使う事になった。
(ここかあ、亜漕さんが言ってた『多少広いけど墓地が見えすぎる』って言ってた。)以前の門跡は亜漕が修行時代に、よくこの部屋で餅を焼いていた。
亜漕の亭主だった、坊さんの金隠氏は「まあ代々、門跡はこの部屋で過ごしてますよ。私は亜漕と結婚したけど、この部屋は彼女が書斎として使用してたから、あたしは何が有るかわからない。好きにお使いなさい。」と言い残し、幻覚寺を去った。
今、この寺は、山富士女史とフルタ女史の2人となった。フルタは同僚でもあったので、あまり下働きだけをさせる事もできない。
座り机の引き出しを開けて見た。寺の帳簿が入っていた。
その毎月の数字を見て、山富士は驚愕した。寺は自転車操業だったのである。そして随分昔のメモが一束になっていた。「◯月☓日。千手観音像 50万 」「◯月☓日。東南アジア製、純金寝釈迦像。300万」まだまだ有る。
(なにこれ…ひょっとしたら、お蔵の宝物庫の中身を売ってたって事?)(でもこれって亜漕さんの下手クソな文字じゃ無い…。じゃあ玄関でアタマ打ったっていう門跡の…)
彼女はこの寺の住人の宿命で有る、金策に奔走せねばならなくなった。
月城 蓮桜音
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水羽
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コメント
1件
うわっ、今回のエピソード、めっちゃ重い展開きたね…! 山富士さんが門跡の部屋使うことになったかと思ったら、帳簿見て驚愕するところ、すごくドキドキしたよ。亜漕さんの文字じゃないってことは、もしかして代々の門跡が宝物庫の中身をこっそり売ってたってこと? 寺の自転車操業もヤバいけど、過去の売却記録がめっちゃ気になる…。金策に奔走する山富士さん、どうなっちゃうんだろう😥 続きがすごく気になるよ!