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fwak
それからさらに半年が過ぎ、今は体育祭が行われていた
俺はリレーを走ることになっており、いまちょうどまわってくる番だ
『…い”ッ!!』
突然足に激痛が走った
[w負け確だな]
『は、ちょっ…!』
時間なんて与えてくれず、バトンがまわってきた
【あきな!ラスト!】
いたい、足がいたい、でも代わりなんていない、せっかくのリレーが、俺のせいで負ける…せっかくみんなが繋いでくれたのに、せっかく、一位で繋いでくれたのに…こんなの…
『…ッナイスラン!』
俺はそのバトンを受け取り走り出した
今自分がだせる最大限の早さで…
ゴールテープを切った瞬間俺は地面に転がった
【あきな!大丈夫か!? 】
『へーき…ちょっと足捻ったっぽい…保健室いってくる』
【え、保健…】
後ろからなんかいってたけど、そんな声も書き消されるくらい痛かった
『失礼しまーす…』
誰もいない保健室に俺の声はよく響く
え、先生は?
嘘、いない?
「だれ」
『うわッ!?びっくりしたぁ…不破くんか…』
「先生はいない」
『え』
「…体育祭だし、外にいる」
『あ、』
そーじゃん、なんで気づかなかったんだ俺…
早くここをでないと、不破くんの邪魔をするわけにもいかないし、それに…Aにあまり関わるなっていわれてるし…
『教えてくれてありがと、じゃまた』
また戻んないと行けないの…?
きついって…
「… 」
やばい、ふらふらする…足が…
『…ッ』(フラッ
「!あッぶな!?」(ガシッ
『あ、ごめん、不破くん…すぐいくから…』
「そんな状態で歩けるわけないじゃん…無理しないでよ 」
「…テーピングぐらいならできるしさ、座って」
不破くんに支えてもらいながら座らしてもらった
不破くんは慣れたようにテーピングを巻いてくれる
『…ごめん』
「なんであやまんの?」
『いや、邪魔しちゃったし…テーピングまでしてもらっちゃって…』
「…そういう気遣いみたいなの要らないから」
彼の予想外の返事に俺は驚く、と、同時に
『…ふw』
「なんか面白いこといった?」
『いや、なんもない!』
気遣い要らないって、見た目からすごいし、最初はだれもが気を遣いそうなのに
『…不破くんってもしかして以外と優しい?』
彼を少しいじりたくなった
少しでも、彼のことを知りたくて、
「…人を刺してても?」
『え?』
「それでも、優しいって言えるの? 」
『でも…ッ!!』
「そういうさ、物事をいいようにもっていこうとすんなって」
『あ…ッ』
不破くんは俺をベットの上に押し倒し声を荒げた
「おまえは俺のことを知らないからいえるんだ!お前さ最初は馬鹿みたいに近づいてこなかったよな!他の奴らと一緒みたいに!噂を聞いた瞬間離れていって!」
「あの日の挨拶なんだったんだよ!そういうことすんなよ!あのあと友達にいわれてからすぐやめたもんな!」
『違ッ…』
「違う?なにが?そういう脳内お花畑みたいなやつにわかってもらう気なんてねぇんだよ!」
『…ぁ』
『ごめん、ごめんね…』
「ッ、あ」
『俺、戻んないと…』
ここにいたら泣いてしまいそうで、本当に泣きたいのは不破くんの方なのかもしれないのに…
『じゃ…』
ガタンッ!!!!
『え…?不破くん!』
「ガハッ…ゲホッオエッ!!!!!!!!!!」
『不破くん!大丈夫!?』
苦しそうで、いつもの彼とは思えないくらい…
『せ、先生呼んでくるから!だからまってて…ッ!』
ガシッ!!
「まって…いかないで…一人にしないで…」
『でも…』
「お願い…お願いだから…一人はやだ…」
こんな状態の彼を、一人になんてしておけない
『…わかった、そばにいるよ』
彼の気持ちが少しでも安らげばと思い、彼を抱き締めて背中をさすった
「ハーッ、はッ…」
いつも凍りついたような瞳や声、彼を冷たい人、と、世間は言うのかもしれない
それなのに、彼の体は暖かくて、本当に…
『…俺がそばにいるから大丈夫』
「…ッ」
しばらくたったころ…
『…不破くん?』
「…」
『ふ、不破くん!?死んで…ないよね…』
「…ん」(スーッ、スーッ…
『え?寝た? 』
不破くんは俺の腕の中で眠ってしまった…
『…ベットに寝かせるか…』
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