お「えっと…つまり」
本部に帰ってきたニグさんとななしゃんが言う
ニ「凸さんは誘拐された…としか考えられないんです」
べ「でも、凸さんに限って有り得ないんじゃ…」
皆がそういう反応をする
し「判りませんよ」
しぇいどさんが口を挟む
し「暗殺業って言うのは恨みを買うものです。もしかしたら、凸さんより強い、復讐したい者が居たのかもしれませんし」
皆が静かになる
さ「流石…この道十年のベテランが言うと違う…」
し「さもさんも十年ですよね??」
少し笑いが起こる
と言えど、状況は変わらない。
凸さんが何処にいるか、何も情報がないのだ。
べ「…もしかしてさぁ。」
べるさんがふと、言いかける
べ「其処のスマホに情報に残してたりとかしないかなぁ?」
皆が顔を見合わせる
あ「確かに…」
お「全然あり得るのだ…」
さ「じゃあ、早速調べてみようか」
と、言っても…
な「パスワードがねぇ…」
ニ「うたいさん、何とかなりません?」
う「やってみるけど…凸さんは結構ガード固いからなぁ…」
そう言いながらもパソコンをカタカタと進めてくれている
お「先輩だから何か残してくれていると良いのだが…」
ニ「というか、私達結構凸さんに信頼置いてますねw」
うたいさんが応答する
う「そりゃあ、そうだよ。”あの凸さん”だよ?」
勿論、皆が頷く
カチッ!
う「よし…多分、いけた」
あ「うたいさん、ナイス!」
お「やっぱり、一家に一台うたいさんは持っておくべきなのだ!」
その画面を見ると_
な「…b@/y g@b4q@‥?」
し「全く判りませんね…」
ニ「うーん…何かの文字列…」
パンッと、おどろくさんが手を叩く
お「じゃあ、この暗号を解読するのだ!任務もやりながら!」
べ「りょーかい!」
し「判りましたよ」
皆が散っていく
う「皆のスマホに文字列を送っておくから」
な「うたいさんも気が効くね〜」
その時_
ピコン
凸さんのスマホに何か通知が来る
う「通知…?」
そのメールを開けると
「元気にしてるかな」
この言葉だけだった
う「凸さん宛…なのか?」
でも、このスマホは業務用だ。
個人のスマホでは無い。
う「…誰が送った‥のか」
取り敢えず、そのメールを重要なフォルダに入れてスマホを置いて置いた
カチッ
?「いいのか。返信は無いぞ」
?「当然だ。俺のスマホなんだからな」
相手は椅子に腰掛ける
?「相手も流石ハッカーという訳か…侮れんな」
その何処までも吸い込まれそうな瞳が此方を向く
?「話しては…くれないか」
?「俺が仲間を簡単に売るように思えるか?」
キッ、と相手を睨む
?「…手荒な真似はしたくない。早く話す事だな」
”オークションに売られたくなければな”
その言葉にヒュッ、と息を詰まらせる
色んな記憶が呼び起こされる
?「図星だったな」
?「煩い」
相手を睨みつける
?「…では、一つ教えてあげようか」
相手は俺の顎をクイッとあげ、耳元で囁かれる
?「また、あの惨めな生活に戻りたいか」
その言葉に首に冷や汗が流れる
?「…戻りたくないんだったら、さっさと話す事だな」
そう言いながら、何処かへ行く
?「そうだろう?…
”ODMNの門番_凸もり”
凸「そうかよ…」
…この話人気ない?
コメント
6件
凸さんやっぱり誘拐か… ってか門番なのかよ! これも面白い作品に、成りそうな予感 いいね1000おめでとうございます!
いえ、こちらこそ!尊い作品をありがとうございます!
そんなことありません!素敵な作品です!頑張って下さい!