テラーノベル
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桃ーside
夕日が差し込み、体に照りつける。空は暗く、奥の空だけ、少し白色だった。
桃「せんせぃッ!俺って授業受けてないよねッ!!」
時計を少し見つめ、焦った口調で聞く。
先生「だって寝るっていったのらんさんじゃん!」
桃「それはそうだけど…」
「少しくらい起こしてよ!」
瑞「ふふッ、w 」
少しの他愛ない会話に、義弟が少し笑う。生徒が門を通り過ぎ、それぞれの友達と帰り道を進んでいく。そろそろ帰ろうとバッグを持ち、ドアに向かう。
先生「らんさん、こさめさんと一緒に帰ってくれない、?」
それは重々承知の上だったし、それから逃げようとしている自分もいた。でも、それ以上に「こさめ」と言う名前に心が動いた。ぴったりの、その為の、名前だと思った。透き通っている声に、綺麗な顔。色が見えたらどんなに、何百倍綺麗だっただろう。そう考えるだけで自分を恨んでしまう。
先生「どうせなら手でも繋いでいったら、?」
先生が冗談げに口を挟む。仲良くもないのにしたくないだろうと、少し顔を背ける。
瑞「ん、」
こさめさんが手を広げ自分の方に突き出す。なんの意味か分からない自分はそこで止まるしかなかった。
瑞「だ‐か‐ら!!」
「手つなごっていってんの!」
そう言ったのも一瞬で、手を掴まれて、昇降口まで二人で歩いていた。靴を手に取り、中に入れられた塵を落とす。靴を履くと、こさめさんが待っていた。寒い北風が吹くなかで、一つの音色が響いた。
瑞「こさめにらんくんのこともっとおしえてよ、」
手の握る力がどんどん強くなっていき、言葉に掛けられた勇気に涙がでそうになる。少し堪えて話し始めた。
桃「一年生の頃、何故か、桜が大好きで、ずっと桜の髪留めをしてたんです。」
「でも、「男だから気持ち悪い」とか、「分かんないのに着けんな」とか沢山言われたんです。」
話をしていく内にどんどん震えていく体。顔をちゃんと見つめて、会釈してくれるのが一番の救いだった。
瑞「そ‐だったんだね、」
暖かく、ゆるい口調で肯定してくれる。
桃「でッも、勉強だけは分かんなくてもできたから、がんばってたの、」
「そしたらッ、お母さんとかが、「できる子」って言って、その考えがついちゃってッ、その線に多分合わせてたんだなッ、ておもってる、」
息がどんどん詰まっていく。
桃「ほしぃものとかッ、何もいえなくてッ、ずっと独りだったとおもぅッ」、
少し足のスピードを遅めに、自分を話した。
桃「だッ、だからッッ!」
「はッ″はッ″」
息ができなくて、しゃがみ込む、
桃「まッ″、まッ″てッ、」
瑞「うん、うん。大丈夫だよ。」
目の前がぼやけていく。
桃「くッ、くす″りッ、と″ッて」
瑞「ん、これ、?」
兎の形をしたポーチをひらひらと手に持つこさめ。
桃「ぅ゙ん、」
瑞「持てないと思うから口開けて。」
言われた通りに口を開けると少しの水と薬をくれた。
桃「か″はッ、は‐″ッ、はッ″」
瑞「落ち着いて、大丈夫だよ」
静かに背中を擦ってくれて、息が整ってくる。
桃「ね、こさめ、?」
足を持ち上げ、またゆっくりと歩き出す。まだ少し荒い息で訪ねる。
桃「おれね、前怒ってるときは赤色で、愛してるときは桃色、悲しいときは青色、楽しいときは橙色だってッ!お母さんがいってたのッ、!」
「いま、こさめからみて俺の色ってなにいろ?、」
涙で滲む視界と、偽り笑いで誤魔化す。わざわざ聞かなくても分かっていただろう。自分が会った人のなかで全員が赤色だったから。
瑞「そりゃね‐、!」
「桃色でしょ、!」
気づけば自分の体は暖かい温もりで抱き締められていた。
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は‐ぃ!きります‐!
次は瑞彡sideです、!
一旦ここらへんで桃瑞編おわりかも、?!
お楽しみに‐!引き続き、はーとや、コメントおねがいします、!!
てか誤字、脱字あったらおしえてね!、ぜったい
ばいばい!
コメント
8件
すまんだれか気を紛らわすものを…

ごめん。ハンカチくれる?